ゴールデンベル(ベルコ)/裏モノ連チャン機編-9-【4号機】(パチスロ連チャン機烈伝 第9回)
■トイレで喜んだ殺人告知ベルコ「ゴールデンベル」裏モノ狂騒記
はじめにベルコというメーカーの原点
今でこそスーパービンゴシリーズで全国のホールに定着したベルコという会社は、4号機時代においては「海のものとも山のものとも分からない怪しいメーカー」だった。どこから来たのか、どんな台を作るのか、業界内での評価もまだ定まっていない段階で登場したのがゴールデンベルだ。
ところがその台が、プレイヤーの想像を軽々と超えてきた。
突然の殺人告知。かなり楽しめるゲーム性。想像以上の完成度海のものとも山のものとも分からないメーカーが、いきなり「面白い台」を作ってしまったのだ。この驚きは、当時の裏物愛好家にとって特別な体験だった。無名メーカーの台がいきなり発狂台にカスタマイズされているという状況は、ある意味でこのシリーズが追いかけてきた裏物文化の本質を体現している。
ゴールデンベルとの出会いを語ることは、ベルコというメーカーの原点を語ることでもある。
パチスロ連チャン機烈伝 第9回 ゴールデンベル(ベルコ)/裏モノ連チャン機編-9-【4号機】
※ 2026年05月02日13時33分
■殺人告知という文化ゴールデンベルが継承したもの
「殺人告知」というパチスロ用語は、このシリーズで何度か登場してきた。電撃あらっ太郎の章でも詳しく触れたが、ゴールデンベルの殺人告知はまた別の個性を持っていた。
「ぷりぷり~ん」この擬音語がすべてを表している。
金属的な鋭さを持つ電撃あらっ太郎の告知音とは異なり、ゴールデンベルの告知音はどこかコミカルで、しかし強烈なインパクトを持っていた。一度聞いたら脳に焼き付いて離れない類の音だ。「ぷりぷり~ん」という告知が入った瞬間、周囲の空気が変わる。その音が遠くまで響き渡るほどの音量だったことも、この告知の「殺人」たる所以だ。
「この告知おもしれ~」という第一印象は、一発で心を掴まれた感覚の正直な表現だ。パチスロの告知演出において、プレイヤーを驚かせ・笑わせ・興奮させるという三つの要素を同時に満たすことは難しい。ゴールデンベルの「ぷりぷり~ん」は、その三要素をコミカルな一音の中に詰め込んでいた。さらに告知の後にビッグかレギュラーかを示す演出が入る設計も好印象だった。単に「当たった」ことを知らせるだけでなく、その後の展開に対する期待を段階的に高める演出の流れは、ゲームデザインとしての完成度を感じさせる。裏モノに化けた後にこの演出が連打されるとなれば、それを嫌いになれる人間がいるはずもなかった。この殺人告知の系譜は、後のゴールデンゼット辺りの台に継承されていたと考えている。他メーカーの新台がゴールデンという名を冠した機種に殺人告知を搭載したのは、ゴールデンベルから影響を受けたからではなかろうか?と推測する。「この衝撃先告知演出こそが、完全告知台における最大の武器だ」という意志が、後継機の設計に反映された可能性はある。
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パチスロの往年の名機を機種毎に、思い出と共に語り尽くすノスタルジックなコラムを全話お楽しみ頂けます。現在は裏モノ連チャン機編を随時執筆中で…
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