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答え合わせの朝です。Googleが実際に出してきたもの、全部チェックする――Google I/O 2026 アンサー編(予測記事の採点をします)


こんにちは黒パグです🐾
昨日「明日の午前2時、Googleが何を出すのか、全部予想する」っていう記事を書きました。リークと予測をかき集めて、8項目くらい山を張った、あれです。
で、宣言通り、私は午前2時に寝てました。
朝3時に起きて、公式を読みました
……結論から言うと、当たったところと、外したところと、「そう来たか」が、きれいに三等分でした。言い訳せずに採点します。自分の予測記事を、自分で添削する朝です。なかなか屈辱的だけど、やります。


🎬 まず、全体像。今年のI/Oは何だったのか

基調講演、Sundar Pichaiは登壇の冒頭で「Geminiは今や月間9.7兆トークンを処理してる」みたいな数字を出してきました(基調講演での発言として各社が引用)。要するに「もうみんな使ってるよね」という前提でスタート。
で、出てきたものを並べると――新モデル「Gemini 3.5」、動画の「Gemini Omni」、24時間エージェント「Gemini Spark」、検索の大刷新、スマートグラス、Googlebook。
昨日の私の記事で「今年のテーマは"Geminiをありとあらゆる画面に流し込む"」って書いたんですが、これは……まあ、当たってました。そこは威張らせてください。Geminiが脳で、スマホ・PC・メガネが手足、っていう構図はその通りだった。
ただ、細部はけっこう外してます。ひとつずついきます。


① Gemini Omni ―― 予測「真のオムニ」|結果【△、でも惜しい】

昨日の私はOmniについて、3つの説を並べました。「ただのVeoの名前替え」「動画専用の新モデル」「テキストも画像も動画も全部やる真のオムニ」。そして「3番目に賭けたい」と書いた。
実際は……3番目寄りでした。でも、ちょっと違う。
Googleの説明だと、Omniは「画像・音声・動画・テキスト、どんな入力でも受けて、現実の知識に基づいた動画を出力する」新シリーズ。その最初のモデルから順次展開、と。各社報道では最初のモデルを「Omni Flash」と呼んでいますが、型番の正式な確定情報は私が読んだ範囲ではまだクリアになっていないので、ここでは「Omniシリーズの最初のモデル」とだけ書いておきます。
つまり「あらゆる入力を飲み込む」という意味では確かにオムニ(=全部)なんだけど、「あらゆる出力を出す」モデルではなくて、出口は今のところ動画。入力は全部、出力は動画。私が想像してた「画像も動画もテキストも自在に出す万能モデル」とはちょっと違う形でした。
なので、これは△。「真のオムニ革命」とまでは言えないけど、「ただのVeo名前替え」でもなかった。中間着地。名前を完全に当ててたのと、「Veoの名前替えではない」という読みが合ってたぶんは、自分を褒めます。
ちなみに昨日書いた「動画2本で使用枠86%」の重さの話。これは結局リーク段階のままで、正式な課金体系の細かい数字までは基調講演では深掘りされませんでした。重いのは重いんでしょう。


② 次のGeminiモデル ―― 予測「4.0か3.5か3.2か」|結果【3.5でした】

昨日の私は「名前がまだ全然わからない」「4.0説も3.5説も3.2説もある」と書いて、明言を避けました。逃げました。
答えは「Gemini 3.5」。
しかも刻み方が細かくて、まず即日展開されたのが「Gemini 3.5 Flash」。上位の「Gemini 3.5 Pro」は来月から、とのこと。Googleいわく3.5 Flashは、前世代の3.1 Proをコーディング・エージェント・マルチモーダルのベンチマークで上回りつつ、Flashシリーズらしく高速、と。
「Gemini 4」じゃなかった。3.5で刻んできた。
ここ、正直に言うと、私の昨日の記事は「明言しなかった」ことで結果的に大外しは回避してます。でも逆に言うと、当ててもいない。山を張らずに保険をかけた回答なので、点数はあげません。引き分け。テストで「A〜Cのどれか」って書いて部分点もらおうとする小学生のムーブでした。反省。

③ Gemini Spark ―― 予測「常駐エージェント」|結果【◎、当たり】

これは胸を張れる。昨日の私、こう書いてます。
「Gemini Spark」っていう、ユーザーの代わりに勝手にタスクをこなしてくれる常駐エージェントの噂が強い。メールの整理とか、会議の下準備とか。
で、実際に出てきたのが、まさにそれ。「Gemini Spark」という名前で、24時間動く個人用AIエージェント。
しかも「あなたのノートPCを閉じてても、バックグラウンドのGoogle Cloud上で動き続ける」仕様。基調講演のデモでは、スケジュール調整から各種申請、カレンダー連携までを含む「ブロックパーティー(町内会の催し)の企画」を丸ごとSparkにやらせてました。中身は「Gemini 3.5 Flash」+「Antigravity」っていう開発ハーネスの組み合わせ。
名前もコンセプトも機能も、当たり。◎です。リーク段階で「Spark」という名前がそのまま製品名になって出てきた。今回の予測でいちばん気持ちよかったところ。
④ Teamfood(長期記憶) ―― 予測「長期記憶機能が来る」|結果【△、名前は消えた】

昨日「Teamfoodっていうコード名の長期記憶機能もリークされてる」と書きました。
結論、「Teamfood」という名前での単独発表は、ありませんでした。
ただ、機能そのものが消えたわけではなくて。Sparkがあなたのデジタル生活全体を把握して動く以上、Gmailやカレンダーを横断して文脈を覚えておく仕組みは当然必要で、それはSparkの中に溶けてる、と見るのが自然です。
なので「機能は生きたが、名前は消えた」。コードネームというのは往々にしてそういう運命をたどります。Teamfoodは、Sparkに吸収されて成仏しました。これは△。


⑤ Android 17 "Cinnamon Bun" ―― 予測「機能はだいたい想像通り」|結果【◎、ほぼ当たり】

Android 17まわりは、そもそも5月12日の「Android Show」で先に発表されてた部分が多くて、I/O本番ではその続き、という感じでした。
昨日の記事で「大画面対応の義務化が、後のノートPCの話と直結する」と書いた読みは、Googlebookの話とちゃんとつながったので、構図としては当たり。
ひとつ補足を入れておくと、デザイン言語の名前について。私は昨日「Material 3 Expressive」と書きましたが、これは事前の通称で、最終的な呼称まわりは現地報道でも表記が揺れています。正式名称の確定情報は、私が読んだ範囲ではまだクリアになっていません。なので「機能は当たり、デザイン名は要確認」としておきます。曖昧なまま断言しないでおきます。これも昨日の反省を活かして。
⑥ Googlebook / Aluminium OS ―― 予測「5社・今秋」|結果【◎、当たり】

ここは昨日の時点でほぼ答えが出てたので、当てたというより「すでに知ってた」に近いです。
ChromeOSとAndroidを統合した新カテゴリ「Googlebook」。OEMはAcer・ASUS・Dell・HP・Lenovoの5社(5社の具体名はAndroid Show英語版発表より)。今秋発売。基調講演でも、Googlebookを「まったく新しいカテゴリ」として打ち出し、Chromebookからそちらへ移っていく方向が改めて示されました。Googleは「Chromebookを廃止する」とまでは言っていなくて、あくまで「新カテゴリへの移行」という言い方。
「Aluminium OS」はあくまで開発コード名で、正式なOSブランド名はまだ。これも昨日書いた通り。
なので⑥は◎。ただし「当てた」というより「事前発表をちゃんと整理した」枠なので、ドヤ顔はしません。


⑦⑧ Android XRスマートグラス ―― 予測「実際に動くデモ」|結果【◎+α、当たりすぎ】

メガネ。昨日「今年は実際に動くデモが見られそう」「Samsung・Warby Parker・Gentle Monster・XREALが名前に挙がってる」と書きました。
全部、出ました。
Samsungが「Intelligent Eyewear(インテリジェント・アイウェア)」という呼び名で、Gentle MonsterとWarby Parkerのデザインによる画面なし・オーディオ専用グラスを披露。フレームの横をタップするか「Hey Google」でGeminiを呼ぶ、見たものについて質問できる、ナビをしてくれる、と。
別系統で、XREALが「Project Aura」というディスプレイ付きのARグラスを出展。こっちはレンズの中に画面がある。つまり「画面なしの軽いやつ」と「画面ありのリッチなやつ」で2系統に分かれた格好です。
発売はいずれも今秋。ここだけ昨日のメモから訂正しておくと、リーク段階で出回ってた「7月発売・$379〜」みたいな具体的な数字は、公式には確認されていません。公式は「秋・select markets・価格未発表」が正確。リーク由来の細かい数字を鵜呑みにしなくてよかった。
パートナー4社、全部当たり。デモも実施。⑦⑧はまとめて◎です。


📊 自己採点:8項目中、当たり5・微妙3

雑にまとめると、こうです。
当たり(◎)が、Spark・Android 17・Googlebook・XRグラス×2、で5つ。
微妙(△)が、Omni・Geminiモデルの番号・Teamfood、で3つ。
完全な大外しは、なし。
体感で言うと……6.5点/8点くらい。ギリ赤点回避。「Spark」をズバリ当てたぶんは満足だけど、「Gemini 4か3.5か明言しなかった」のは我ながらズルい回答だったなと。山を張るなら張りきるべきでした。
🎁 おまけ:予測してなかったのに出てきたやつ

採点とは別に、私が昨日の記事で触れてもいなかったのに、実際にはわりと大きく扱われたものを正直に並べておきます。予測記事の「穴」です。


ひとつ、料金の話。Googleが最上位プラン「AI Ultra」を月$250から$200に値下げしました。さらに、開発者やナレッジワーカー向けに月$100の新しいAI Ultraプランも新設。AIの値段が「上がる」んじゃなく「下がる」方向に動いたのは、競争が激しい証拠ですね。ここ、完全に予測から抜け落ちてました。
ふたつ、Android Halo。エージェントが今なにをやってるかを、スマホ画面の上のほうに常時表示してくれる機能。Sparkみたいに「勝手に動くAI」が増えると、「今こいつ何してる?」が見えないと不安になる。その不安に先回りした機能です。これも私のレーダーには映ってなかった。
みっつ、検索の刷新。Searchが大刷新されて、Gemini 3.5ベースで、質問の組み立てを助けてくれる新しい検索ボックスが入りました。報道では「30年で最大級のアップデート」とも書かれてます(このフレーズがGoogle公式のものか記者の表現かは私には確認しきれず)。検索はGoogleの本丸なのに、昨日の私はメガネとモデルの話に夢中で、ほぼスルーしてた。猛省。
🐶 で、結局どうだったのか

昨日の自分にひとこと言うなら、「Sparkを当てたのは偉い。でもモデル番号で逃げたのと、料金と検索を見落としたのは詰めが甘い」です。
そして全体を見て思ったのは、今年のI/Oは「すごい新技術のお披露目会」というより、「Geminiを生活のすみずみまで配って、しかも値下げまでして、本気で日常インフラにしにきた」という回だったな、と。派手な一発より、面で押してきた。
Omniが「真のオムニ」まで届かなかったのも、Geminiが3.5止まりだったのも、たぶんGoogleは「世界一を取る」より「全部のデバイスでちゃんと動く現実解」を優先したんだと思います。昨日の記事で書いた「世界一じゃないけど、どこにでもありますから戦略」――あれ、わりと本当でした。


答え合わせ、以上です。
予測記事って、外すと恥ずかしいんですけど、外したところを正直に書くのが、いちばん読んでて面白いと思うので。来年もやります。来年こそはモデル番号、逃げずに当てます。
それじゃ、また。
――黒パグ🐶


※本記事は2026年5月20日朝、Google I/O 2026基調講演の各社報道に基づき執筆。Gemini 3.5 Pro、XRグラスの正式な価格・発売日、各機能の日本展開時期など、続報で詳細が変わる可能性があります。前編「明日の午前2時、Googleが何を出すのか、全部予想する」とあわせてどうぞ。

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