卵も米も値段が上がったまま。お金の価値が下がってますよ?
「お米の棚、空っぽじゃない?」
最近、スーパーでこんな光景を目にすることが増えていませんか?
お米が並んでいた棚が、まるで災害直後のようにガランとしている。しかも、棚にあっても高い。
5kgで3,000円以下だったお米は今や5,000円近く。
まさに「高くて、ない」状態です。
総務省統計局の「小売物価統計調査」によると、東京都区部小売価格において、2025(令和7)年4月の単一原料米、「コシヒカリ」以外の5kgの平均価格は4770円でした。
一方、10年前の2015(平成27)年4月販売分は2271円です。比較して+2499円と、2倍以上の平均小売価格になっています。
【10年前の「米5kg」の料金はどのくらいだった? 年産平均価格が1000円以上上がっているって本当?】より
政府が備蓄米を放出したと聞いても、私たちの食卓にその影響は届かない。
コメの流通に詳しい流通経済研究所の折笠俊輔主席研究員は、備蓄米の放出後もコメの価格が下がらない要因について「もともとコメの需要と供給が崩れていて、コメが足りない状況が強く出ているなか放出した備蓄米の量ではそれを埋められないことが現状の価格の高止まりにつながっている。まだまだコメが足りていないという感覚が業界全体にあることが、価格高止まりの要因ではないか」と指摘しています。
背景には、減反政策、肥料や燃料などのコスト上昇、農家の高齢化、人手不足、さらに流通・包装費の高騰などが複合的に重なっています。
しかも、一度水田から畑に転換すると、また水田に戻すことが難しいらしいのです。
これでは価格が下がる理由が見つかりません。
そしてこの状況、じつは「見えないインフレ」の一端なのです。
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気づかぬうちに貧しくなっている?
卵もそうでした。
かつては10個入り1パック200円前後だったものが、今や300円が当たり前。
一時的な鳥インフルの影響が落ち着いても、価格は戻りませんでした。
これは「コストプッシュ型インフレ」と呼ばれ、原材料や人件費の高騰により価格が上がったまま下がらない現象です。そして今、私たちはその真っただ中にいます。
お金が減ったわけでも、給料が下がったわけでもないのに、同じ金額で買えるものが確実に減っている。
これは明確に、生活実感としてのインフレです。
少し前にはアメリカの物価上昇について良くニュースで報じられていましたが、ついに日本でもそのインフレを肌で感じるようになってきたのです。
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銀行預金では守れないお金の価値
「預金しておけば安心」と思っていた時代は、すでに終わっています。
日本の銀行預金金利はいまだにほぼゼロに近い。
一方で、物価は少しずつ確実に上がっていくので、「茹でガエル」状態にならないように気をつけなければなりません。
仮に年2%ずつ物価が上がれば、10年で購買力は約82%に落ちます。
つまり100万円あっても、10年後には「実質82万円分の価値」でしかない。
これが「インフレに負ける」ということです。
お金は減らなくても、使える力=価値が減る。
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資本に乗る──インデックス投資という防衛手段
こうした状況で、注目すべき手段が「インデックス投資」です。
これは、個別企業を選ぶのではなく、市場全体にまるごと投資する方法。
代表例は、アメリカのS&P500や全世界株式(オルカン)。
これらに投資することで、世界中の企業の成長に“自動的に”乗ることができます。
企業は、原材料や人件費の上昇分を商品価格に転嫁し、利益を確保します。
そしてその利益は、最終的に株主に還元される。つまり、インフレで企業が利益を出す限り、株式市場も伸びていく構造になっているのです。
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投資=「攻め」ではなく「守り」の時代
投資というと「儲けるため」「リスクを取るもの」と考える人が多いでしょう。
けれど今は、むしろ逆。
投資は「資産を守るための防御策」になってきています。
私はインデックス投資を通じて、お金の価値を未来の自分にちゃんと届けるための仕組みを作っています。
卵が高く、お米が品薄な日常の中で、「今あるお金をただ預金で持っているだけ」のリスクに、みんな早く気づいてください。
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まとめ
• スーパーの棚に異変を感じたら、それは「静かなインフレ」のサイン。
• 銀行に預けていても、実質的にお金の価値は減っている。
• インフレに強い資産=株式市場にまるごと乗れる「インデックス投資」。
• 投資は、生活を守るための“盾”でもある。
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