なぜ「お金を使う時期」で変えるのか
もう20年以上も前のことなので、あまり覚えていませんが、家計簿と資産運用を始めた時期はあまり変わらなかったと思います。
今手元にあるお金を全て投資に回すのも怖い。
かといって全部を預金にして銀行に預けておくのも、なんだか落ち着かない。
その当時に僕が使っていた家計簿が、今でも長年のベストセラーで、とても勉強になる内容でした。
その家計簿のおかげで、家計管理についての考え方を学びました。
「特別費」と言う考え方が身についたのもこの頃だったと思います。
予算を決めて、「いくら持つか」ではなく「いつ使うか」で分ける。
これだけで、迷いがほとんどなくなりました。
短期で使うお金は、増やさない
1〜3年以内に使う予定があるお金。
たとえば数年後の大きな買い物や、いざという時の備え。
このお金には、増えてほしいと思っていません。
減らないでいてくれれば、それで十分。
株式は長い目で見れば強いけれど、
2〜3年のスパンだと3割くらい下がることが普通にあります。
使う直前にそれをやられると、計画そのものが崩れる。
だから短期で使うお金は、現金や預金で持っておく。
利回りはほぼゼロですが、それでいい。
ここに求めているのは、増えることではなく、
「いつでもすぐに使えると分かっている安心」だからです。
15年以上動かさないお金は、株式に置く
一方で、当面使う予定のないお金。
老後に向けて、ゆっくり育てていきたいお金。
これは現金で持っているほうが、むしろ怖い。
物価は少しずつ上がっていきます。
今の100万円で買えるものは、15年後には同じ量が買えない。
現金は減っていないように見えて、
「買える力」は静かに目減りしていく。
15年というスパンがあれば、株式の値動きはならされていきます。
途中で暴落がきて、資産が半分になる年があっても、15年という長い時間が味方をしてくれる。
だから長期のお金は、世界中の株式に分散して、淡々と積み立てる。
相場は読みません。読めないと知っているからです。
続けることが、たぶん一番強い
短期は現金。長期は株式中心。
この二つを分けてから、暴落のニュースを見ても慌てなくなりました。
今月使うお金は別の口座にある。
長期のお金は、15年後に評価する。
そう決めておくだけで、目の前の値動きが気にならなくなる。
派手な手法は何もありません。
決まった日に、決まった割合を、ただ買い続ける。
地味ですが、たぶんこれが一番強い。
過去のデータを見ると、
指数そのもののリターンと、その指数に投資した人たちの
平均リターンには、大きな差があるそうです。
その差を差を生んでいるのは、相場の上下に反応して売り買いを繰り返してしまうこと。
つまり、続けられるかどうか。
それだけで、結果がずいぶん変わってしまう。
毎朝4時に起きる習慣も、週に何度か走る習慣も、派手さはありません。
ただ続けているだけ。
お金との向き合い方も、結局はそれと同じだと思います。
