【ふる一旅】下調べ(上)
閲覧ありがとうございます。
巧人と申します。
はじめに
皆さんは「ふるさと創生一億円」をご存じでしょうか。
1988年から1989年にかけて、竹下登内閣が全国の各市区町村に
一律1億円を交付した政策です。
正式名称は「自ら考え自ら行う地域づくり事業」といいます。
面白いのは、使い道がほぼ自由だったことです。
そのため、純金のこけしを作った町もあれば、
温泉を掘った町もあります。
同じ1億円で、まったく違うものが全国に生まれました。
どちらかというと批判的な無駄遣いの文脈で語られるとこも多いですが
私はそのようには感じていません。
B級スポット好きとしては、気になって仕方がありません。
出会い
私の趣味は旅行で、B級スポットともいわれる場所を巡っています。
その下調べの最中に出会ったのが、大阪にある わんぱく王国 でした。
調べてみると、ここもふるさと創生一億円で作られた場所だと知りました。
同じように生まれた場所が、全国にあるのではないか。
この事業はテレビでも時々取り上げられます。
ただ、紹介されるのは金塊など目を引くものばかり。
同じ事例が何度も出てくるので、なかなか数が集まりませんでした。

ネットで集めてみた
そこで、Claudeにネットで調べられるものを集計してもらいました。
結果は 37件 。
正直、少なすぎます。
市区町村は当時3,000以上あったので、
ほんの一部しか表に出ていない計算です。
しかも中身は、金塊・こけし・温泉といった
「テレビで見たことのあるもの」ばかりでした。
裏を返せば、残りは誰にも語られないまま眠っていることになります。
俄然、気になってきました。

本を頼る
こうなると、ネットの外を探すしかありません。
調べたところ、気になる本が3冊ありました。
全国ふるさと創生一億円データブック
おらが村の一億円は何に化けたか
FLASH 2014年11/11号
1は国会図書館の個人送信サービスで、自宅で読むことができました。
2と3は購入しました。

おらが村の一億円は何に化けたか
1993年の本で、絶版のためAmazonで中古を購入しました。
調べた中では、一番分かりやすく数も載っている貴重な一冊です。
ありがたいのは範囲の広さで、純金こけしのような派手なものだけでなく、温泉調査のような地味な使い道まで書かれています。
この「絵にならない使い道」こそ知りたかったので、大きな収穫でした。

(出典)https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002238056
FLASH 2014年11/11号
調べていたときに、この雑誌の目次が引っ掛かりました。
これもAmazonで購入しました。
そして届いてから気づいたのですが、載っていたのは2ページだけでした。
目次に名前があるだけで期待した私が悪いのですが、
あの脱力感はなかなかのものです。
とはいえ、当時の空気が分かる資料ではあります。
そう自分に言い聞かせています。

(出典)https://www.fujisan.co.jp/product/2308/b/1148136/
次回予告
残る1冊が「全国ふるさと創生一億円データブック」です。
これが今回の 本命 でした。
先に言うと、ここから拾えた数は、ネットの37件とは桁が違いました。
長くなるので、その話は次回に書きます。

〆
皆さんの町にも、1億円で作られた何かが眠っているかもしれません。
「うちの町にはこれがある」というものをご存じでしたら、
ぜひ教えてください。

以上、閲覧ありがとうございました。
