30歳の誕生日前日に離婚した私が、32歳で恋愛noteを始めた理由
30歳の誕生日の前日、私は離婚した。
本当なら、節目とか、新しい一年とか、そういう言葉で少し前向きになれる日だったのかもしれない。
でもそのときの私は、
「また、うまくいかなかった」
という気持ちの中にいた。
17歳で結婚して、妊娠した。
今思えば、まだ大人になりきれていない年齢だった。
自分の気持ちをうまく言葉にすることも、誰かとちゃんと話し合うことも、今よりずっと下手だったと思う。
それでも当時の私は、そのときの自分なりに必死だった。
21歳で、一度目の結婚生活が終わった。
そのあと、27歳でもう一度結婚した。
今度こそ、ちゃんと幸せになれるかもしれないと思っていた。
でも、30歳になる前日に、私はまた離婚した。
「バツ2」という言葉は、思っていたより重かった。
誰かにそう言われたわけじゃなくても、自分で自分に貼ってしまうラベルみたいなものがあった。
失敗した人。
続けられなかった人。
愛されることが下手な人。
そんなふうに、自分のことを決めつけてしまう夜があった。
32歳になった今でも、恋愛が簡単になったわけじゃない。
むしろ、好きになるほど不安になる自分がいる。
相手の言葉ひとつで安心したり、何気ない態度ひとつで急に心がざわついたりする。
「そんなことで不安になる?」
「考えすぎじゃない?」
「もっと気楽にしたらいいのに」
そう言われるたびに、私もそうなれたらいいのにと思ってきた。
でも、たぶん私は、ずっと「安心」というものを探していたんだと思う。
ただ好きでいてほしいだけじゃない。
ただ一緒にいてほしいだけでもない。
不安になったときに、
「大丈夫やで」
って、置いていかれずに言ってほしかった。
嫌なことを嫌だと言ったときに、
「なんで?」
で終わらせるんじゃなくて、
「そう感じたんやな」
って、一度だけでも受け止めてほしかった。
私は、恋愛が下手なんだと思っていた。
嫉妬する自分も、
不安になる自分も、
言いたいことを飲み込んでしまう自分も、
全部、面倒な女だからだと思っていた。
でも最近、少しだけ思う。
私は恋愛が下手だったんじゃなくて、
自分の気持ちを大事にする方法を、あまり知らなかったのかもしれない。
幼いころからの家庭環境のこと。
早く大人にならなきゃいけなかったこと。
誰かに甘えるのが苦手だったこと。
大丈夫じゃないのに、大丈夫なふりをしてきたこと。
そういうものが、恋愛の中でふと顔を出すことがある。
だからこのnoteでは、
誰かを責めるためではなく、
自分の心を置き去りにしないために書いていきたい。
結婚のこと。
離婚のこと。
恋愛で不安になること。
言えなかった本音のこと。
家族のこと。
きれいに整理された話ばかりではないと思う。
まだ答えが出ていない気持ちも、たくさんある。
でも、あのとき言えなかったことを、
今なら少しずつ言葉にできる気がしている。
もし同じように、
好きなのに苦しくなったことがある人や、
大丈夫って言ったあとに、全然大丈夫じゃなかった夜がある人がいたら。
ここが少しだけ、
「私だけじゃなかった」
と思える場所になればいいなと思う。
これは、誰かに分かってもらうための文章であり、
きっと、自分自身に分かってあげるための文章でもある。
