【アタックチェンジだ!!】ERTL POW-R-TRONSで遊ぼう!
・キミは「パワートロン」を知っているか?
「なんだそれは!怪しげな健康グッズか?」という読者諸兄の声が聞こえてきそうだ。
今回は隠れた名作ロボットトイ、ERTLのPOW-R-TRONSをご紹介!
・POW-R-TRONSとは?
POW-R-TRONS(以下パワートロン)は変形ロボットトイ黄金時代真っ只中の1985年ごろにアメリカのERTL社から発売された。開発は日本の企業が担当し、製造も我が国で行われていたようだ。
テレビドラマ「ナイトライダー」とのタイアップ商品としてなんとK.I.T.T.仕様のものがリリースされたことがあり、「ナイトライダーのコラボ変形ロボ」を(黒いファイヤーバード型にシールを貼っただけのお手軽仕様とはいえ)TFよりも数十年先取りしていたりもする。
アメリカでの発売からしばらくした後、日本でも不二商なる会社から「アタックチェンジマシーン パワートロン」の名で販売されたが、販売価格¥1280という微妙な価格設定故にあまり受け入れられず今日ではマイナートイとしての地位を確立している。
パワートロン型トイのライセンスは当時様々な会社が保有していたようで、ブラジルEstrela社からはトランスフォーマーの一員「 Bat-Robô」として、同国Glasslite社からは「CRASHTRON」、さらに2000年にはなんと「CRASHMON」の名でデジモン関連商品としても販売された。
はたまた韓国ではソノコン社からはファイバードやデッカード仕様に改造されたパワートロン式のトイが販売されていたようだ。
つまり、パワートロンはナイトライダーであり、TFであり、デジモンであり、勇者でもあるという事だ…
これもうわかんねぇな…
・正義のパワートロン「ZOOMER」


さて、ここからパワートロン本体の紹介に移ろう。
パワートロンはボディ形状が2パターン存在し、それぞれ善悪陣営で1カラーずつ、計4種のラインナップを展開していた。私は善悪それぞれ一体ずつ所有している。
まずは正義のパワートロン「ZOOMER」から解説していこう。原チャリみたいな名前だがビークルモードは赤いピックアップトラック、車種はフロントグリルからしてフォード・レンジャーをモチーフにしていると思われる。
しかし国内販売版パッケージには「ダットラターボ」と表記されていた模様。ガバガバである。

そしてパワートロンの真価はその変形ギミックにある。
パワートロンにはフリクション式モーターが内蔵されており、前方に押し出すと力強く走行する。
そして壁や障害物に衝突すると…

POW!!
まさにPOW-R-TRONS名前の由来にもなったこの擬音語がピッタリだろう。
バンパーに取り付けられたスイッチが押し込まれ、ロックが解除される事で瞬間的にロボットモードに変形する。
更に前輪と後輪が噛み合う事で進行方向が逆転し、こちら側に戻ってくるのだ。
シンプルながら見た目にも面白く、秀逸で他に類を見ないアクションギミックと言える。


ロボットモードはその変形ギミック故、両拳を突き上げた特徴的かつ「パワ」フルなスタイルとなっている。
このポーズでにじり寄ってくる様子は中々にシュールだ。
・悪のパワートロン「FY-TON」


お次は悪のパワートロン「FY-TON」をご紹介。
ちなみに善悪設定は存在するもののストーリー等はほぼ存在しない。
名前の日本語読みは「ファイトン」と言ったところだろうか。ちょっと気の抜けた響きかもしれない。
ビークルモードはブラックとガンメタリックの2トーンカラーのポンティアック・ファイヤーバード、こちらも国内版では「フェアレディ300ZX」なるガバガバ車名で表記されていたようだ。

そしてアタックチェンジ!


例のポーズや変形パターンはZOOMERと同一だが、細かい造形が異なっており全く違った印象を見せる。
謎のパチモン「TRANS ROBOOM」
さて、マイナーながら秀逸かつ画期的な変形システムを有するパワートロンだが、当然(?)パチモンが存在する。それがコレだ!


「TRANS ROBOOM」である。
(ちなみにこの名前は別バージョンのパッケージに表記されていた商品名であり、このバージョンがTRANS ROBOOM名義で販売されていたかどうかは不明。しかし所持しているバージョンのパッケージが一切見つからないため
便宜上この名義で紹介する)




BOOM!!


変形パターンは本家パワートロンと同一。
しかし脚部がクレーンの先にローラーが備わる構造のため一本足、というよりご立派なブツに見えなくもない。このポーズで下ネタ要素となると某サーフ系ボディビルダーが脳裏をよぎってしまうのは私だけだろうか?

更に頭部はバイファム似。ツッコミ所満載である。
余談だが、ROBOOMには更にパーツを追加したPANTHER TRUCKなるリデコ品が存在する正気を疑う外見をしているので読者諸兄はぜひこの目で確かめてほしい。(Googleで PANTHER TRUCK VINTAGEとかって検索すると出てくるよ!)
・終わりに

驚異の自動変形ロボ、パワートロンはいかがだったろうか?
シンプルながら考え抜かれた変形システム、そして凄まじいインパクトのロボットモードと旨み満載の変形ロボットトイだが、その知名度の低さ故に国内では全くと言っていいほど評価されていない。
フリマアプリやネットオークションで見かけた際は是非購入し、手にとって遊んでみてほしい。クセになるぞ!
最後までご拝読いただきありがとうございました!
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それでは、次の記事でお会いしましょう!
