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虹色のゴマとヤンニョムチキン

女子大生の友から竹下通りに誘われた。
女子高生の聖地みたいなとこイグアナ行けない!
と言ってみたら、

イグアナ、竹下通りはね、ちゃおを読んでる年代の子が素敵女子に憧れて行くところなの!私はジャージ着てたし親も厳しかったから行けなかったの!

と答えてきたので恐る恐る、

ちゃおの年代って…

と聞くと彼女は胸を張って、

小学生よ!

と答えてきたので友達からお子様をお借りできないだろうかと一瞬本気で思い、ますます恐れ慄いたが、近くには表参道も明治神宮もあるのだから、平均すればそこそこの年齢に…と自分を奮い立たせた。(棲み分けという言葉は知らない)

結果お店の店員さんとイグアナが最年長なのかもという悲劇にみまわれたが、色とりどりのヘアクリップや、カロリー満点のスナックに目を奪われているうちに歳と立場を忘れてしまった。

ファンデーション越しでもわかる瑞々しい肌。
器用に編み込まれた髪に蝶のようにとまったシュシュにリボン。
跳ね上げた白のアイライン。 
ポテトをつまむ、カラフルな指先。

意外にも居心地が良くて、原宿はお洋服やお化粧が大好きな人間に寛容なのかもしれない。

ヤンニョムチキンに振られたゴマと、運んできてくれた女の子の、矯正器具の留め金がレインボーなのに気づいた時、恋に落ちるかも、と思った。

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