Google画像生成AI「Nano-banana」がヤバすぎる。イラストレーターの仕事はどうなる?
イケハヤです。
今日、とんでもないAIが、世に出てしまいました。
いやこれは、まさに「革命」です……。
ちょっと心配になるくらいすごいAIです。
その名は「Nano-banana」。
開発元は、天下のGoogleです。
彼らはもともと画像生成AIを作っていましたが、それが大きくアップデートされたかたちです。
先週あたり「謎の超高性能AI」として話題になっていたのですが、事前の噂通り、やはりGoogle製でしたね。
で、これがマジでとんでもなくて、今までの画像生成の常識をぶっ壊しにきてます。
誇張ではなく、クリエイターの仕事を根底から変えてしまうほどのインパクトを持っています。
何がすごいのか?
イラストレーターの仕事はどうなるか?
という点も含めて、丁寧に解説していきましょう。
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「画像生成AIがアップデートされただけで、なぜそんなに騒いでいるの?」
そう思う方もいるかもしれません。
今回、Nano-bananaは、画像生成AIが抱えていた「一貫性」の問題を劇的に解決したんです。
これまで画像生成AIは、何を生成するにしても、一貫性が乏しいのが課題でした。
たとえばキャラ画像を生成する場合も、1回目と2回目で、微妙に、いや、けっこう違うキャラが生成されるのが当たり前でした。
いいキャラ画像の「立ち絵」ができたとしても、そのキャラの「横顔のアップ」を生成すると、髪型や作画テイストが微妙に変わって、現実的には使い物にはならない……という感じだったんですよね。

ですが、今日、Nano-bananaがこれを根本的に変えてしまいました。
Nano-bananaは、ほとんど魔法のように、「差分(さぶん)」を生成します。
実際に生成してみましたが、マジで自由自在です……。

なかなかピンとこないかもですが、今までこういう差分出力は、不可能とまでは言いませんが、めっちゃ難しかったんですよね〜。
他にも複数キャラ(人物)を任意のポーズ、構図で画像にしたり、人物以外の素材も自由自在に変更できます。
差分をこれだけ自由に、簡単に作れるとなると、マンガ、アニメ、イラストの分野だけでなく、広告クリエイティブやWebデザインでも相当活用できますね。
いやー、すごい……。
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Nano-bananaの登場によって、何が変わるのか?
まず、Nano-bananaによって、AIイラスト/マンガ/アニメの表現の幅、そして作業効率は格段に上がっていくでしょう。
この技術の登場で、AIを活用したコンテンツはさらに増えていくことになるでしょう(それを嫌がる人が多そうでもありますね)。
ぼく自身も今月はAIミュージックビデオの制作に挑戦しているのですが、とにかく「差分ガチャ」が激しいんですよね……。
「横顔の素材」を手にいれるために、何度もガチャを引き、クレジットと時間を消費する、といったコストがほぼゼロになると考えると、めちゃくちゃ破壊的です。
また、このレベルになってくると、一般的なアニメ、ゲーム、マンガにも活用できそうです。
たとえば「キャラの顔のアップ」をアニメーターが描き、それをNano-bananaのようなAIに「笑っている顔にして」と指示すれば、一瞬で表情差分ができます。
うまく活用すれば、アニメ制作の工数をかなり削減できそうですね。
とはいえ、さすがに商業レベルのアニメ、ゲーム、マンガに活用されるのはまだ先でしょう。
が、2〜3年後には「AIで差分を作る」のは当たり前の効率化作業になっていそうです。
ちなみに現段階ではNano-bananaは右下にウォーターマークが入るので、その意味でも商業利用はちょっと微妙です。
ChatGPTと同様に最上位だとウォーターマーク外せるようになるんでしょうかね……。
そして、Nano-bananaが実現した革命は、他のAI画像生成のプレーヤーも遅れてキャッチアップしていくことでしょう。
半年もすれば、高精度な差分生成は、あらゆる画像生成の基本機能になっていそうです。
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ここからは少しテーマを変えて、
「画像生成AIはイラストレーター(クリエイター)の仕事を奪うのか?」
という点について考えていきましょう。
まずは結論、割とつまらなくて当たり前の話なんですが、
「奪われる人は奪われるし、奪われない人は奪われない」
という感じになるんじゃないかなと思います。
まず「奪われない人」から考えるとわかりやすいです。
ぼく自身はまさにイラストレーターの方に、お仕事を発注する立場です。
全幅の信頼を寄せているのが、なんといっても「クリプトニンジャ」の原作イラストを手がけるリツ先生です。
どれだけ画像生成AIが進化しようが、リツ先生には未来永劫、お仕事をお願いすることになると確信しています。
理由を言語化するとこんな感じですかね。
・現在の技術、トレンド、作品の世界観、既存キャラとのバランス、ファンコミュニティの状況などを完璧に理解して、創造的に制作してくれる(=総合性)
・もはや「リツ先生が手がけた」ことに意味がある(=ブランド)
・人間として素晴らしすぎて、一緒に仕事がしたい(=人間性)
特に「総合性」については、AIはまだまだ苦手というか、これは結局のところ人間の領分なんです。
AIは単発のクリエイティブはサクサク作れますが、作品世界全体をまとめる、いわば「監督」の役割は果たしてくれません。
リツ先生はキャラをひとつ描くにしても、バランスを見事に考えて、創造的に制作してくれます。
「クリプトニンジャ」は40キャラ近くいますが、驚くべきことに、ちゃんと全員キャラが立っていて、しかもバランスが取れているのです。

AIじゃ、こうはいかないんですよね。
この流れで、せっかくなので新キャラ「サスラ」の画像も公開します!
……ででん!

さすがリツ先生!
今回も、ファンアートが楽しいキャラを描いてくれました。
ちなみに「サスラ」は敵クランに属する、闇堕ちキャラです。
ぼくからは「闇堕ち女性キャラ、ファンアート描くのが楽しい感じの」くらいしか要望してないのですが、これが出てくるの、ほんと天才的です。
アニメ4期目が実現したら、この子も活躍させたいですねぇ……。
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では、AIに仕事を奪われるイラストレーター(クリエイター)は?
逆を考えるとわかりやすいです。
・全体を見る視点が乏しく、単に指示通りに端末のイラスト素材を納品するだけになっている(=総合性が乏しい)
・そのクリエイターが手がけたことに、特に意味がない(=ブランドがない)
・納期を守らない、コミュニケーションが取れないなどの問題がある(=人間性)
言葉にするとなかなかの辛口になってしまいますが……これはどの分野のフリーランスでも(てか会社員でも経営者でも)一緒です。
イラストにかぎらず、単に言われたことをやるだけなら、AIでいいんですよね。
ゆえに、AIに仕事を奪われないための方向性としては、
・AIのように指示を待つのではなく、能動的な「提案営業」に取り組む
・場合によっては頼まれた仕事の範囲を超えた動きも取る(総合的に見てそれが望ましい場合)
・SNSでフォロワーを集める、コミュニティを運営するなど、自分をブランド化していく
・好奇心を持ち続け、新しい方法を模索し続ける
・専門的なスキルを磨き続ける
・仕事のパートナーとの関係性を良好に保つ
ここらへんを頑張る、という、これまたごくごく一般的な話になっていくのでしょう。
繰り返しですが、これはクリエイターにかぎらず、すべてのビジネスパーソンに求められることだとも思います。
ぼくもクリエイターのはしくれとして、頑張ります!
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まとめましょう。
本日出てきたNano-bananaは、真に革命的なAIツールです。
といっても、このすごさは、実際に画像生成AIを触ったことがある人にしか、まだ伝わりにくいかもしれません。
しかし、水面下では世界中の開発者たちが「Googleがとんでもないものを出してきた」と震撼しているはずです。
MidjourneyやOpenAIといった他のプレーヤーも、間違いなくこの技術に追随してくるでしょう。
これから画像生成・動画生成の競争はさらに激化し、精度は上がり、コストは下がっていきます。
もちろん、今はまだ限界も多く、商業的に、本格的に使っていくためには多くの課題も残っています。
しかし、これも時間の問題です。
Googleという巨大企業がこれを世に出してしまった以上、もうこの流れを巻き戻すことはできません。
パンドラの箱は、とっくに開けられているのです。
幸いぼくらは新興勢力なので、使えるところではAIはフル活用しつつ、前に進んでいきます。
ただ、AIの活用にこだわっているわけでもありません。
AIはしょせんツールです。
人間が作ることの良さもあるし、そもそもAIはまったく万能ではないんですよね。
実際、今まさに放送中のテレビアニメ「クリプトニンジャ咲耶」では、AIは一切使っていません。
ぼくは自分でAIアニメも作るからわかりますが、テレビアニメ版の映像は、Nano-bananaを持ってしても、まったく作れません。
いやほんと、これ、AIじゃ1カットもまともに生成できないんじゃないかな……(そんな観点でも、ぜひ見てみてください)。
「現状のAIで何がどこまでできるか」を把握しないと的確な判断もできないので、ひとまず、クリエイティブな仕事に関わるからはNano-banana触っておくといいでしょう。
人気すぎてやや不安定になってるようですが、Google AI Studio経由で利用すると使いやすいかなと思います。
なんにせよ、今日は、間違いなく歴史的な一日です。
この変化の波は、理解しておくべきです。
特に、クリエイティブに関わるすべての人にとって、これは目を背けてはならない現実であり、同時に、とてつもなく大きな「チャンス」でもあるのですから。
引き続き、AIをうまく活用しながら、クリプトニンジャを育てていきます!
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