【前篇】Road to ◯◯◯◯。ばいきんまん、ついにアンパンマン号の更新書類を送ってくる。
昨日午後、会社から封筒が届いた。
中身は見なくても、だいたい嫌な予感はしていた。
こういう時の封筒って、厚みのわりに夢がない。
お菓子でも入っていればまだ救いがあるが、
こちらは労務である。
人生は、だいたいこういう時に優しくない。
とはいえ、私はすぐには開けなかった。
なぜなら、こういう紙は、
開けた瞬間に相手の土俵に立たされることがあるからだ。
向こうはたぶん、こちらが封筒を開けて、
「うわっ、どうしよう」 「もう面倒くさい」 「とりあえず書いて返すか」
となる瞬間を、薄く期待している。
ばいきんまんで言えば、
「とりあえずその紙にサインしてくれれば、
後はこっちでうまくやるから」
の顔である。
だが、こちらも伊達に顔を濡らしていない。
一晩、寝かせた。

この「一晩寝かせる」という行為、
地味だが強い。
鍋のカレーみたいなものだ。
温め直すと、余計な感情が少し飛ぶ。
怒りの油が固まり、理屈だけが残る。
そして翌日、封を切った。
中には、
会社の説明文と、
2025年10月〜空在籍となっているB事業所の雇用契約書【更新】が入っていた。
来たか。
アンパンマン号の更新書類である。
☠️ばいきんまんの文書は、
半分脅し、半分白旗だった。
会社の文書を読むと、要するにこう書いてある。
☠️他事業所の仕事内容は、今は未定
☠️ほとんどが交替勤務
☠️あなた👼が希望を言わないと次の紹介が進まない
☠️でも今は他の仕事が決まっていない
☠️だからB事業所(空在籍)の契約更新書類を送る
☠️更新しないと契約が終わる(〜3月31日)
実に味わい深い。
一見すると事務連絡。
だが実態は、かなり複雑な汁が出ている。
まず、☠️ばいきんまん白旗の部分。
☠️「他の仕事は決まっていません」
ここを会社が自分で書いている。
これは大きい。
つまり、
現時点で胸を張って出せる別案がないということだ。
しかも、
☠️「B事業所(空在籍)の契約更新は、あくまで雇用継続を考えた手段です」
とも書いている。
これ、かなり本音が出ている。
要するに、
「今すぐ気持ちよく復帰できる仕事があるから送った」
のではない。
「他にきれいな手がないので、とりあえずこれで雇用をつなぎたい」
のである。
これはもう、☠️半分白旗である。
新しい秘密兵器はまだ完成していない。
でも、👼アンパンマン号との契約だけは切らしたくない。
そういう時の☠️ばいきんまんの顔だ。
だが、もう半分は脅しである。
☠️「契約更新頂かないと契約(~3月31日)が終了してしまいます」
ここで会社は、
そっと責任をこちらへ滑らせようとしてくる。

☠️ばいきんまんは自分で
「会社として更新できません」
「復職先を用意できません」
とは言わない。
でも、
「この紙に乗らないなら、終わるのはそっちの選択ですよね?」
という形は作りたい。
実に☠️ばいきんまん的である。
正面から👼アンパンマンを殴ると、
みんなに見られる。
だから、こっそり紙を差し出して、
☠️「はい、ここに“自分で落ちました”って書いて」
と言ってくるわけだ。
しかも入っていたのは、ただの紙ではない。
さらに重要だったのは、同封されていた契約書が、 ただの「雇用継続のための確認書」みたいな曖昧な紙ではなかったことである。
ちゃんと、
・B事業所
・組立、検査、調整作業
・8時◯◯分〜17時◯◯分
・5勤2休
・時給1350円
・2026年4月1日〜6月30日
と、かなり具体的に書かれていた。
ここがいやらしい。
文書本文では
「雇用継続を考えた手段です」
と書いているのに、
契約書はかなり普通の更新契約の顔をしている。
つまり、こちらとしては当然こう思う。
「ちょっと待て。
これは“今は働けないけど雇用だけつなぐための紙”なのか、
それとも“4月から実際にB事業所で働く前提の紙”なのか、どっちだ?」
⚠️ここを曖昧なままハンコを押すのは危ない。🙅⚠️
アンパンマン風に言えば、
「これはアンパンマン号を係留しておくための更新書類ですか?
それとも来月から出撃前提の飛行契約ですか?」
という話である。
⚠️顔が濡れていて飛べないと言っている相手に対して、
出撃契約書みたいなものをそっと差し出してくる。⚠️
しかも、表では
「いやいや、これは雇用継続のための手段だから」
と言う。
ばいきんまん、なかなか細かい。
ここで大事なのは、怒ることではなく、
意味を聞き返すこと!
こういう時、つい腹が立つ。
「何だこの回りくどさは」
「それならそう書け」
「こっちに台本書かせるな」
と思う。
実際、思った。
だが、ここで大事なのは怒鳴ることではない。
会社都合への道とは、
相手が言いたくないことを、こちらが代わりに言ってやらないこと
なのだと思う。
だから今回の返しは、シンプルでいい。
👼あなたの文書は確認した
👼こちらは5月末日まで就労不能の診断が出ている
👼そもそもこれは私の「希望」の話ではなく、主治医判断の話である👨⚕️
👼そのうえで聞く👨⚕️👩
👼この契約は、療養継続中の雇用継続手続なのか📝
👼それとも4月からの実就業前提の更新なのか
👼先にそこを説明してください🫵☠️
これだけである。
派手さはない。
アンパンチも出ない。
かめはめ波も出ない。
だが、
👼「その紙、何の契約ですか?」
と聞き返すだけで、ばいきんまんの動きはかなり鈍る。☠️

なぜなら、
向こうが一番おいしいのは、
こちらが意味を曖昧なまま飲み込んでハンコを押すことだからだ。
そこを止めるだけで、十分強い。
一晩寝かせたのは正解だった。
今回つくづく思った。
⚠️書類って、届いた瞬間に返してはいけない時がある。⚠️
開封直後の人間は弱い。
疲れている。
不安もある。
「もうこれでいいか」となりやすい。
でも、一晩寝かせると違う。
こちらは、封筒を開けた瞬間に落とし穴へ飛び込むのではなく、
🌅翌朝、ちゃんと棒で底を突けた。

これは大きい。
☠️ばいきんまんはたぶん、
「新しい作戦はまだない。
でも、アンパンマン号の契約が切れたのは、アンパンマンが自分でサインしなかったからです」
と言いたいのだろう。
だが、そうはさせない。
その紙が
☠️ただの係留ロープの更新なのか
☠️出撃命令書なのか
そこを先に説明してもらう。
相手に都合のいいセリフまで、
こちらが朗読してやる必要はない。
最後に
理不尽な相手は、
必ずしも「ウオー!」と突っ込んでくるわけではない。

むしろ、やたら丁寧に近づいてきて、
柔らかい言葉で、 こちらの口から不利なことを言わせようとしてくる。
だが、そこで一晩寝かせる。
そして翌朝、紙の意味を聞き返す。
それだけでも、かなり違う。
今回☠️ばいきんまんが送ってきたのは、
新しい希望ではなく、
☠️半分白旗で、半分脅しの、アンパンマン号更新書類だった。
残念だったな、ばいきんまん。
こちら、顔は濡れていても、
契約書の読み方までは濡れていない。
【続編】
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