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休職356日目・東京を目指していたら、イースター島に行くことになった。東京?途中で通るよ(笑)



最初は、東京へ行ければいいと思っていた。


東京は遠かった。


どうやって行くのか。


お金はいくら必要なのか。


どの電車に乗ればいいのか。


頭の中は、東京のことでいっぱいだった。


«「とにかく東京まで行かなければ。」»


そんな感じだった。


ところが、旅を続けているうちに、ふと思った。


«待てよ。»


どうせここまで来たなら、


イースター島まで行ってみるか。🏝️


急にスケールがおかしくなった(笑)。


東京どころではない。


飛行機に乗る。


国境を越える。


太平洋を渡る。


世界地図を広げて、イースター島までの旅程を考える。


すると、妙なことが起きた。


あれほど巨大に見えていた東京が――


ただの途中地点になった。


東京?


ああ。


乗り換えで通ります(笑)。




私にとって「東京」は、会社との問題だった


最初に考えていたのは、もっと小さな話だった。


会社との問題をどうするか。


休職をどうする。


復職をどうする。


雇用をどうする。


そこから、労災申請という話も出てきた。


当初の私は、


«「労災なんて大げさじゃないか。」»


とも思っていた。


ところが、一つずつ資料を整理していくと、別の問題が見えてきた。


労災。


復職。


雇用継続。


生活保障。


さらに進むと、会社とは直接関係がないように見えていた問題まで、つながってきた。


家庭のこと。


嫌なことを、嫌だと言えなかったこと。


相手がどう思うかを先に考えて、自分の判断を止めてしまうこと。


一つ問題が起きると、


«「全部ダメになった。」»


と、人生全体の問題へ広げてしまうこと。


そこでようやく気づいた。


私が本当に考えなければならなかったのは、


「会社とどう決着をつけるか」だけではなかった。


もっとデカかった。


«これから自分の人生を、誰の判断で生きるのか。»


こっちだった。


問題を4本の線に分けてみた



そこで私は、今抱えている問題を、
4本の線に分けて考えることにした。


労務線


復職。


雇用継続。


契約更新。


離職理由。


労災線


仕事上で何が起きたのか。


発症とどう関係しているのか。


会社の証明。


労基署の調査。


生活線


傷病手当金。


健康保険。


家賃。


今後の収入。


生活そのものをどう維持するのか。


そして最後が、


人生線


家庭問題。


対人関係。


自分の判断を止めてしまう癖。


嫌なことを嫌だと言えるか。


これから、どんな場所で、どんなふうに生きたいのか。


この4本を分けてみたら、ものすごく大事なことが分かった。


«一本で問題が起きても、残り三本まで全部倒れたことにしなくていい。»


会社から嫌な回答が来た。


それは、まず労務線の出来事だ。


だからといって、


«「労災もダメだ。」»


«「生活も終わりだ。」»


«「人生も失敗だ。」»


まで一気に飛ぶ必要はない。


一本ずつ見る。


一本ずつ処理する。


四本を一本のロープにしない。


これだけで、かなり景色が変わった。




問題を小さくしようとすると、逆にデカく見える


昔の私は、


«「この問題を、どうやって小さくしよう。」»


と考えていた気がする。


でも、小さくしよう、小さくしようと問題ばかり見ていると、


その問題が視界いっぱいに居座る。



東京へ行くことだけを考えている人にとって、東京は世界の果てだ。


ところが、


«「イースター島まで行く。」»


となった瞬間、


地図そのものが変わる。


東京の大きさは変わっていない。


距離も変わっていない。


問題が消えたわけでもない。


ただ、


自分が見ている地図の方が、大きくなった。


これが、今の私にはかなり大きい。



会社との問題も、人生そのものではない


もちろん、会社との問題はちゃんと処理する。


必要な書類は出す。


確認すべきことは確認する。


記録も残す。


労災については、労基署に判断してもらう。


生活保障についても、それぞれの制度を確認する。


適当に投げるつもりはない。


でも、それと同時に思う。


«ここを人生の最終決戦にする必要はない。»


会社との問題を処理した先にも、人生は続く。


労災の結果が出た先にも続く。


仕事が変わっても続く。


住む場所が変わっても続く。


だったら見るべきなのは、


«「この問題に勝ったか、負けたか。」»


だけではない。


この経験を通って、


私はどこへ行くのか。


そっちだ。




東京は、目的地ではなくなった


最初は、東京へ行くことで頭がいっぱいだった。


東京へ行けたら成功。


行けなかったら失敗。


そんな地図だった。


でも今は違う。


世界地図を広げてしまった。


目的地は、もっと遠い。


だから、あれほど巨大だった東京が、少し違って見える。


«目的地をデカくすると、
昔あれほど巨大に見えていた問題が、ただの乗換駅になることがある。»


問題を小さく考えられるようになったわけじゃない。


人生を大きく考えるようになった。


東京へ行くことで頭がいっぱいだった。


でも私は今、


イースター島を見ている。🏝️


東京?


途中で通るよ(笑)。



狸次長 vs 羅刹


そして、この考え方を会社とのやり取りに当てはめると、さらに分かりやすくなった。


仮に会社側の担当者を「狸次長」。


自分側を「羅刹」とする。


狸次長の世界では、


«「8月15日までにどう処理するか。」»


«「社内でどう着地させるか。」»


«「この案件をいつ終わらせるか。」»


が大問題かもしれない。


でも、羅刹側の目的はそこではない。


甲子園どころか、大リーグを見ている。


つまり、


この会社との一件そのものを、人生の最終決戦にしない。


必要なのは、


退職意思を勝手に作らせない。


更新拒否や復職拒否に変換させない。


医学的判断と本人意思を混ぜない。


会社が何を決めたのかは、会社自身の言葉で残してもらう。


必要なら、離職理由は第三者にも確認してもらう。


労災は労基署に判断してもらう。


生活保障は別線で確保する。


そして、


自分は次へ進む。




昔の羅刹と、今の羅刹


昔の羅刹なら、


«「敵を全部倒して突破する。」»


だったかもしれない。


でも今は違う。


«戦う必要のない敵とは戦わない。»


取るべき記録だけ取る。


必要な質問だけする。


相手が決めることを、こちらで勝手に決めない。


会社の心理を証明しようとしない。


会社の処理だけを見る。


つまり、


強くなったというより、射程が長くなった。


会社が8月15日を巨大なゴールとして見ていたとしても、


こちらから見れば、


8月15日はチェックポイントの一つにすぎない。


労務線では大きな日かもしれない。


でも、労災線の時計は止まらない。


生活線も続く。


人生線なんて、その先の方がずっと長い。



地方予選だからこそ、雑に戦わない


「人生では地方予選」と言っても、


雑に扱うという意味ではない。


むしろ逆だ。


地方予選だからこそ、感情的に全部の球を振らない。


スコアブックには淡々と書く。


«日付。»


«本人意思。»


«医学的事実。»


«会社説明。»


«未決定事項。»


«最終処理。»


それだけを、正確に残す。


そして試合が終わったら、


そのスコアブックを持って次の大会へ行く。


これなら、


«「狸を倒さなければ、俺の人生は始まらない。」»


という構図にならない。



全部、同じ話だった


エベレストを目指していたら、


気づけば富士山も登っていた。


イースター島を目指したら、


東京は乗換駅になった。


大リーグを見始めたら、


地方予選の一試合に人生を賭けなくなった。


全部、同じ話だった。


«問題そのものを無理やり小さくするのではない。»


«自分の目的地をデカくすることで、問題を相対的に小さくする。»


たぶん今の私は、


会社との問題を解決したいだけではない。


その先で、


もう同じ構図に人生を支配されない場所まで行きたい。


だから、


狸次長は、この一戦を終わらせたい。


羅刹は、


この一戦の先へ行きたい。


東京?


途中で通るよ(笑)。


私は今、


もっと遠くを見ている。

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