TikTokプロモート機能使ってみた② ジャンル特化アカウントで検証した結果
以前、TikTokの「プロモート機能」を使い、
5,000円分を実際に回してみた検証記事を書きました。
そのときは、
VLOG、音楽、格闘技などを混ぜた、いわゆる雑記動画アカウントでの実験でした。
動画のテーマもバラバラで、
Mrs. GREEN APPLE
RIZIN
といった話題も含め、とにかく「色々投稿しているアカウント」での検証です。
そのため前回は、
「プロモート機能そのものの効果」だけでなく、
ジャンルが統一されていないアカウント特有の影響も、結果に含まれていた可能性がありました。
そこで今回は条件を変え、テーマ・ジャンルを1つに統一したアカウントで、改めてTikTokプロモート機能を試してみることにしました。
・ジャンル特化アカウントだと結果はどう変わるのか
・フォロワーや反応の質に違いは出るのか
そのあたりを、
できるだけ感情論を抜きにして、数字と体感ベースでまとめていきます。

音声としてながら聞きでもどうぞ。
検証

今回プロモート機能を使うのは、AIで台本制作~MV・音声作成を行ったジャンル特化型アカウント。
大きく分けると、学び系のアカウントになります。
立ち上げから3週間程度。1本あたり平均700再生。
伸び悩んでいるアカウントになり、プロモート機能実施前はフォロワーは26人でした。

今回は、2,632円のプロモーションパックを購入。手数料含め3,760円の支払いです。
1回目実施時には、推定獲得フォロー数が表示されていたが、今回は想定動画視聴数でした。
実績が浅かったので獲得想定の算出が難しかったの可能性があります。

ジャンル特化になるので、プロモーション対象も教育関係で絞った方がよいのかと思いいろいろいじってみました。
ただ、動画視聴数の想定がかなり下がっていたので、初期のプロモーションパックのまま発注を行いました。

注文承認されたものの、部分的に供給されるとのこと。
ガイドラインを提示されましたが、具体どこに抵触しているかまでは教えてくれませんでした。
あくまでも推測ですが、AIコンテンツなので一部規制が入ったのかなと思っています。

発注前には出ていなかった、新規フォロワーの獲得想定が表示されていました。
結果

結果、広告費2,559円を消費、獲得フォロワーは91人でした。
つまり、1人当たりの獲得コストは約28円。
1回目の時は1ユーザーあたり53円のコストがかかっていたので、比較してもかなりコスパがよかったです。
単純比較でもほぼ半分近くまで改善しています。
この差が生まれた要因として、最も大きいのは
アカウントのテーマ・ジャンルを1つに統一したことだと考えています。
前回は、
VLOG・音楽・格闘技など、ジャンルが混在した「雑記動画アカウント」での実施でした。
そのため、TikTok側のアルゴリズムも、
「どんなユーザーに届ければいいのか」を判断しづらい状態だった可能性があります。
一方、今回はジャンルを明確に絞ったことで、
動画内容と視聴者属性のズレが少ない
興味関心が近いユーザーに集中的に配信される
結果として、無駄打ちが減りやすい
といった状態が作れたのではないかと感じています。
また、数字上は「効果が良くなった」ように見えますが、
重要なのは単価が下がった事実よりも、その中身です。
プロモートによって
・本当に動画を見てくれるユーザーなのか
・フォロー後に他の投稿も見ているのか
・将来的にアクションにつながりそうか
このあたりは、
単なる獲得数や単価だけでは判断できません。
そのため今回の結果は、
「ジャンル特化アカウントのほうが、プロモート単価は下がりやすい傾向がある」
という一つの事実として受け止めつつ、
次はユーザーの質についても冷静に見ていく必要があると感じています。
じゃあ結局、TikTokプロモートは「アリ」なのか「ナシ」なのか
結論から言うと、
使い方と目的次第で「アリにもなるし、普通にナシにもなる」というのが正直な感想です。
少なくとも、
「お金を入れたら自然に伸びる」
「フォロワーが増えれば勝ち」
という考えで使うと、かなり危険です。
TikTokのプロモート機能は、
成長を加速させる装置ではなく、あくまで拡声器に近い存在だと感じました。
もともと反応が取れない動画を、
ただ多くの人に見せても、意味は薄い。
逆に言えば、
ある程度「形になっている動画」には、一定の効果が出やすいという印象です。
どんな人なら使う価値があるのか
今回の検証を踏まえると、
プロモート機能が向いているのは、こんな人です。
すでにジャンルを1つに絞って運用している人
投稿内容・方向性がある程度固まっている人
「フォロワー数」より反応や導線を見たい人
広告費を検証コストとして割り切れる人
特に、
「このジャンルでやっていく」と決めた直後のタイミングで、
反応の出やすさを確認する目的で使うのはアリだと感じました。
一方で、
・まだ方向性が定まっていない
・投稿内容が毎回ブレている
・数字が増えること自体がモチベーションになってしまう
こういった状態だと、
プロモートの数字に振り回されてしまう可能性が高いです。
初心者が勘違いしやすいポイント
最後に、実際に使ってみて感じた「勘違いされやすい点」をまとめます。
① フォロワー=ファンではない
プロモートで増えたフォロワーは、
「たまたま流れてきた動画を見た人」であることがほとんどです。
その後、
自分の他の動画を見てくれるか
プロフィールを見に来るか
何か行動してくれるか
ここを見ないと、数字だけが膨らんでいきます。
② 単価が安い=成功、ではない
今回のように、
獲得単価が下がると「うまくいった感」は出ます。
ただし、
単価が安くても“何も残らない”ケースは普通にある
というのが現実です。
・次の投稿が回らない
・コメントが増えない
・外部リンクが踏まれない
こうなると、広告費は単なる消費になります。
③ プロモートは「魔法のボタン」ではない
一番大きな勘違いはここかもしれません。
プロモートは
伸びない原因を解決してくれる機能ではありません。
・動画が最後まで見られない
・最初の数秒で離脱されている
・そもそも刺さっていない
これらは、
広告をかけても基本的に改善しません。
むしろ、
「課題が数字としてはっきり見える」だけです。
個人的な結論
今回の検証を通して思ったのは、
プロモート機能は
「伸ばすための手段」ではなく、
「現状を測るためのツール」
という位置づけが一番しっくりきました。
使いどころを間違えなければ、
学びは確実にあります。
ただし、
安易に使うと、
お金と数字だけが増えて、何も残らない。
これから使う人には、
ぜひ「目的を決めた上で」触ってみてほしいです。

