重い文章は、良い文章なのか?
文章には重さがある。
書き手の”感情”が込められた文章は、重い。
では重い文章には価値があり、軽い文章には価値がないのか?
そうではない。
例えば、なんてことない日常を書いたエッセイがある。
そういうエッセイは、軽い文章に分類されるだろう。
中には重いエッセイというのも無くはないが、少数派だ。
では軽いエッセイだからというだけで、その文章に価値がないと決めつけていいのか?
良いエッセイは、心に残る。
軽く読めるのに心に残る文章というのは、実は緻密に計算された上で書かれている。
サクサク読み進められるように、文章が跳躍するように、徹底的に研ぎ澄まされている。
文章を圧縮し、無駄を削げ落としている。
中には試行錯誤をすることなく、すごい文章をスラスラと書く人も確かにいる。
そういう人の才能は「文才」と呼ばれるものだろう。
しかし才能のない凡人が、誰かに刺さる文章を書こうと思ったら、文章を練り上げるしかない。
書き殴っただけの、手直しされていない文章を「読んでほしい」と願うことは、「ありのままの自分を受け入れてほしい」と願うことと同じくらい甘い。
* * *
私は時々コメント欄で、「重い文章を書く」と評価していただけることがある。
嘘ではないと思うし、実際自分でも重い文章を書くのは得意だと思う。
だが先述したように、重い文章=良い文章ではない。
「軽い文章だけど人の心に残る」そういう文章が一番難しいと思う。
文章の重さはどうやってコントロールすればいいのか?
訓練するしかないと思う。
軽い文章を書くのが得意な人は、重い文章を書く。
重い文章を書くのが得意な人は、軽い文章を書く。
例えば、私は猫を一匹飼っているが、今まで飼い猫について記事を書いたことは一度もない。
日常のことを書くのが苦手なので、ずっと避けてきたのだ。
「軽く読めるけど、心に残る文章」を意識して書いてみる。
私は猫を飼っている。
ここではティア(仮)と呼ぶ。
本名ではなく、仮の名前だ。
なぜ仮の名前なのかというと、個人情報だから。
いや、人ではないから、個猫情報だ。
キジトラ模様(茶色に黒色の縞模様)に白色が混ざった、
「キジシロ」と言われる模様の猫。
体重は標準的で、獣医さんによく褒められる。
ティアは人間が使っているものが好きだ。
私がPCを使っていれば机の上に乗って、キーボードやマウスにいたずらをする。
私が椅子から立ち上がると、一瞬の隙をついて椅子を奪い取る。
ちなみに今の椅子は3台目なのだが、1台目の椅子は今も部屋に置いてある。ティアが1台目の椅子を気にいってしまったので、捨てずに残してあるのだ。
猫のエサは主に2種類ある。
ウェットフードとドライフード(通称:カリカリ)だ。
ティアはカリカリ派。
ウェットフードは食べないが、例外として「ちゅ~る」だけは大好物。
エッセイ風になるように意識して書いてみた。
しかし、これでもまだ文章が固いかもしれないと思ったので、今度はさらにラフにしてnoteの記事っぽさが出るように書き直してみた。
内容は同じなので、興味のない人は読み飛ばして構わない。
こんにちは! いじわる魔女の猫です。
今日は私が飼っている猫についてご紹介したいと思います。
名前はティア(仮)です。
ティアというのは本当の名前じゃなく、今考えた仮の名前です。
一応、名前は個人情報ということで、非公開にさせていただいています。
でも人じゃなくて猫だから個猫情報ですね。
ティアの模様は「キジシロ」柄です。
茶色をベースとした黒色の縞模様を「キジトラ」といいますが、ティアはさらにお腹まわりが白いので「キジシロ」柄になります。
ティアは人間が使っているものが好きです。
私がPCを使っていると机の上に乗って、キーボードやマウスにいたずらします。
「じゃまねこ」ってやつですね。
私が椅子から立ち上がると、ティアは待ってましたと言わんばかりに、一瞬で椅子を奪い取ります。
ちなみに今の椅子は3台目ですが、1台目の椅子は今も部屋に置いてあります。
これはティアが1台目の椅子を気にいってしまったので、捨てることができなくなっちゃってティアのために残してあるんです。
猫のエサには「ウェットフード」と「ドライフード」の2種類があります。
ドライフードは猫界隈で「カリカリ」って呼ばれています。
ティアはカリカリ派。
ウェットフードはあげても食べないんですが、「ちゅ~る」だけは大好きです。
いかに私が「軽い文章」が苦手か、お分かりいただけただろう。
お世辞にも良い文章とは言えないが、とりあえず軽い文章にはなった。
結局何が言いたいのかというと、「軽いけど良い文章」を書くのは決して簡単なことではないということだ。
軽い文章と重い文章、どちらの方が書きやすいのかは人による。
無理して苦手な文章を書く必要はないが、あえて苦手なテーマや普段書かないパターンの文章を書くことで、文章力が鍛えられる。
書き慣れないことを書くのは辛い作業だ。
しかし文章を書いて「大変でした。おわり」では成長しない。
軽い文章を書くのが苦手な人は、プロが書いたエッセイや小説などを読んでみる。
逆に重い文章を書くのが苦手な人は、ノンフィクション、ルポルタージュなどを読んでみる。
自分の文章と何が違うのか比べてみるといい。
特にオススメなのは、お手本となる文章を書き写すこと。
書き写すのには絶大な効果がある。
必ずしも紙のノートに書き写す必要はなくて、PCの画面に同じ文章を打ち出すのでもOK。
スマホで書き写すのはやったことないから分からないけど、大変過ぎるからPCの方がいいと思う。
文章力は鍛えてナンボ。
バズりたい
読まれたい
ありきたりな文章から卒業したい
誰かの心を震わせたい
そう思うなら、文章力を鍛えよう。
逆に、
読まれなくていい
自分が書きたいことを書く
書くことを楽しみたい
というのなら、文章力にこだわる必要はない。
残念ながら、人に読まれる文章を書くことと、自分が楽しく文章を書くことは同時に成立しない。
どちらかを選択しなければいけない。
好き勝手に書いておいて、それでいてたくさんの人に読んでほしい、スキもたくさんほしい、バズりたいというのは虫が良すぎる。
