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ティッシュカバーに感じる「これ性」

これ性《せい》。
「これ性」という言葉を初めて知りました。

大量生産されたぬいぐるみとかであっても
「”この”ぬいぐるみじゃなきゃ嫌だ!」
という思い入れのことを指すそうです。

少し考えてみました。
私にとっての「これ性」、あるかなぁ・・・。

子どものころは、そういうのっていっぱいあった気がします。
自分の持ち物、何でもないような下敷きとか筆箱とか、何にでも「これ性」を感じていました。

大人になって、自分の所有物に対して「これ性」を感じる機会はほとんどなくなってしまいました。
そう思って部屋を見渡してみたら、一つ見つけました。

猫のティッシュカバーです。
時々洗濯しながら使っています。
もう10年くらい使っていますが、この子は捨てることも、買い替えることもできません。

「すずきち」という名前をつけて、呼んでいます。
実は公式ではこの猫の名前は「ミケランジェロ」であるということが、後に判明しました。
しかし我が家ではこの子は「すずきち」です。

お腹の部分にゴムが付いていて、中のティッシュが落ちないようになっているのですが、今ではそのゴムもすっかり伸びきってしまいました。
そんなわけでティッシュカバーとしての使い勝手は良くないのですが、買い替える予定はありません。

10年後も20年後も、ずっと「すずきち」を使い続けていると思います。

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