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ヒステリー界隈について

ヒステリー界隈について……

耳が聞こえにくくなり痛い、目が痛くて視力も低下したという方が、耳鼻科や眼科や神経内科や様々な医療機関を受診し検査したが「異常なし」

………で、精神的なものではないかと精神科や心療内科に紹介されてくることがありますが、いわゆるマスクドデプレッションというこで、うつ病と身体表現性障害という診断のもと抗うつ剤などが処方されたりしますが、まぁ、精神科の薬でなんとかなるものでもなく………

カウンセリングのオーダーが出されることがあるわけです。

症状のお話から生活やご家族や最近の出来事などについて、いろいろなお話をうかがっていき、何回かお会いしたところで「忘れていたけれど、数年前に別れた夫の不倫の話を当時電話で聞かされて、現場の証拠写真とかを見せられて……、そのあたりから今の症状が出てきている」とのこと。

聞きたくない話を聞かされて耳が痛くなったり聴力が低下したり、見たくないものを見せられて目が痛くなったり視力が低下したり………

今はこういう症状に悩まされる方々は「身体表現性障害」の範疇に含まれますが、いわゆるトラウマ反応でもあり「PTSD」でもあるわけですが、実は古典的には「ヒステリーの転換症状」でして、こういう昔の教科書に出てくるような典型的なヒステリー症状を表出する方が少なからずいて、ほとんどの方々は身体科でケア、フォローされていますが、なかなか良くならないんだね。

ヒステリーの転換症状は身体化されたものですので、記憶の想起によって、その時の気分や感情を伴う出来事の言語化をしていくことで症状が緩和されていきますが、慎重に少しずつ進めていかなければなりません。

症状の緩和や除去だけに焦点化していくと症状が強化されてしまうこともあります。

ヒステリーの症状は身体化が特徴の転換症状と、健忘や解離症状と、行動化されるものがあり、この行動化には自傷行為や摂食障害や性的逸脱や暴言暴力などがあり、それらの行動特性が高い対人操作性を帯びているものをパーソナリティ障害と言います。

また、健忘や解離はPTSDや複雑性PTSDの症状としてあたりまえに表れたりしますが、健忘だけが症状として表れている場合、逆行性健忘症や前行性健忘症と言われ高次脳機能障害などの症状としても表れます。

実は健忘と解離は一見区別がつきにくいことがありますが、過剰記憶ということも起こります。

「解離」は「転換」に並ぶヒステリーの症状で、極端な退行やスプリッティングと見分けが難しいこともあります。

時には憑依のように思われたり、窃盗や傷害や無免許運転など犯罪絡みになってしまうこともあります。

さらに、異性関係、趣味嗜好、自傷や食べ吐き、事故、病気など多様な問題が「解離」のもとに顕在化します。

そして、いわゆる「DID(解離性同一性障害)」を発症してしまう方々もいて、以前も紹介しましたが「DID」は、一人の人に2人以上の人格が生じている状態で、その生活において、自己の感覚や意思の作用が不連続となり、感情、行動、意識、記憶、知覚、認知、感覚運動機能の変容が見られ、日常生活にも支障が出たりします。

以上雑ではありますが、これらは古典的には「ヒステリー」なんだよ………というお話です(^_^;)

首が痛くて動かしにくい方が、実は借金で首が回らない状態だったり………

肩から腕が痛くて動かない方が、実は過重労働で忙しすぎて手が回らない状態だったり………

慢性的な頭痛で悩まされていた方が、実は人間関係でアレコレ頭を悩まされていたり………

腹痛や下痢などの症状がなかなか良くならない方々のなかには、腹に据えかねることや受け入れ難いことを我慢して抱えていたり……

交通事故の後しばらくして医学的には何ともないのに、頭痛や腰痛や手の痺れなどがなかなか良くならない方が、実は事故後の加害側や保険屋の対応でどうにも理不尽なことがあり納得できなさをずっと抱えていたり……

………と比較的わかりやすく身体症状化されている方々が少なからずいらっしゃいますが、共通することは皆さんとても理不尽な体験をし、持っていきどころのない怒りや怖れや不安を抱え「根に持っている」ということと、そのことを抑圧したり否認したりしていて自覚がないということです。

PTSD(複雑性PTSD)というのは自分を取り巻く全てがいちいち恐怖と怒りにいろどられていて、ことあるごとに容易にフラッシュバックや再演が起こり日常生活に大きな支障をきたします。

最近はヒステリーと疼痛と身体言語のことをアレコレ考えたりすることが増えています(^_^;)

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