大学院生の憂鬱
院に行かなければよかったと度々思う。大学3回生の時、就活をしたくなくて逃げの院選択だった。周りがほぼ院に行くから、やりたいこともまだわからないし、そんな理由で院進を決めた。学びたいこともやりたいこともなかった。ただモラトリアムを延長したにすぎない。院試の試験勉強は苦しみながらも周りの勢いに飲まれて頑張ることができた。院試の面接で担当教員に院でやる気を保って走り抜けるの?と聞かれて大焦りし、苦笑するという苦い思い出があるのだが、今思えば担当教員に私の本質を見抜かれすぎていた。教授ってすごい。
そんなこんなで見事合格し、院生になって、就活に追われた。課題はほどほどに、インターンに、選考に、とにかくしんどい日々だった。振り返れば別にめちゃくちゃ忙しいわけでもなかったが、(忙しい研究室ではないので)就活のストレスで精神的にかなり追われていた。幸い2月に就活を終えることができたが、そこまで研究という研究は一切しておらずそこから地獄の始まりだ。とにかくやる気もなければ、やりたいこともないので、当然書きたいテーマもないし、研究もしたくない。そもそもの研究的思想の仕方が叩き込まれていないので、少し考えたところで全く研究にならない。脳みそが停止している状態だ。3月、4月、5月の私のしたことは微々たるもので、真面目な院生が1週間もあれば手にするであろうものしか手に入れられていない。本当に笑える。(笑えない)さすがにやらねばならない期限はとっくにすぎているのだが、やるしかないのでやろうと思いパソコンに向かってみる。進まない。どこに進んだらいいのかもわからない。
就活が終わった時点で私は卒業できればそれでよく、いい成果を残そうだとか、いいものを作ろうだとか、そんなことは思っていない。ただ無難なものができたらいいと思っている。その思考が大学院生にあっていなさすぎる。
好きなことを極めるために来ている人ばかりで、私のようにやる気がまるでないくせに院生になっている人がいなさすぎる。どうして?モラトリアム延長勢はどこに消えたの?入ってから気づいたのだが、本当に不思議なものでモラトリアム延長勢はことごとく院試に落ちており、こんなふざけた態度で院に進んでいる人間なんて私くらいだった。というか、ふざけた態度のままに、ふざけているのが私だけだった。やる気がない人もいるにはいるが、みんなやる気がないなりにもなんやかんややることはやっている。動いていないのはお前だけであると後ろ指を刺されながら、私はなお立ち止まってキョロキョロしている。
ここまで読んで私と同じだ!と思った人もいるかもしれない。でもそれでもあなたはきっと私より前を見ている。私はまだ足元ばかり見ているから。下を見出したらキリがないことはわかっているし、そんなことになんの意味もないこともわかっている。でも下を探して自分を正当化したくてたまらない。頑張らない理由が欲しい。でも頑張らなくてもいい理由なんてないし、ここまで来て卒業できずもう一回就職活動なんてもっと嫌だ。やるしかないと自分を奮い立たせてこのnoteを書いている6月頭。まだ間に合うと信じて、また少しずつ走り出してみます。
頑張らないといけないことがある人、一緒に頑張りましょう。今も頑張っている人、本当に偉い。ついでに私を鼓舞してくれたら嬉しいです。
