構造標|人は自分を観測していない
人は世界を観測する。
他者を観測する。
出来事を観測する。
しかし、
自分が何によって変化したのかは、
ほとんど観測しない。
人は、
何を見たかを記録する。
何を知ったかを記録する。
何に賛成したかを記録する。
しかし、
何によって自分が形成されたかは、
ほとんど記録しない。
外部への観測は蓄積する。
知識も蓄積する。
経験も蓄積する。
しかし、
自分への観測が伴わなければ、
存在は形成されない。
自分を観測するとは、
自分を評価することではない。
自分を正当化することでもない。
何によって変化し、
何によって形づくられたのかを
観測し続けることである。
