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「どう良くするか」を考え続ける — ILUエンジニアの開発現場

こんにちは、言語理解研究所(以下、ILU)の広報担当です。
今回は、ILUでエンジニアとして活躍する平岡さんに、現在携わっているプロジェクトやこれまでのキャリア、そして生成AI時代の開発現場について話を伺いました。

< 平岡・プロフィール > 
ゲームアプリ開発会社を経て、2016年11月に言語理解研究所へ入社。
Webサーバーアプリケーション開発を担当し、株式情報に関する対話型システムや、請求書明細データの抽出処理を行うシステムの開発を中心に、複数のWebサービスの保守・運用や辞書データのメンテナンスに携わっている。

―― 今日はよろしくお願いします。まず始めに、平岡さんが現在担当されている業務について教えてください。

平岡:大手IT企業が提供する経理業務向けAXサービスの共同開発プロジェクトに参加しています。このプロジェクトは、AIを活用した業務効率化に取り組んでいて、私は請求書のPDFを解析しデータ化して返すAPIを開発しています。

他には株式情報について答えるチャットボットや、ILUの提供する感情分析AIサービス「エモレポ」のメンテナンスにも関わっています。

――  このプロジェクトで特に難しかった点や工夫した点はどんな部分でしょうか。

平岡:AIを使用して明細表を読み取り、AIが見て分かる形のデータに変換するのですが、企業ごとに請求書の形式はバラバラなので、うまくデータを取れない場合があります。それをできるだけ汎用的に綺麗なデータに修正するために、試行錯誤しました。
この辺りはまだまだ改良の余地があるので、引き続き対応しています。

―― ではこれまで携わってきたプロジェクトの中で特に印象に残っているものはありますか?

平岡:株式情報について答えるチャットボットを開発したのが印象に残っています。ILUに入社して一番長く開発、メンテナンスしていますので。

―― 一番長くというと?

平岡:開発に2年、メンテナンスは9年関わっています。

―― それだけ長く関わるプロジェクトになると、工夫した点や大変だった点も多かったのではないでしょうか。

平岡:プログラム部分ではないですが、今まで知らなかった株の知識を自分にインプットする必要があったのは大変でした。特に苦労したのがデバッグ作業です。

株式情報は、価格や時間帯によって答え方が変わります。
「今の株価は?」「前日比は?」など、条件によって最適な回答が異なるため、単にプログラムが動けばいいわけではありません。そこでお客様と相談しながら、「この条件ではこう答える」という基準を整理し、システムに反映していきました。

さらに苦労したのが “対話制御” です。
ユーザーの発言を理解し、文脈を踏まえて次の応答を決める仕組みを設計するには、日本語の主語・述語・修飾語などの知識も必要になります。
前職とは全く違う知識だったので、開発しながら言語処理や日本語の知識を学んでいきました。

―― ところで、前職ではゲーム開発をされていたとか…。

平岡:はい、以前は大阪で、携帯電話向けのアプリを開発する会社に勤めていました。当時はガラケー全盛期で、アニメーションの多いゲーム制作は難しかった時代です。
画像容量の制約もあったので、比較的容量の少ないパチンコのスロットゲームの移植をメインに開発していました。

後は自社開発ゲームのプログラミングやデバッグも担当していました。

―― 地元徳島に戻る形で転職されたわけですが、ILUを選んだ決め手は何ですか。

平岡:ひとつは労働環境です。ゲーム関係の会社をご存じの方には分かってもらえると思うんですが、労働時間がきついので…。
ワークライフバランスを実現できる環境を重視しました。

それから「大学発ベンチャー」という背景にも惹かれました。
そもそも私が「大学発ベンチャー」という存在を知ったのはILUがきっかけです。面白そうだな、どんな会社なんだろうと思い、まず話を聞いてみることにしました。
実際に話を聞くと安心して長く働ける環境だと分かったので、入社を決めました。

―― 実際に働いてみて感じているILUの職場環境や雰囲気について教えてください。

平岡:自分の生活に合わせて業務時間をある程度コントロールできるフレックスタイム制というのにはじまり、それ以外の部分でも働きやすい環境だと思います。

それからPM、エンジニアの立場関係なく自由に意見が言える職場でもありますね。

ILUは経験や知識を持つ人が多いので意見も出やすいし、何より全員が知識のインプットに積極的です。
私も気になることがあればきちんと伝えることを意識してきたので、そういう意味でも自分のスタイルに合った職場だと感じています。

―― 勉強会(糟谷PM主催)では皆さん、疑問点を共有したり、担当プロジェクト関係なく改善案をアドバイスしていると聞きました。

平岡:はい、勉強会では「こういう方法で開発してます」って話すと、「じゃあこういう技術はどうですか?」とかどんどん意見が出てきます。
開発手順や知識のブラッシュアップがしやすいですね。

自然言語処理にはいろんなアプローチ方法があるので、試行錯誤しながら開発できる点もいいです。

―― 最近の技術トレンドの中で、特に関心を持っているものはありますか?

平岡:特定の技術というよりも、AIをもっと業務で活用していきたいと考えています。どんどん使っていきたい。
今は世の中的にも自動化が着実に進んでいますし、正直そのほうが楽ですからね。

これまでは初めて使う技術などは自分でドキュメントを読んで一から勉強していましたが、今はCopilotやGeminiでほぼ正解のプログラミングができます。以前と比べると、作業にかかる時間はかなり短くなりました。人が1から10まで手作業でやっていたことが、今は2から7くらいまでは自動で進められるイメージです。

そのおかげで、これまではまず完成させることを目標にしていましたが、今は完成させたうえで、どうブラッシュアップするかに時間を使えるようになりました。

生成AI(LLM:大規模言語モデル)は非常に便利ですが、ハルシネーション(事実ではない内容をもっともらしく生成する現象)という課題もあります。
そのため当社では、生成AIとルールベース処理、辞書ベースの自然言語処理を組み合わせる“ハイブリッドアプローチ”を重視しています。
単にAIを使うのではなく、「どう使えば実用レベルになるのか」を考え続ける。それがILUの開発現場です。

―― これからエンジニアとしてキャリアを考えていく方に向けて、平岡さんご自身の経験から感じていることがあれば教えてください。

平岡:プログラミングは、完成した製品やサービスに対して「もっとこうしたい」と考えながら試行錯誤していくところが、難しくもあり、同時に一番楽しい部分だと思っています。

AIの活用が進んでも、その「どう良くするか」を考える部分は人に残ります。一緒により良い製品・サービスづくりに取り組んでいけたら嬉しいですね。

―― 最後になりましたが趣味や休日の過ごし方を教えてください。

平岡:オフのときはゲームをしたり、散歩をしたりしてリフレッシュしています。あとは配信サービスで、クライムサスペンス系の海外ドラマを見るのが好きですね。
ストーリー展開を考察しながら見るのが楽しいです。

―― ありがとうございました!


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AIや自然言語処理に興味がある方、「どう良くするか」を考え続けたい方、ぜひ当社と一緒に挑戦しませんか?

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