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【品川サウナ】大井町から歩いていける天国【ものみ湯賛#8】

「ものみ湯賛ゆさん

気ままな見物や旅を意味する “物見遊山ものみゆさん” に、「湯をたたえる」気持ちを込めました。

ここに綴るのは、湯の評価ではなく、湯との思い出です。

点数も星もつけません。ただその日、湯に浸かって感じたことだけを、ふわっと湯気のように書き留めておきます。



大井町から歩いていける天国

今回訪れたのは「泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ」

場所は品川…というよりは大井町。
駅から徒歩1分という好立地に、天国のようなサウナ施設があるのです。

※ここ男性専用施設です。


限られた空間に詰めこんだアイディア

品川サウナは、サウナーの理想をぎゅっと凝縮したような施設です。

玄関

三階建ての建物の中に、

  • アウフグースの「KUUサウナ」

  • セルフロウリュ可能な畳敷きの「ZENサウナ」

  • 潜水ができる水風呂、深水風呂【リトルマーメイド】

  • 10℃以下の水温のシングル

  • 30℃の珍しい水風呂不感リラクゼーション

  • 露天風呂

  • 信楽焼の美泡壺湯

  • ととのい部屋 〜Night on the planet〜

  • そして最高の屋上外気浴スペースまで

…を詰め込んでいます。なんという欲張りラインナップ。

泊まれるカプセルホテルも併設されているそうで、宿泊者は翌朝10時までサウナを楽しめるそうです。
私は今回は泊まりませんでしたが(都内に住んでいるのでそりゃそうなのですが)、「今度このあたりで泊まる用事があれば、迷わずここだな」と目論んでおります。



いきなりトップギアなアウフグース

朝の7時に受付を済ませ、速攻で浴場へ。
身体をよく洗い終えると、タイミングよくアウフグースが始まりました。

KUUサウナに入り、スタッフさんが大きなタオルを振り回して熱波を送ってくれる。いきなりトップギアに入れられたような熱気に、一気に目が覚めます。

アウフギーサーさんは、イタリア人がピザ生地をこねねるが如く、指の上でくるくるとタオルを回します。
風が来るとか、空気が効率的に攪拌かくはんされるかは不明ですが、サウナの温度と相まって現実離れしたダンスのように見えます。

公式サイトより引用

ZENサウナの方も負けていません。
壁から何からアッツアツで、畳半畳ほどの半個室になっており、瞑想しながらサウナ浴ができます。
ただ、閉所恐怖症の人はおすすめできないかもしれません。
私はそうではありませんが、「ここで急に気分が悪くなったら茹で豚になってしまう…」と若干不安になったのです。




水風呂連鎖反応


品川サウナの水風呂は3種類。

ひとつは「シングル」と呼ばれる、なんと一桁℃の冷たさの水風呂。これはもう、ガツンとくる刺激強のシロモノです。

公式サイトから引用


もうひとつは約18℃の水風呂。しかもこの水風呂。深くて頭まで入れます。
普通の銭湯サウナなどでは「潜るの禁止」がデフォルトなので、少しの後ろめたさと脳天まで水に冷やされる爽快感が最高です。


私はまずシングルに飛び込み、サウナで150を超えた心拍数が、ぐーっと下がるような感覚を味わい、そのままおだやかな方へ移動してじんわりクールダウン。
これだけで、心拍数が70までストンと落ちるのが気持ちよくてたまりませんでした。



天国は屋上にあり

そして、何と言ってもここは屋上が最高です。

3階の屋上に出ると、ネオンで「sinagawa heaven」の看板が輝いていました。

公式サイトより引用

敷地ぎりぎりまで活用した屋上には、真ん中にお風呂。

そのまわりに、たくさんのインフィニティチェア、座り心地のいい椅子、サマーベッド、さらには畳に枕というスタイルまであって、椅子待ちをする必要なんてありません。


私が屋上に出たのは早朝の7時半頃。
朝の光が葦簀よしずや植物の隙間から差し込み、木漏れ日のような柔らかな光が屋上全体を包み込みます。
「ここが天国なんじゃないか?」と先ほどの看板が脳裏に浮かびます。

特に気に入ったのは、畳敷のエリアです。
防水の畳がいくつか並べてあり、枕もあります。

全身びしょ濡れなので、プラスチックの繊維でできたカバーのないものです。茹でえう前の春雨がこんがらがったものを想像していただければ、そう遠くはないでしょう。

大井町へ差し込む朝日が眩しくて、眠気を徐々に取り去り、それでいて穏やかな気持ちにしてくれます。
3セットをこなし、2回は畳、最後はインフィニティチェアでまどろみまを味わいました。

途中、スタッフさんが大きなうちわでそっと扇いでくれるサービスもあり、「Heaven」という言葉と共に眠りに落ちました。




チューンナップ

結局、朝からしっかり整えられて、気持ちはとても穏やかで、でも頭は冴えた状態。
このままダラダラ過ごすのはもったいないので、私は書き物をするために喫茶店に向かいました。

『計画通り」

デスノートの主人公ならニヤリと笑うところです。


──湯さんが、耳元でぽつりとつぶやいた。


天国は召された後にあるとは限らぬ。
朝7時、大井町に現れることもある。


──今日も新しい企画書を、書くとしよう。



記事:まるのすけ


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