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不調な時に自分を傷つけないということ ──「ネガティブなループ」を回避し、回復を加速させる「上手な休み方」とは?

「なんだかイライラする、ストレスが溜まっている」
「疲れている、辛い気持ちになってしまう」

そんな時、あなたはどうするでしょうか。

きっと、自分に優しくしてあげるのが一番です。休んで回復し、元気になることが、未来の自分のためにできる大切なことだと思います。

ただ、そこでの「休み方」はとても重要です。

最近、私は休み方を意識するようになってから、そういった不調からうまく抜け出せるようになった気がします。

今日はそのことについて、少し考えてみたいと思います。

その休み方、かえって自分を傷つけていませんか?

気をつけなければならないのは、不調な時の休み方を間違えると、自分をさらに良くない状態へ追い込んでしまう可能性があるということです。

以前の私は、心身の調子が悪い時、夜更かしをして昼まで寝たり、一日中ベッドで過ごしたりすることがありました。

あるいは、ジャンクフードやお菓子を好きなだけ食べたり、ひたすら横になって、だらだらと動画を見続けたり。

こうした休日の過ごし方は、気分を晴らすどころか、かえって心身を重くさせてしまうことがあります。

寝すぎて体がだるくなったり、夜更かしでさらに寝不足になったり、食生活が乱れて胃腸の調子を崩してしまったりするのです。

それは全く「休めていない」状態です。むしろ、疲れている自分、辛い自分を、より一層傷つける行為になってしまっています。

そうなると、「不調になる→自分を傷つける休み方をする→さらに不調になる」というネガティブなフィードバックループに陥り、なかなか抜け出せなくなってしまうのです。

不調を広げない「守りの休み方」

では、どうすればいいのでしょうか。

答えはシンプルで、自分にとって本当に良いこと、つまり、早く寝る、三食とる、規則正しく生活する、適度に運動する、栄養バランスを考える、お風呂にきちんと浸かる、と言ったようなことを実践することなのかもしれません。

しかし、どうでしょうか。調子が良い時はできても、不調になると、むしろ最初に崩れてくるのはそのあたりではないでしょうか。

「それができたら苦労しないし、それができるなら不調になっていない」という声が聞こえてきそうです。

そうは言っても、やはりそのあたりの「基本的な生活」を「防衛ライン」として意識し、できることから取り組んでいくことは大切です。

例えば、取り組みやすいのは食事かもしれません。普段ほどきちんと食べなくても、体にあまり負担がかからなそうなものを選んでみる。あるいは、コーヒーなど、日常的に摂取しているけれど胃に負担をかけていそうなものの摂取をやめてみる。

「これだけは自分のためにやってあげよう」と自分に声をかけ、最低限のラインは崩さないようにする。

それがまず、自分を大切にする第一歩になるはずです。

回復を加速させる「攻めの休み方」

しかし、私が最近始めてみて、より効果を感じているのは、もっと積極的な何かです。

最近、私が不調を感じる時に実践していることがいくつかあります。

  • 近所を少し散歩する

  • マッサージや整体を予約して行く

  • 近所の入浴施設で大きなお風呂に浸かる

  • ビタミン豊富な野菜ジュースを飲む

  • 体を温める白湯を飲む

これは、「休むために積極的に動く」というイメージです。

なんだか調子が悪いと感じた時に、あえてマッサージを予約したり、野菜ジュースを買いに出かけたりするのです。

こうした「積極的な休み方の引き出し」をたくさん持っておくことが、とても有効だと感じています。

疲れている時や辛い時こそ、「自分が本当に心地よいと感じることは何だろう?」「どうすれば回復に向かうだろう?」と、自分と向き合うチャンスです。

「これをやった後は調子が上向きになった」「これをやっていたら気分が良くなった」という自分の変化を丁寧に観察し、回復のパターンとしてストックしていくのです。

これを繰り返すうちに、不調の時に自分のために本当に優しくなれるアプローチが増え、選択肢が広がっていきます。

そして、いざという時に「これならできそうだからやろう」「なんとなくこれがやりたい気分だから」と、自分に合った休み方を選べるようになるのです。

「不調だから動けない」という思い込みを手放す

もう一つ、とても重要なマインドセットがあります。

それは、「不調だからといって、必ずしも動けないわけではない」と知っておくことです。

不調な時に動けなくなるのは、本当に体が動かないからではなく、単に自分の中の「習慣」になっているだけではないかと疑ってみるのです。

例えば、以前の私は少しでも熱が出ると、何もやる気がなくなってすぐに横になっていました。たとえ微熱であってもです。

今思えばそれは、実際に体調が悪くて動けないというより、「熱が出たら寝るものだ」という習慣に基づいた行動だったように思います。

不思議なことに、37度を超えた体温計の数字を見ると、急に体調が悪くなったように感じてしまうのです。

「熱が出たら動けない」「調子が悪いからできない」といった思い込みが自分の中で固定化されると、あらゆる物事が、それを証明するかのように動き始めてしまいます。

「無理だ」と決めつけた時点で、本当に無理になってしまうのです。

もちろん、その習慣でうまく回復できているなら問題ありません。

しかし、今までのやり方では不調が長引いてしまったり、生活の一部が崩れてさらなる不調を招いてしまったりする場合には、その固定観念を積極的に疑ってみる価値があります。

実際、今の私は多少の熱があっても普段通りに動けることに気づき、ちょっとした不調があっても生活を崩さずに過ごせるようになりました。

その結果、以前なら起きていた二次的な被害(家族に負担をかける、仕事が遅れるなど)がなくなり、回復にかかる時間もむしろ早くなったように感じています。

「不調になったらこうすべきだ」という自分の中の思い込みを変えてみることが、私にとっては非常に有効に働いたのです。

とにかく、ネガティブなループだけは絶対に回避しよう

今回は、疲れた時、イライラした時、辛くなった時の「休み方」について考えてみました。

まず大切なのは、自分をより傷つける方向に行かないこと。

そして、不調の時こそ、自分を回復させるための休み方を積極的に探求していくこと。さらに、不調の時の自分の行動や、「こうあるべきだ」という固定観念を見直してみること。

不調の時に一番避けたいのは、ネガティブなフィードバックループに陥ることです。

不調が一過性のものであれば何とかなりますが、それが長引くと、生活の様々なところに影響が出てきてしまいます。

私自身、過去に二度の休職を経験し、そのことを痛感しています。

これからも、不調の時にネガティブなループに陥らないよう、自分にとっての「上手な休み方」を身につけていきたいと思います。

皆さんも是非、探求してみてください。

P.S.

この記事に書いた休み方の話は、もしかしたら安定している人向けの話かもしれません。

私が休職に至ってしまった際はもっと根深い問題、ボトルネックのようなものが、自分の中に存在していました。

そういったものを抱えていると、小手先の休養ではどうにもなりません。もちろん、やらないより遥かにマシな訳ですが。

そういった時は苦しみながら、もがきながら、とにかく「根本的な原因」を探して、探して、そしてなんとかたどり着くことが大事かもしれません。

そんな時に必要なのは「優しい休養論」ではなく、根本治療のための「劇薬」です。

そんな話も今度書いてみたいと思っています。

少し話は変わりますが、私の妻は自分と向き合うことがとても上手です。

そんな彼女の以前の口癖が「無理って言ったら無理じゃん」でした。
(私がそんな事ばかり言っていたからでしょう…。)

本当にそう思います。

「言霊」という言葉もありますが、言葉の力は本当に強力です。

「無理」と言ったら無理になってしまうので、無理じゃ困るものには「無理」と言わない方が良いのかもしれません。

ネガティブな口癖を見直すことも、大事なことなのかもしれませんね。

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