あだ名の終着点
職場の隣席にいる若くしてハゲ散らかってしまった肥満体の田中(仮名)は、去年の10月に手渡された健康診断の結果が著しく悪く、その日以降、根本的な食生活改善のため、いつも昼に食べていた大盛り弁当&カップラーメンをやめて毎日のようにコンビニの納豆巻を食べている。
そんな田中が神妙な面持ちで話しかけてきた。
田「アルバイトの女性達が高山さんに陰であだ名を付けて呼んでるの知ってます?」
僕「知ってる知ってる。激安ジャングルでしょ? 彼女達ネーミングセンスあるよね」
そうなのだ。
同じ係の指毛と手の甲の毛が濃いめの同僚が、昼食後にドン・キホーテのゼリーを食べていただけで『激安ジャングル』というあだ名を付けられ、アルバイトの女性達に陰で呼ばれているのだ。
その様子はコチラ↓
『激安ジャングル』というハイセンスなあだ名は、いつのまにか本人以外の大半の係員が知ることとなり、係員は一同に、次は自分にあだ名が付けられるのではないか、もし付けられるとしたらどんなあだ名になるのだろうかと怯えながら職務に勤しんでいる。
田「いなちうさん、お互いのあだ名を知ることがあったら教え合うようにしません? 僕もいなちうさんのあだ名を知ったらすぐに教えますから。自分だけ知らないのってなんか嫌じゃないですか」
僕「う、うん。そうしよっか」
田中はまだ知らない。
ハゲ散らかった彼が、健康のため毎日のように納豆巻を食べているというだけで、すでに彼女達から『イソフラぼんず』という高尚なあだ名で呼ばれていて、先日僕がその会話をコピールーム内でたまたま耳にしてしまったことを。
この時僕はまだ知る由もない。
終業時刻の5分前になるとニコニコしながらデスク周りを片付け始め、終業時刻を迎えたその瞬間、そそくさと退勤する僕に『ニコラス定時』という主演級のあだ名を彼女達が命名していることを。
そして後日、その事実を田中からドヤ顔で告げられることも。
定時に退勤しただけなのに。
それになぜ、田中がドヤ顔。
あだ名とはそういうもの。
職場の健康診断結果が手渡された当日の田中と僕の様子を昨年の10月にInstagramで投稿しています。もし興味がある方はコチラをご覧くださいね。
今週も新しい王冠カエルのイラストいただきました。Wakaさん、可愛いマカロンカエルが印象的な作品をありがとうございました。
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それではまた土曜日?🐸
