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セッション件数をこなすことが、いつの間にか目的になっていた

売上は上がっているのに、充実感がない

お客さんが増えてきた時期に、1日7〜8件のセッションを入れていたことがあります。

売上は上がっていた。スケジュールは埋まっている。「仕事が順調だ」と思っていました。でもある時、充実感が薄いことに気づいた。数字は良いのに、何かが違う。

振り返ると、セッションを「こなすこと」が目的になっていました。お客さんの身体の変化を引き出すことが本来の目的なのに、件数を回すこと自体がゴールにすり替わっていた。

効率的には動いていた。でも効果的ではなかった。この2つを混同していたんです。

AIでも同じことが起きた

この混同は、AIを使い始めてからも再発しました。

大量のデータを整理したり、文章を素早くまとめたり。「速く処理できた」という感覚が気持ちいい。でも「だから何が前に進んだのか」という問いを立てないまま動いていた。

AIの課金が前月比2倍になったとき、ようやく気づきました。確認作業を全部最上位モデルに投げていた。速く処理できている安心感が、検証を止めていた。

道具が強力になるほど、方向のズレが大きくなる

速く動けるということは、間違った方向にも速く進めるということです。

ジムのセッションでも、AIの活用でも、「たくさん動いた」は「正しく動いた」とイコールじゃない。効率は手段の話で、効果は目的の話。この2つを分けて考えないと、どこかで「たくさん動いたのに何も変わっていない」という状態になる。

正直、この区別は面倒です。「効率的に動いている」感覚の方がずっと気持ちいいから。でもその面倒さを省いたとき、過去の自分は必ず後悔しています。

今は「これは効率の話か、効果の話か」と自分に問う癖をつけようとしています。まだ完全には切り分けられていませんが、少なくとも混同していることに気づけるようにはなりました。

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