パピーウォーカーへの道 〜我が家の挑戦
我が家には、私と妻、そして4人子どもたちがいます。
長女は今年で中学3年生、末っ子の四女は小学1年生。
そう、子どもたちは全員生物学的な女性なのです。若干寂しい気持ちもありますが、人口が多い我が家は日々とても賑わっています♪
そんな中、この春パピーという新たな子ども、言うなれば第5子目を迎え入れようとしています。
女性であれば五女、男性であれば長男であり唯一の私の仲間ということに!どちらになっても、楽しみなことであることに違いはありません!
さて今回は、『パピーウォーカー』とはいったい何なのかということ踏まえながら、実際に申し込んで子犬が我が家に託されるまでのプロセスについて書いてみることにします。
パピーウォーカーを目指したきっかけと目的
2022年1月頃だったと思います。
妻が、パピーウォーカーというボランティアがあることを知ったようです。
私はなんとなく知っていたのですが、妻からそれを聞いた子ども達は、とても興味を持った様子でした。
自己紹介にも書きましたが、我が家には飼い犬はいません。
理由は、私の過去の経験があります。
パピーウォーカー ってなに??
盲導犬候補生として生まれた子どもを「パピー」と言います。
パピーを1歳になる程度までお預かりし、人間と共に暮らす中で人間との信頼関係を作り上げていく、最初の入り口をボランティアで支援している方々のことを『パピーウォーカー』と言います。
また、これらの行いを指して「パピーウォーク」と表現されたりもします。
私たちが住む地域、北海道にある盲導犬協会では、年間60頭弱がパピーとして誕生するそうです。
そのうち、適性等が判断されて訓練過程に進める犬が大体30頭位、最終的に訓練を乗り越えて正式に盲導犬としてデビューできるのが大体12〜15頭位とのことでした。
パピー4頭のうち1頭が盲導犬になる計算です。
そうなんです!
ここから読み取れるように、自己紹介に書いたwin-winとはすなわち、パピーは『1歳になると我が家から去る』ということがポイントだったんです!!
そもそも「盲導犬」とは・・・
盲導犬とは、視覚にハンディキャップのある方を安全・快適に誘導する犬のこと。
2022年5月現在、盲導犬は全国で850頭が現役として活躍しているそうです。
視覚にしょうがいのある方は、全国で約32万人いらっしゃるということで、割合にして約0.3%程度。ざっくり計算してみると、年末ジャンボ宝くじを10枚位買って4等5万円が当たる位でしょうか。
(例えが不謹慎かもしれません。すみません。)
全ての方が盲導犬を希望する訳ではないし、盲導犬の利用対象となる訳でもありませんが、かなり少ない数字と私は感じます。
事実、私は盲導犬と共に歩く方をまだ現実にお見かけしたことがありません。白杖を持って歩く方を何人か見たことがある程度です。
先述の通り、パピー4頭のうち1頭が盲導犬になります。
盲導犬から引退する犬も毎年一定数いるでしょうから、協会は北海道だけではないにせよ、頭数を増やすというのは大変難しいのであろうことは容易に理解できます。
妻と娘達の行動と感情
興味が湧き上がった妻は、なんと、こっそり資料を取り寄せ、これまたこっそり申請書を送っていたのです。。。
北海道で盲導犬の育成などを取扱う「北海道盲導犬協会」では、ボランティアの方の居住地域/対象地域を札幌近郊とされていました。
私達の住む地域は、札幌から少し離れていますので、対象になるか不安だったと言います。
数日後、協会から電話がありました。
ナンと、私たちの住む地域もOKとのこと!!
この一連に関する相談というか、ほぼ報告に近いことについて妻から話があり、私としてもOKすることにしました。
それを聞いて、涙する娘もいました。
犬を飼うことが念願だった娘がいて、それを拒んできた私の申し訳ない気持ちと、少しは寄り添うことができたという安堵の気持ちが交錯したことを覚えています。
我が家は、なぜパピーウォーカーを目指すのか
私たちにとっては、大きく4つあります。
子どもたちの犬を飼ってみたいという欲求を満たすこと
誰かのためにボランティアすること
実際のパピーウォーカーという業務や犬のことを知ってもらうこと
娘たちの経験/体験を増やすこと
分類してみるとすれば、
1と4は、子どもたちのため にすること
2と3は、地域・社会のため にすること
この2つの軸があると言えるでしょうか。
目的の分析
それぞれについて解説するとすれば、まず1については、単純です。
これまで我が家では、私たちが大好きな犬を飼っていませんでしたので、この気持ちを形にするということです。
いかに飼いたいと子どもたちが願っていたかを示すのが、次の写真です。
パピーが来た暁には、ロボット達にした以上に愛情を注いであげてほしいと期待していますし、そうしてくれると確信しています!

2は、一般的には1で自分たちの満足のためにするところ、結果として誰かのためになる可能性があるということです。
自分たちと犬たちが、幸せに暮らし合う一般的な形。これだけで十分なのに、さらに誰か知らない他者のための働きにもなるということが、今回の目的の最も大きなものであり、特徴だと思っています。
3は、お電話くださった協会のご担当者の方の話から思いついたことです。私たちの住む地域には、パピーウォーカーをやっている方、やったことのある方は恐らくいらっしゃらないのではないかとのことでした。
そこから、今後正式にパピーウォークを受託した暁には、一人でも多くこの制度を知ってもらいたいと思うに至りました。
実際のパピーウォーカーとしての業務とこの制度の普及。これらが私たちの大きな挑戦の一つでもあります。そしてこの投稿がまさにその一環となっています。
さらに、私のプロフィールにも少し書いている通り、教育や地域づくりの一貫にもならないだろうかという小さな希望を抱いています。
4は、1から3に共通して見出されるもの/得られるもの と捉えています。
犬を通して、地域社会を通して、これまで経験したことのないものが、私たちを待っていることは間違いありません。
我が家でできるキャリア教育とも言えると思っています。
さらに妻は現在体調を崩しているため、セラピー的なことにもなるだろうし、私にとってもこうして文章を書くきっかけとそこから得られる楽しみを与えてもらえるという副次的メリット/目的もあると言えます。
パピーウォーカーになるまでの道のり(プロセス)
ここまでは、パピーウォーカーとはどういったもので、私たち家族にとってどういう意味を持っているのかについて書いてきました。
ここからは、実際にパピーウォークをやろう!と決心してからどのように行動すればいいのかについて、私たちの事例から整理していきます。
申請
我が家の場合、2022年1月下旬に、北海道盲導犬協会へ電話をしました。
2月7日に申請書(パピーウォーカー申込書)やこの制度に関する資料を郵送していただいています。
2月10日申請書を郵送し、しばらくして協会のご担当者様から電話連絡がありました。
連絡いただいた内容としては、
○パピーウォーカーとして私たち家族に子犬を預けていただけるかは、今後打ち合わせを経て正式に決まっていくということ。
つまり、申請書提出=パピーウォーカーになれるわけでないということが伝えられました。
○実際にお任せいただけるとなると、早くて来年2023年4月、遅ければ9月に順番がまわってくるということ。
順番にして、我が家はだいたい100番目位だと、言い換えれば、相当な数の方々が順番待ちしている状態であるということが伝えられました。
見学会
これはもしかするとマストではないのかも知れませんが、我が家では2022年5月29日(日)同協会で主催されたオンライン見学会に参加しました。
犬たちの生まれてから老後まで過ごし方など盲導犬に関することを学んだり、視覚にしょうがいのある方に関する理解、協会の活動に関する理解を深めるためのものでした。
盲導犬や、視覚にしょうがいを有する方に対する理解を少しずつ深め、私たち家族にできることを、少しずつ考えていきたいと改めて感じた時間でした。
待機
ここからしばらく動きはありませんでした。
動きがあったのは、次のとおり2023年1月です。
この間は、色々な盲導犬やパピーに関する本を読んだり、映画を見たり。
また、申請後毎月「パピーウォーカー通信」というものが協会から郵送されてきましたので、これに目を通していました。
通信の内容としては、
・しつけ/育て方に関する情報共有
・各月の研修を含むイベントに関する情報発信
・その月のパピーの委託状況や委託終了に関する状況報告
が主なものです。
こうして、家族間で少しずつ認識の共有を進めてきていきました。
待機 その2
年が明け、何人かの方から「その後どうなったのー??」とお声がけいただきました。
お気にかけていただけるということは、とても嬉しいことでしたし、パピーウォークへの関心の強さを感じました。一方で、責任の重大さを感じる一場面でもありました。
12月号のパピーウォーカー通信では、2022年度の委託実績は合計で63頭とありました。
7頭/月平均だから、単純計算であと5ヶ月程、つまり6月頃にはもしかすると回ってくるのだろうか?そんな想像をしていた1月の上旬でした。
事前面談
そんな矢先に急展開!!
1月16日に協会ご担当者様から連絡がありました。
なんと、現在10番目とのこと!!
ついにパピーウォーカーになれるかどうか面談して判断していただく「事前面談」が目前というところまできました。
ここで我が家では一つ問題があります。
それは、この待機している間、妻が体調を崩したということです。
引き受けようか、かなり家族内で議論を重ねました。
働くことができる時間も相当短くなり、妻の職場の皆様にもご迷惑をおかけする中での重大な判断です。
それでも結果として、協会の方との面談をお願いすることに決めました。
そして1月27日、協会のご担当者様とオンラインで事前面談が実施しました。
事前面談の内容は、大まかに次のとおりです。
・パピーウォーキングについての説明
・我が家の室内環境の目視確認
・これらを踏まえ、正式に我が家へ託すかどうかを協会側でジャッジ
面談の結果、無事お預かりさせていただけることとなりましたーー!!
犬種は今のところ、『ラブラドールレトリーバー』が予定されているとのことでした!!
色や性別などは、原則指定できないことになっています。
最終意思確認
ここからは、今後の予定です。
3月5日(日)に委託式が協会で実施される予定で、そこから引き受けることとなりそうです!
ですので、そこから概ね1ヶ月前に最終確認(本当に受けるか・受けないか)が電話で確認される予定です。
書類提出と動画研修
最終意思確認がなされると、その後書類のやり取りがあるようです。
また、実際の受け入れにあたって動画による研修(YouTube)を受講する流れとなりそうです。
名前の決定
これはもしかすると書類提出の流れで行うことかも知れません。
『パピーへの最初の贈りもの』と言われているようです。
パピーウォーカーが、名前を決めることになっているんです!
委託式
2023年3月5日(日)13:30
予定通り行けば、ここから私たちはパピーウォーカーとなります。
昨年の2月に申請をしましたので、およそ1年で受託までたどり着くということになります。
むすびに
以上、今回はパピーウォーカーなどについての情報共有を、私たち家族の行動や感情の動きとともにお伝えしながら、パピーウォーカーになるまでの1年と少しの流れをまとめてみました。
最後まで本文をご覧いただき、ありがとうございました。
そして、「みんなのフォトギャラリー」により写真を使わせていただいたkdomoさんにお礼申し上げます。
我が家に来る予定がラブちゃんということもあり、とてもかわいい写真だったため使用させていただきました。
みなさま、今後ともどうぞよろしくお願いします!!
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