【ひとりごと】春と桜と好きということ(鈴木愛乃)
もうすぐ春ですね。
この間は南伊豆でも珍しい雪が降ったようですが、だんだん暖かくなってきて春の訪れを予感しています。
もうすぐ春が来ると思うとなんだかワクワクします。というか次の季節が来ることを予感するといつもワクワクします。もうすぐ冬だと思っていた11月ごろはあんなにワクワクしていたのに、今はもう寒いのはごめんだなと思っています。多分次は、5月くらいに夏が来るぞとワクワクして7月ごろには早く涼しくならないかなと思っているだろうと思います。時間が過ぎていくこと、季節が巡っていくことただそれだけのことで徒然と考えを巡らせることができるのは幸せなことです。日本に生まれてよかった。
来る「ふかめる田舎留学」の一大イベントである「みなみの桜と菜の花まつり」のお手伝い。響きがなんだか春ですね。とても春を感じます。2月中にすでに2回FWに行って南伊豆に咲く河津桜を見ていますが、東京で見るソメイヨシノよりもより生きている感じがするというか自然な美しさを感じます。もちろんソメイヨシノも好きですが。そして、FW中に町民のみなさんとお話すると毎度「ふかめる田舎留学」の開催される2月末まで桜がもつといいねという話題になります。でも、個人的には散ってこそ桜といいますか、咲いても散っても美しいのが桜だと思います。

中学生の時に古典にはまっていた時期があるのですが、桜といえばで思い出すのが在原業平が詠んだ「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」という和歌です。春の南伊豆では桜の話題で持ちきりですが、それほど魅力的なのが桜。咲くか散るかに想いを馳せるだけで春は過ぎていきそう。桜に人はかなわないなと思います。別に競ってはないけど。
春と桜について語りすぎていますが、話を戻して、今度の「ふかめる田舎留学」では私は地域連携班のリーダーを務めています。地域連携班の主な活動内容は「ふかめる田舎留学」中に大学生と町内の小学校から高校までの子どもたちと交流する方法を考えたり、宿でスマホ教室や餅つきを企画したり、石廊崎にベンチを設置しようとしたり、とても自由に大学生と町民が関わり繋がっていくための企画を考えています。私たちの班の活動を基本的に町の方たちと連携して、というものがほとんどなので、FWにいったら大体学校の先生や町のみなさんと打ち合わせという名のお喋りをしています。人と人が繋がってこの田舎留学が成り立っているんだというのをすごく実感します。この地域連携班のメンバーもゆるゆるふわふわだけど冒険心には溢れている愉快な仲間たちなので居心地のとてもよい、人と人が繋がってチームになっているのを感じています。繋がるっていい言葉です。


この間、地域連携班の連携先の一つである東小学校の子たちにとある企画で使うためにアンケートを実施しました。その中にある大学生に聞いてみたいことの項目に寄せられた質問の一つに「推しは誰ですか?」というものがありました。そこで気づいたのですが私には推しというものがいません。そもそも好きなものがあんまりないなということに気づきました。これ結構深刻な悩みです。最近自分とは何か、自分らしさとは何かについてよく考えます。私の特徴、、、。東京出身?1300万人と同じ特徴です。地方にアイデンティティがある人羨ましい。本が好き。私より本が好きな人なんてたくさんいます。お茶が好き、エビフライが好き、懐メロが好きetc。〇〇が好きなこと、〇〇をしていることを自分の個性として捉えようとするといつも私よりこれが好きな人、あれを頑張っている人いっぱいいるしなーという壁にぶち当たります。でも、AとBとCとDと、、、が好きで〇と△と◇をしている人。にしたら私という人間の解像度はかなり高くなる気がします。加えて、Aさんの友達でBさんの後輩で、Cさんの家族。とすると私という人間はもっと具体的に見えてくるかもしれません。自分自身の特徴は自分に内在している性格はもちろんのこと、自分が何を好きで、何をしていて、どんな人と関わっていて、という全ての私から伸びる繋がりの多様性にこそ私自身というものがあるような気がします。つまりは、自分が何を好きか、どんな人と繋がっているのかということはその人のアイデンティティの一部だと思います。
南伊豆を初めて訪れてからまだ1年も経っていませんが、訪れるたびに好きが深まって、出会う人も増えて、繰り返し会う人との縁が深まって、南伊豆が好きということも南伊豆の人たちとの繋がりも私という人間の大事なアイデンティティの一つになりました。
ふかめる田舎留学期間に出会う町の方々や、学生と新たに繋がっていくことも、これまでお会いしてきた方々とさらに仲を深めて好きになっていくことも私自身を形づくってくれるでしょう。季節は巡るだけで嬉しいし、桜は咲いて散るだけで美しく、人は繋がるだけでも意味がある。
何が言いたいんだかよく分からないことをだらだら書いてきたら、10年後に読み返したら寒気がしそうな駄文が出来上がってしまいましたが読み返す時が訪れないことを願ってそろそろ終わりにします。ここまで読んでくださった方がいたらお付き合いいただきありがとうございました。
最後に一言でまとめると、「ふかめる田舎留学」が楽しみです。

田舎留学プロジェクト運営局 地域連携班
鈴木愛乃
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