「自由だけど、自由すぎる」地域おこし協力隊のリアルな日常。
地域おこし協力隊として働きはじめて、まもなく3ヶ月。
この仕事について説明するとき、毎回困るのが、「で、何してるの?」という質問です。
制度としての「地域おこし協力隊」は、かなり自由度が高いです。
大まかなミッションは与えられていても、日々の仕事はほぼ自分で組み立てる。
その自由さは大きな魅力である一方、“自由すぎて迷う”という側面もあるというのが、正直なところです。
■ 誰も「今日やること」を決めてくれない
会社員だった頃は、業務内容もスケジュールも、ある程度は上司やチームで共有されていました。
でも今は、基本的に「何をするか」を自分で考え、自分で動く必要があります。
もちろん地域からのお願い事や、役場の仕事をお手伝いすることもあるけれど、
「任せたよ」のひと言で終わることもしばしば。
丁寧に教えてくれる人もいれば、「じゃあ、君のやりたいようにやってみて」というスタンスの方もいます。
これは信頼の表れでもあるし、裁量を与えてもらっているとも言える。
でも同時に、“指示がない=仕事がない”ように感じて焦る瞬間もあるのです。
■ 正解がないからこそ、迷う
たとえば、「地域を盛り上げる取り組みをしてほしい」と言われたとしても、
何が“盛り上がる”ことなのかは、場所によって、関わる人によってまったく違います。
イベントを企画しても、参加者が少なければ「期待外れ」になってしまうかもしれないし、
地域資源を活かした取り組みも、行政や地元団体との連携が必要だったりする。
誰かが「これが正解」と教えてくれるわけではなく、
試行錯誤しながら、少しずつ“自分なりのやり方”を探していくしかない。
それがこの仕事の難しさであり、やりがいでもあると感じています。
■「何をしたか」より「どう関わったか」
この数ヶ月で気づいたことがあります。
それは、地域おこし協力隊というのは、何かすごい成果を出すことだけが求められているわけじゃないということ。
地域のおじいちゃんと畑を耕したり、
子どもたちと校庭で遊んだり、
お祭りの片づけを手伝ったり。
ぱっと見たら“仕事じゃないように見えること”が、
実はすごく大事な役割だったりするんです。
「あの子、よう来てくれたね」
そんな一言に救われる日もあるし、
名前を呼ばれる回数が少しずつ増えていくのが、嬉しかったりします。
■ 自由すぎるからこそ、自分の軸が問われる
自由って、聞こえはいいけど、
それをどう活かすかは、結局“自分しだい”。
「何がしたいのか?」
「何を大切にしたいのか?」
「どう地域と関わっていきたいのか?」
その問いと向き合う時間が、この仕事にはたくさんあります。
だからこそ、地域おこし協力隊は“地域を変える人”というより、
まずは“自分が変わっていく仕事”なんだと、今では感じています。
次回予告
次回は、地域のおじいちゃん・おばあちゃんとの交流の中で感じたことについて書いてみたいと思います。
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