マニアック家餃子
「なにこれ?めちゃめちゃおいしい!」と驚かせる自信がある。
ただレシピ通りに配合や手順を守り、手間を惜しまず作ってみて欲しい。
めちゃ気になる。でも私にできるのだろうか。我が家は育ち盛りの子どもが5人の7人家族。料理の味付けはいつもだいたい目分量。
そもそも7人分のレシピなんてものは存在しない。レシピは参考にしつつ最終的に味付けは感覚で仕上げる。
料理を作るのはもともと好きだったが、noteを始めてより楽しくなった。中でもハマったのは餃子づくり。
何度も作った小森谷さんの「中国のお母さんの本格餃子」餃子さんの「粗びきミンチとエノキを洗脳して作る焼き餃子」。作るたび、みんな笑顔になるので餃子はパパの休日スペシャルメニューとなった。

「手作り皮は中力粉があればもう70%成功」
じゅんみはさんのコメントをきっかけに皮から作ったことも。

生地を発酵させたり、コネコネしたり、伸ばしたり。大量の餃子を一人で作るのは到底無理だが、みんなで作ることでより特別感と満足感が増す。
今ならワンチャンやれんじゃねえか。
冒頭、揺るぎない自信を感じる著者コメント。
「マニアックポイント」と称して「なぜ美味しくなるのか?」を定量化、言語化された"めちゃめちゃおいしい餃子"
食べてみたい、そして食べさせてやりたい。
皮作りからいってみよう。
まずは自分がどんな皮を作りたいか。
目的から逆算して粉の選別、配合、水加減を検証。今回は皮がおいしくて餡がパンパンにつまった餃子。そのためにどんな具材でも包みやすいモチモチで伸びやすい生地を目指す。
いきなりマニアックすぎやしませんか。でも読み進めるほど期待は膨らむ。
小学校から帰るなり、ランドセルを投げ、遊びに出かける小4三女に声をかける。
「明日は餃子作るから遊びにいかず手伝ってよ!」
「任せとき!」
5歳から共に餃子を作ってきた三女にとって餃子作りは遊びの一種。ありがてえ。19時ごろの完成を目指して頑張ろう。
15時30分 皮作りスタート
このレシピで1番大切なもの。

1グラムの誤差なく作ることで失敗のないマニアック家餃子を作るのだ。娘にとっては" ねるねるねるね "を作るのと同じ感覚らしい。すでに目が輝いている。生地は薄力粉、強力粉、白玉粉の3種でモチモチ食感を目指す。

86、94、97、98、100!
ヨシャー!ジャストな粉に歓声をあげ生地をブレンドさせていく。それにしてもなんやねん、この緊張感。次は白玉粉をパウダー状に…

粉物使うと毎回こう。しかしこれも想定内。
ここで少しだけ夫婦円満の秘訣を教えよう。
とにかく旨いものを作る
↓
キッチンを現状回復より少し綺麗にする
↓
奥さんの機嫌よくなる
粉物で暴れた後は必ず掃除機をかけよう。
ブレンドした粉にこれまたグラム単位で計量した熱湯を加え、コネコネ。

だてに何年も作っていない。腰が入っとる。なかなかサマになってるね。でも集中力めっちゃ短いのね。

シャーァーッ!叫びながら生地をちぎり始めた。(サムネ画参照)ちょ、ストープッ!さすがに疲れが隠せない。
「選手交代だ!」カントリーマァムでも食べてゆっくり休んでおくれ。娘を休憩させて生地をコネコネと丸くして寝かせる。
17時30分 皮作り完成
今のうちに具材を作ろう。

いつもならもう入れてまえ!となるミンチに「あとで炒飯にしてやるから待っておきな」と伝え次の工程へ移る。調味料もグラム単位。
大さじ計量が得意な娘は困惑していたが、これも" ねるねるねるね "と一緒の感覚。醤油、塩、オイスターソースなど慎重に計量し加える。味付けは至ってシンプル。最後に…
「うま味調味料…少々…だと??」
ここまで徹底的な管理体制でやってきたのになんでここだけ少々やねん!2人でツッコミながら、旨み調味料をフリフリして完成!

と64個分の生地。
ビックリしたのがニンニクは一切入れないこと。中国では餃子は日本のようにご飯のおかずではなく麺類のような主食の存在となるそうだ。
野菜もニラと少量の生姜だけを加え、雑味を抑えて素材の旨味を引き出すらしい。
具材も25gずつ先に分けていく。すべて同じ食感にするのね。なるほど。深い。でも大変。

18時30分 具材完成
学校、仕事から帰ってきた長女と奥さんを捕まえて半泣きになりながら助けを求める。
「こうなることはわかっていたわ」
よくできた奥さま。あとでキッチンだけはピカピカにします。

2人で”推しの恋愛は許せるか?”なんてことを楽しそうに話しながらもテキパキと手が動くから女子ってすごいよね。次々と餃子を作っていく。
打ち粉がほとんどなくても皮がモチモチしていて伸びるから具材がパンパンでも包みやすい。まさしく目指していた通りの生地が再現できている。
20時00分 餃子完成
空腹も相まって長女の目が虚空を捉えている。包んでくれた餃子から皮同士がくっつかないようスペースに余裕をもって焼いていく。これが肉汁を逃さないポイント。

その後強火でサッと焼き上げる
20時30分 マニアック家餃子 焼き上がり

みんなの反応が気になる。
ハフハフしながら餃子を頬張る。
「うふふ、これは飲み物だわ」
目を細め喜ぶ肉大好きな奥さん。
「キャ〜肉汁が逃げていく〜」
三女の一口では収まらない肉汁が次から次へと皿に落ちていく。
「皮モッチモチ、たまらん!」
長女の唇がラードのグロスでテカテカに輝いている。
まっすぐで混じりっ気のない肉、エビ、野菜の旨みが一口目から溢れ出て、口中に広がる。

何につけると1番旨いでしょうか?
肉汁一択です!
21時30分 餃子パーティー終了
こうして5時間にも及ぶ餃子パーティーは幕を閉じた。炒飯とあわせて一人5個も食べればお腹いっぱいになるので大量の餃子を冷凍し、3日後にまた食べた。
これが意外と軽くて食べられるんだよな。食べれば食べるほど癖になり7月だけでもう3度もこの餃子を作り、家族で食べている。
作るのは少し手間はかかるけど間違いなくめちゃくちゃおいしい!
とってもマニアックで餃子の概念を覆すこと間違いなし。
かなこさんの「 #料理レシピ本大賞授賞式に行こう 」企画に参加させていただきました。いやぁ楽しかった。またぜひ作ってください🥟貴重な機会をありがとうございました!
お腹が空くレシピの数々。
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