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バーをオープンするために考えた思考プロセスと実践 - やりたいことを実現するには?

好きなことを仕事にすると幸せなのか?

それとも好きな仕事は趣味のほうが楽しいのか?皆様もそんなことを考えたことがあるのではないでしょうか?

自分はお酒を飲んだり、料理を作ったり、仲間とそれを楽しんだりすることとが大好きです。そういった好きなことを仕事にする、自分の店を開くということがいいのかどうかについては何度も考えてきました。

その結果、やっぱり好きなことを仕事としてやってみようと決意したのですが、今回は、そんな考えにいたった思考の行ったり来たりと、それをどのように具体化させてきたかということを書いてみようと思います。

失敗は成功の途中という思考を自分に定着させる

現在、自分の本業は外資系IT企業のサラリーマン。クライアント企業様の新規事業や新規サービスの立ち上げのお手伝いを仕事にしています。

いろいろな企業様が新しいことを始めようとTryしているのですが、新らしくはじめることって、すぐにいろいろなことがうまくいくわけではないですよね。失敗の方が圧倒的に多い。でも、実験していかないと、新しいことって生まれていかないんです。

人生でも一緒。好きなことを仕事で成功させられるかなんてわからない。でも、実験って思えば、気も軽くなるし、失敗したらやり直したらいい。いや、やめちゃってもいいんです。

クライアント企業様と新しいことを始めるディスカッションを何年もしていく中で、自分自身の人生でもそのように考えるようになりました。

昔はそんな風には考えられなかった。失敗するのは嫌だし、怖い。「失敗というものはない、うまくいかない方法を見つけたのだ」といったような意味の言葉もいくつかしってはいたけど、自分のすることについては心のそこからそういうようには思えなかった。

今の仕事をするようになって、仕事の中で実際に実践していくことで、当たり前のようにそんなように考えられるようになったんだと思います。

若い時の思い込み、自分の軸をつくる

若い時から「自分には芯となるもの、軸となるものがない。強い志みたいなものがない」と思ってました。いろいろなものに興味をもつけど飽きっぽい、そして、どこか冷めてる。

「何かまだ見つけてないものがあるはずだ」と思って、いろいろな本を読んだり考えたりしてました。でも、そんなものはずっと見つからなかった。

「何か芯となるものがあって、そこからロジカルに自分ができている。考え方も、行動も、そのようにするべきである。」そんな風に昔から考えていました。まさしく一貫性バイアスでしょうか。

でも、本当に最近になって、自分にはさまざまな面、特質があって、それぞれは整合してなくてもいい。そのとき、そのときで現れる自分は、たとえ矛盾しているように見えても、まぎれもない自分なんだと、思えるようになりました。

なので、好きなお酒や料理を仕事にしてみたり、また、将来的に違うことを仕事にしてみたりして、一貫性がなくても、説明ができなくても、何も不思議なことはないのかなと思ってます。

新しいことを始めるときに役に立つツール

最近、Youtubeを見ることが増えたのですが、その中でオリラジ中田さんのYoutube、エクストリーム現代社会というのをよく見ます。オリラジ中田さんが、いろいろとためになる本を取り上げて、わかりやすく私たちに解説してくれるコンテンツです。

その中で、アーティストであるジュリア・キャメロンさんという方の "いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。"という本が紹介されていて、そこで参考になったことが、新しいルーティンを作るということです。

本の著者、ジュリア・キャメロンという方は、この本を出す前に "ずっとやりたかったことをやりなさい。"という本を書いているらしく、それがアメリカで20数年もベストセラーだということです。

自分のように、特に中高年の方々には、"いくつになっても" や、"ずっとやりたかったことをやりなさい" というフレーズは魅力的なものではないでしょうか。

ジュリアさんは本の中でやりたいことをするための4つのツールというものを紹介しています。モーニング・ノート、アーティスト・デート、ソロ・ウォーキング、メモワール。

これらの詳細については、中田さんのYoutubeか、実際の本を見ていただきたいのですが、これらは新しいルーティンを作るためのツールです。やりたかったことをやるためには、新しいルーティンが必要というのが重要なポイントです。

学校に行っていたり、会社に行っていたりするときは、多くの人は外的要因でいろいろなルーティンが作られています。何時に学校に行かなければならない、何時に電車に乗らなければならないなどなど。

新しいことを見つける、新しいことをやってみるには、自分で定める新しいルーティンが必要という考え方です。この考え方は非常に腹に落ちました。

バーをオープンさせるための新しいルーティーン

バーを開くにあたって、さまざまなインプットや新しい体験を継続的、意識的に行って、アウトプットをしてきていました。バーのコンセプト作りや、ブログでのアセット作り。

中田さんのYoutubeでジュリアさんの本に出合う前から、新しくブログを書き始めたのは、今になればいいルーティンを作ったのだなと思います。

ただ、このYoutubeを見てから、ブログ以外のアクションもルーティン化できないか考え始めました。というのも、バーのコンセプト、プランを作っていくにしたがって、考えることもやることも非常に多くなってきたからです。

早速、1週間のルーティンを前半はインプットメイン、後半はアウトプットメインというざっくりとした形で決めて、実践してきてます。

スケジュールや目標という固い言葉にすると、3日坊主になることしきり。なので、すぐに続けられなくても、ゆるーく、中期的に習慣化できるのがいいのかなと思います。飽きっぽい自分でも、1年以上、ブログ続けられてますので。

やりたいこと、好きなことがなくても、無理に見つけなくてもいい

では、やりたいことがない人はどうしたらいいのでしょう?多くの成功した人が「好きなことを見つけよう」「やりたいことを見つけよう」と言っている一方で、「好きなことを見つけるのはやめよう」「好きなことなんてどうでもいい!」という人も少なからずいます。

自分は後者の考え方に近く、やってみたいことを見つける、好きなことを仕事にするというのが、必ずしも正解とは思ってはいません。ただ、思いついたことをやってみよう!というくらいの気持ちがいいのではないかと思います。

いつでも方向転換できるように、いつでもやめられるように。もちろん、やると決めたら、うまくいくように考えて実験はしてかなければなりません。

バーをオープンさせるプランを作る最初にしたことはこれまでの棚卸、出発点を考える

お店に限らず、皆さまは、実現したいことがあったときに、何から考え始めますか?具体的な目標をたてる、実現する期日、スケジュールを決める、実現したいことを具体化する、、、いろいろと考えることが思い浮かびますよね。

自分がまずしたことは、出発点を考えることでした。店をやりたいという思いは強く持ちましたが、それがバーなのか、レストランなのか、何を売りにするのかといったことについては、強い思いがあったわけではありません。

お酒も好きで、料理も好きで、好きな仲間たちと飲んだり食べたりすることが好き、最初はただそれだけでした。

それを決めるのにあたって、お客様やマーケットから考えるのがいいのか、自分がやりたいことを何かの軸によって決めるのがいいのかが、頭の中で納得いく答えをだすための方法について、あれこれ考えましたが、なかなかしっくりする方法が見つかりませんでした。

さきほども書きましたが、現在の本業の仕事では、クライアント企業様相手に、新しいビジネスやサービス開発のお手伝いをしております。そこでは「お客様の視点で考えましょう」とお話ししています。

新しい事業を考えることは、お客様の課題を解決するソリューションを提供することだという考え方です。自分の店のプランも最初はこの考え方で始めたのですが、はたして、自分は店に来てくれるお客様の課題を解決したいのか?と考えると、なにか違和感がありました。

そのときに、いろいろな書籍や情報をみていくと、自分を深く見つめ直し、自分を出発点にして考えるのがいいと主張している方がいらっしゃることがわかりました。それからは、そのような考え方のいくつかの書籍の手法を真似しながら、自分の店の出発点を探してきました。

出発点が違えば、実現したい目標が同じでも、その道筋は異なりますし、実現したい目標が具体的になってなければ、その到着地点すら変わってくるはずです。ですので、実現したいことを具現化するには、まずは出発点を自分が十分に納得いく形で決めることが重要だと考えました。

では、自分の出発点はどこだったのか?自分のこれまでの人生、これからの人生、自分の特徴、好きだったこと、楽しかったことなどを考えて、そこから自分がやりたい店のコンセプトを2つ見つけることができました。

一つは頑張っているお客様が自分にご褒美をあげることができる店、もう一つは、店での人、飲み物、食べ物を通した体験で、何かInspireされる、新しいことをしたくなるようなことができる店です。

バーのプランを具体的に書いてみよう

これまで、世界各国、日本各地のワインバー、レストラン、バーを楽しんできました。以前のブログで計算したのですが、これまで少なくとも延べ5,000軒以上のバーに行っているようです。

iPhoneをもって、SNSを始めてから10年近く、各地の料理やワイン、店の雰囲気を写真にとってきました。とった写真は年間約1,000枚、これまでで10,000枚以上になります。

また、iPhoneのメモにそのときそのときに感じたこと、出てきたアイデアをためてきていました。デジタルだけではなく、ここ数年は、店の開店に関係ありそうなさまざまなジャンルの本や情報をインプットしてきて、メモやスケッチしてきたノートは5冊になりました。

これらの写真やメモをこのブログという形でアセット化したり、オープンのためのバーの計画書を作ってきました。計画にあたって、一番最初のアウトプットは5,000文字、3ページ程度の文章で、バーのコンセプトとバーに来てもらうお客様体験について書いてみることでした。

仕事でも新規のサービスを起こすときはこのように文章を書いていますが、これによってお客様の体験をより具体的にイメージするようにしています。文章は一回書いたら終わりではなく、ことあるごとに見直してブラッシュアップをします。

文章でまとめた後、バー開店のためのより詳細な分析とプランニングを行いました。自分のやりたいことに基づいた店のコンセプトを簡単に文章にする。

それから、マーケット分析、SWOT分析、メニューや企画、マーケティング戦略、店舗レイアウト、顧客体験フロー、収支計画などなど、最初のプランニングをするのに1カ月程度、30ページ超のボリュームになりました。考えているのが楽しいので、計画しているというより、趣味みたいなものですね ^^;

ブログもそうですが、アウトプットするというのは自分の考えを整理し、さらなるアクションがいろいろと見えてくるという意味で、非常に有意義です。

自分には10歳のになる娘がいますが、彼女を見ていると、まだまだアウトプットが足りないなーと痛感します。彼女は日々いろいろな新しいインプットをして、それをすぐに話や絵、ダンス、おもちゃ遊びなどでアウトプットしています。アウトプットが日々進化していくので、その早さと量には本当に驚かされます。

アウトプットしたもののフィードバックをもらう

妻には折に触れてこのバープランを見てもらって、フィードバックをもらっています。最初は「いいんじゃない」という感じのコメントが多いのですが、話が進むにつれ、議論が活発になってきて、ときにはお互いヒートアップしすぎることもあります^^; 

本当はもっといろいろな人にフィードバックをもらうのがいいのですが、これからオープンまで、家族や仲のよい友達を招いて、実験的に店をやってフィードバックをもらっていきたいと考えています。コロナが収まるころには、かなりブラッシュアップされていることを期待しています。

これまで、バーを始めるにあたって考えてきたことを、いろいろと書いてきました。飲食店をしたいと思ったのが、20代半ば、それから行きつ戻りつ、しましたが、これから楽しんでバーをオープンしていきたいと思います。

かなり長文になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!


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