《葬送のフリーレン》アニメ2期予習 第73話「遭遇戦」

第8巻73話「遭遇戦」から《神技のレヴォルテ編》の戦闘が始まります。


グループ分け

魔法使い四人、戦士一人のパーティーが二手に分かれるのですが、前衛はシュタルク一人ですからどうしよう、となります。

シュタルクが、村を守らなければならないゲナウは逃げることができないから、と説明して皆を納得させ、ゲナウと村に残ることになります。

ここは上手いと思いました。

シュタルクの理屈はこれまでのエピソードでフリーレンが説いてきた教えを踏まえていて、シュタルクの成長が感じられるからです。(第7巻61話)

魔力探知の設定

魔力探知の設定に関する描写を拾っておきます。

逆探知が可能です。

魔力探知されたことに気付きます。

せっかくなので、他のエピソードからも拾います。他にもあったら教えてもらえると嬉しいです。

魔力探知という概念の初出は第1巻2話です。

実際に魔力探知が使われてるのは第2話冒頭、フェルンの初登場のシーンです。幼いフェルンが魔力探知に引っ掛からずに接近したため、フリーレンは「…」と訝しんでいますね。

封魔鉱では魔力探知も使えなくなります。つまり、封魔鉱は魔力の操作を封じている、というのが私の理解です。(第7巻61話)

ハイターの「隠密魔法」(女神様の魔法)で魔力探知に引っ掛からなくなります。(第12巻115話)

このように、女神様の魔法には魔力操作を制限するものがあります。ロレの「捕縛の聖呪」(第14巻137話)

ゼーリエとフラーゼの魔力探知が相互干渉を起こしています。(第15巻139話)

ゼーリエは「魔力探知に一切反応が無かった」→「相手は戦士」と推論しています(第15巻145話)。ただ…

若干、疑問を感じる描写があります。一級魔法使い試験の第一次試験において、フリーレンは「動けば少しは魔力が漏れる」とラヴィーネとカンネに説明しているのです(第5巻40話)。

設定ミスの可能性も含めていろいろな説明が考えられるところですが、今は深入りは避けておきます。

シュタルク対リーニエ戦、ラント・ユーベル対イーリス・ルティーネ戦で登場する「体内の魔力の流れ」も魔力探知と関連して重要なのですが、これも別の機会に。(第3巻20話、第15巻143話)

魔族の飛行魔法とフェルンの疑問

魔族にとって飛行魔法は特別な技術ではなく、魔族にとっての飛ぶことは人にとっての歩くことと同じようなものです。(人類が飛行魔法を使えるようになったのは40年前)

戦闘が始まると、それを知らないフェルンが魔族の使う飛行魔法を見てフリーレンに質問します。

あれ?

リュグナーはフェルンとの戦いで派手に飛び回っていましたよね?(アニメ第1期エピソード9、第3巻20話)

ですから、魔族が当たり前に飛べることをフェルンが知らないはずはないのですが…

確認してみると、リュグナーが飛ぶ描写はアニメオリジナルでした。マンガではリュグナーは飛んでいません。剣の魔族もです。ですから、フェルン(
と読者)が空を飛びまわって戦う魔族を相手にするのはこれが初めてなんですね。

ということで、ここでフェルンが魔族の飛行魔法を見て疑問を感じるのはマンガでは当然なのですが、原作のマンガをそのままアニメ化するとアニメ基準では不自然な描写になってしまいます。

ここ第73話でのフェルンとフリーレンの問答はアニメ化に際してバッサリ切り落とされるかもしれません。