臨床で判断できる看護師へ|NPを目指す学びの軌跡〜心電図検定2級編〜
4月に入り新年度になりました。
新しいことに挑戦しようとしている方もいるのではないでしょうか?
今回は心電図検定2級の勉強についてです。
結構気になっている方も多ければ、私以外にも話している方は非常に多いですね。最近人気が高まり、受験の切符を掴み取ることも争奪戦になっています。
この記事では、
なぜ受験しようと思ったのか
実際に行った勉強方法
本番の雰囲気
について、実体験ベースでお伝えします。
受験しようと思ったきっかけ
正直な理由としては
面白そうだから!!!
…はい、今回もこれです(笑)
真面目な理由としては
心電図をしっかり理解したかった
医師が何を考えて読影しているか知りたかった
「見て→考えて→行動する」力をつけたかった
NPを目指すうえで避けて通れない分野
循環器領域で働いていることもあり、
日常的に触れるからこそ深く理解したいという思いがありました。
勉強に使用したツール
デバイス・環境
iPad
GoodNotes6(ノートアプリ)
デバイダー(心電図の間隔測定用)
デバイダーはコンパスみたいなもので、地味ですがかなり重要です
最初にやるべきこと
心電図の「読み方」と「順番」を知る
これが最重要です。
ここを理解していないと、
参考書を読んでもほぼ理解できません
なので、私はYouTubeで勉強を始めました。
使用した動画は、心電図マイスターチャンネル様の
「10日で心電図が読める」シリーズです。
これがなければ本当に続かなかったと思います。
「10日かかるのか…」と思ったそこのあなた!
これを見る前後で本当に心電図の見方が本当に変わります。
特に看護師・学生の方は、12誘導心電図の撮り方は学校で教わったとしても、読み方を習うことはほとんどないと思います。聞いたことのないワードのオンパレードです。
まずは言葉と波形を丸ごと覚える感覚でやってみるといいかなと思います。私は、ある程度言葉と波形をセットで覚えて、あとから理由付けをしていく形で覚えていきました。
そして、読み方、読む順番がある程度わかってきたら、問題をとにかくときながら覚えていくことをおすすめします。(アウトプットは本当に大事です。)
そんな中で、こちらも無料で始めることができる演習問題があります。
それは、
みんなde心電図
というアプリです。
このアプリは国試アプリなどと同様、4択・5択形式で問題を解くことができます。解説も非常にわかりやすいのでおすすめです。
無料でここまで学べる時代に本当に感謝しています…
app store:
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AAde%E5%BF%83%E9%9B%BB%E5%9B%B3/id6504893737
google play:
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.oxas.ECGquiz&hl=gsw

この2つがあれば、
読み方がわからないということはほぼ無くなる
と思っています!
ちなみに、私は2級を受験しましたが、基本的に1級レベルの問題も一緒に解いていました。最近参考書や学び方の選択肢も増えて難化することも予想されたので、自分が受ける級数+1くらいの知識があると安心なのかなとは思います。
受験までの流れ
私が受験をすると決めたのは、1年前まで遡ります。
とりあえず受けてみたいなと思い気づいた頃には申し込みが終了していました。とりあえず背伸びをして2級を受けてみるかと思い勉強を始めました。
6月頃に受験日、申込み開始日の発表があったと思います。
9月頃に申し込みが開始となりますが、開始した瞬間からめちゃくちゃ回線が混みます。通信環境や時間は必ず確保したほうがいいですね。
私は申込開始日に師長へ相談し休み希望を出していました。そんなこんなで申込みに1時間以上かかった気がしますが、なんとか受験資格を得ることができました。(ちなみに東京会場は1日で全て埋まったらしいです。)
そしてここからは使用した参考書・問題集になります
参考書など
私が使用した参考書をいくつか挙げていきます。
・心電図の読み方パーフェクトマニュアル―理論と波形パターンで徹底トレーニング!
・心電図検定公式問題集&ガイド
・心電図マイスターによる 3→1級を目指す鑑別力grade up演習
・心電図マイスターを目指す基礎力grade up講座
・心電図トレーニング100(ピンク本)
・2・3級合格をつかむ心電図問題集160&とことん解説(とことん本)
・マイスターが教える心電図完全攻略マニュアル マイスターが教える1・2級合格への最強メソッド(黄色本)
・マイスターが教える心電図7日間最強ブースト マイスターと鍛える1・2級合格へのテーマ別集中対策(緑本)
・判読ER心電図: 実際の症例で鍛える (1(基本編))

参考書の使い方・勉強方法
使用した参考書の数は、他の方よりも多いと思います。
とにかくアウトプットして、
どんな問題が出るのか、どんな知識が必要かを確認していきました。
まとめノートはある程度作ったのですが、ざっくりと、
自分が納得するレベルにとどまっています。
ノート作成をするというよりも、
自分の頭で理解できるよう思考を整理することを目的にして作っていました。
主に、先程挙げた心電図マイスターチャンネル様の動画を見て、
どの参考書に掲載されているか
どのように書かれているか
を確認しながら見ていました。
もし、周りに受験する方がいたら、
一緒に勉強することを本当におすすめします。
問題を見ながら、あーだこーだ言いながらできる人がいると、
いろんな視点が増えておすすめですし、
なにより長続きしやすいですね。
個人的には、読み方を学んだあとに、
公式問題集をやってみるといいかもしれません。
公式問題集なだけあって、問題のレベルは同じくらいです。
しかし、解説が浅いのでこれ単体では理解できないこともあるため、
わからないものが出てきたら、動画や参考書を確認することをおすすめします。
その後に「3→1級を目指す」をやってみるといいかもしれません。
(逆でも全然問題ありません。)
解説がしっかりしていて、やって良かった参考書でした。
ある程度できるようになってきたら
(大体2冊の参考書を2周くらいしたらできるようになっていました)、
黄色本 → 緑本の順でやっていました。
最初に解いたときは本当に打ちのめされました…
しかし、ある程度できるようになると、かなりレベルは上がります。
2級であればすべてを理解する必要はありませんが、
すごく力になる参考書だと思います。
最初に取り組むには、だいぶしんどい印象です。
間違えやすい選択肢の鑑別なども掲載されていて、非常におすすめです。
ちなみに、パーフェクトマニュアルは辞書として使っていました。
本番までにすること
本番までに50問を90分で解けるかは確認したほうがいいです。
私は1時間で50問解くペースでやっていました。残り30分で問題のマークシートと問題用紙の回答が合っているかを確認したりしていました。
本番の環境
私は東京流通センターで受験しました。
大体1500席がズラーっと並んでいて、びっくりしました。
持ち込んだものは、
デバイダー
鉛筆6本(キャップは外す指示がありました。)
シャーペン
消しゴム
定規2本
を持ち込みました。
心配性なので、多めに持っていっています。
当日は9:30開場予定でしたが、
少し早めに開場していた気がします。
受付は、受験する席に座り、
そのもとへ試験官が来て確認する方法でした。
1時間くらいは時間があったので、
説明・問題配布の時間までは知識の確認を行っていました。
その後、10分くらいかけて試験問題の配布、
注意事項についての説明があり、試験開始という流れでした。
個人的には、全く手が出ない問題はなかったのですが、
残り2択まで絞って迷う問題が多い印象がありました。
試験終了後は分散退場になりました。
(開場前の看板は終了後結構混むので、
もし写真を撮るときは注意したほうがいいです)
東京モノレールもかなり混むので、気をつけたほうがいいです。

試験を終えて
今回試験を終えて感じたことは、
「勉強してよかった」これに尽きます。
初めて聞く疾患や所見の見方、
どんな治療が行われているのか、
デバイスの適応や目的、異常の判断など、
臨床でもそのまま活かせる知識がかなり多かったです。
また、よく見るACSなどについても、
虚血部位や責任血管の予測
経時的な心電図変化
など、
「聞いたことはあるけど、正直よくわからない…」
という部分をしっかり学ぶきっかけになりました。
さらに、心電図をきっかけにして、
薬剤
心エコー
採血結果
など、検査や治療全体への理解も広がりました。
循環器を学びたい人にはかなりおすすめできる資格だと思います。
そして結果ですが、
2月上旬の合格発表で…
無事合格できました!(しかもAランク…!)


今回の勉強を通して、
モニターや12誘導心電図への抵抗もほぼなくなりました。
なので、
「心電図ちょっと苦手だな…」という方は、
まずは4級や3級を目標に勉強してみるのも全然アリだと思います。
注意点
ただし、心電図検定はあくまで
“読む力”が中心で、実際の対応までは問われません。
そのため、
BLS
ACLS / ICLS / NCLS
などの急変対応もあわせて学ぶことで、
知識と臨床がしっかりつながると感じました。
以上が、私の勉強内容と個人的な考えになります。
かなり主観的な内容にはなっていますが、
少しでも参考になれば嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました!
