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我が子の取扱説明書

本書は「我が子を機械扱いしたい」という意図ではありません。 人間の予測不能さを“構造として理解するための比喩”として、 あえて取扱説明書の形式を採用しています。

1. 製品名
人間型成長デバイス:WA-GA-KO

2. 型番
WGK-2019-EX(喜怒哀楽拡張モデル)

3. 製造元
家庭内共同開発ユニット(僕 & 相方)

4. 製品概要
WA-GA-KOは「性格固定型」ではなく、 状態変数型ヒューマンOSを搭載した可変デバイスです。
行動は性格ではなく、 状態変数 の組み合わせで決まります。
また、 屋外使用可能な全天候型 です。夏季40℃のセミ採り、雨期のザリガニ捕りにも対応可能となっております。

5. 主な機能
5-1. 感情出力機能
喜:高出力
怒:瞬間最大風速あり
哀:深度あり
楽:爆発力あり
※出力は状態変数により大きく変動します。
5-2. 探索モード
新規環境への興味が強い
・安全基地が安定しているほど探索距離が伸びる(時に伸びすぎる)
5-3. 僕との同期機能
僕の表情・声・帯域を高精度で読み取る
・僕の状態が乱れると、WA-GA-KOも乱れる

6. 状態変数一覧(最重要)
睡眠:量と質
就寝前の僕との遊びがルーチン。このタスク完了がないと、寝てもすぐ起きる。
空腹:血糖値低下
行動が荒れやすい。でも、嫌いな豆類は絶対に食べない。
刺激量:過多・不足
過多→暴走、不足→不機嫌。別機器「僕」の負荷大。
親の帯域:僕の余裕
親が限界だと同期して荒れる。親が安定すると同期して安定する。
家族の空気:家庭の雰囲気
安定時は探索が伸びる。別機器「僕」の負荷大。

7. 使用上の注意
7-1. 無理な制御は危険
WA-GA-KOは高出力モデルのため、 強制的な抑圧はシステムエラーを引き起こします。
7-2. 状態変数を確認してください
行動の原因は「性格」ではなく「状態」です。 状態を整えることで出力が安定します。
7-3. 親の帯域は必須
僕の帯域不足は、WA-GA-KOの出力乱れに直結します。 帯域管理は本製品の安定稼働に必須です。

8. トラブルシューティング
8-1. 「拗ね」モード時
僕の帯域確認
・僕の声掛け(状態受入モードの確認)
・様子見(自動復帰仕様搭載)
・回復フェーズで言語化を促す
8-2. 「暴走」モード時
僕の帯域確認
・危険があれば物理的停止(安全確保)
・状態変数リセット(休息・食事・距離)
・回復フェーズで言語化を促す

9. 故障かな?と思ったら
内面で何が起きているのか推測する
・大人の理屈で押し返していないか確認する
・20万年前のスペックと比較してみる
・笑顔で接する

10. メンテナンス方法
安全基地の定期点検
・親の睡眠確保
・家族の空気の調整
・探索と休息のバランス管理

11. 保証
WA-GA-KO学習しながら成長する「自律性」を標準搭載しています。オーバーメンテナンスはその「自律性」の芽を潰しかねません。長期間にわたってご使用いただくために 「放牧スタイル」 での育児を推奨しております。

12. その他
以下の専門用語は、弊社ホームページを参照してください。
20万年前のスペック
安全基地
放牧スタイル

株式会社 Inga-Kozo
【企業理念】人は直すものではなく、育つもの。


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