カフェ開業はなぜ失敗する?退職金2000万円でも潰れる店の共通点を話します
カフェ開業、正直に言います。
普通にやったらほぼ負けます。
実際、飲食業界では
「カフェ開業はやめとけ」と言われることが多いですが、これは感情論ではなくビジネスモデルの問題です。
特に多いのが、
・退職金で第二の人生としてカフェを始める
・夫婦でのんびり経営したい
・古民家カフェをやりたい
こうしたケースです。
しかし、実際には売上が伸びず、数年で閉店する店がほとんどです。
この記事では
・カフェ開業が失敗しやすい理由
・退職金でカフェを始める危険性
・飲食店で成功しやすい業態
この3つを解説します。
カフェを始めたい人ほど、一度冷静に読んでみてください。
カフェ開業はやめとけと言われる理由
まず結論から言うと、
カフェは適切な努力をしても勝てない可能性が高い業態です。
なぜかというと飲食店の売上は基本的に
売上 = 客数 × 客単価
で決まります。
カフェの場合、客単価はどれくらいでしょうか。
多くの店では
・コーヒー500円
・いい店でも600〜700円
このくらいです。
つまり、売上を作るには大量の客数が必要になります。
しかし、個人が開業するカフェはほとんどの場合、次のような立地になります。
・駅から少し離れている
・人通りが少ない
・小さな物件
こうなると、客数は伸びません。
つまり
単価は低い
客数も少ない
という状態になります。
これでは、どれだけ頑張っても売上の上限が低くなります。
カフェ経営が儲からない理由|単価500円ビジネスの限界
カフェ経営が難しい理由は、ピークタイムの短さにもあります。
例えば居酒屋なら
・18時
・19時
・20時
この時間帯に客が集中します。
しかしカフェは違います。
ピークは15時前後
この1〜2時間程度です。
さらに、サラリーマンがカフェに行く時間も限られています。
昼はランチ
夜は飲み会
となるため、わざわざカフェに行くタイミングが少ないのです。
しかも、駅前には必ずと言っていいほど
・スターバックス
・ドトール
・タリーズ
といった大手チェーンがあります。
では、あなたが開いたカフェが
駅から離れた場所
にあった場合、わざわざそこに行く理由はあるでしょうか。
多くの場合、答えは「ない」です。
つまりカフェは
・単価が低い
・ピークが短い
・チェーンが強い
という三重苦のビジネスモデルなのです。
カフェ開業が失敗する典型パターン
カフェ開業で失敗する人には、
いくつか共通点があります。
特に多いのが次の3つです。
① 駅から遠い物件
個人が最初に取れる物件は、基本的に立地が弱いです。
飲食店は立地で売上の多くが決まります。
駅前の一等地には
・資本力のあるチェーン
・成功している会社
が入ります。
つまり、初心者は不利な場所からスタートします。
② コンセプトが弱い
よくあるのが
・おしゃれなカフェ
・落ち着くカフェ
・夫婦でやっているカフェ
こうしたコンセプトです。
しかし、これでは
お客さんが来る理由になりません。
例えば
・豆が圧倒的に美味しい
・絶景が見える
・SNSで話題
など、
わざわざ行く理由が必要です。
③ カフェブームの幻想
昔、カフェブームがありました。
表参道
自由が丘
渋谷
こうした場所に多くの個人カフェができました。
しかし、今残っている店はどれくらいあると思いますか。
実際には5%以下と言われています。
つまり、95%以上は消えたということです。
退職金でカフェ開業が危険な理由
特に多いのが、定年後に退職金でカフェを始めるケースです。
例えば、
・退職金2000万円
・夫婦でカフェ経営
・のんびり第二の人生
こうしたイメージで始める人は多いですが、
実際にはかなり危険です。
なぜなら、カフェは
固定費に対して売上の上限が低いからです。
例えば月商300万円のカフェがあったとします。
ここから
・家賃
・人件費
・原価
・光熱費
などを引くと、利益はほとんど残らないこともあります。
場合によっては
月商200〜300万円でも赤字
ということも普通にあります。
もし毎月100万円の赤字になったらどうでしょうか。
「のんびりコーヒーを淹れる生活」
どころではありません。
退職金は数年で消える可能性もあります。
1店舗目で成功する飲食業態の選び方
では、飲食店を始めるなら
どんな業態が良いのでしょうか。
一つの基準があります。
それは
単価が高いかどうかです。
カフェは単価500〜700円ですが、
例えば居酒屋なら
・3000円
・4000円
という単価になります。
単価が高いほど
少ない客数でも売上を作ることができます。
実際、飲食業界を見ると
・居酒屋チェーン
・焼き鳥チェーン
・焼肉チェーン
などは数多く存在します。
しかし
カフェチェーンを作っている個人店はほとんどありません。
つまり、
成功確率が高い業態は
すでに市場に現れている
ということです。
それでもカフェをやるならどうするべきか
それでもカフェをやりたい人もいると思います。
その場合は
普通のやり方では勝てません。
一つの方法は極端な立地を選ぶことです。
例えば
・山の上
・観光地
・絶景スポット
こうした場所なら
「ここでしか飲めないコーヒー」
という価値を作ることができます。
例えば山頂のカフェなら
コーヒー1杯1000円でも売れます。
なぜなら他に店がないからです。
つまり、
普通の場所で普通のカフェ
が一番失敗しやすいのです。
飲食店は業態選びで9割決まる
飲食店で失敗する人の多くは、
・何も考えずに始める
・自分なら成功できると思っている
このどちらかです。
しかし現実には、
業態と立地で勝負の9割は決まります。
特にカフェは
・単価が低い
・ピークが短い
・チェーンが強い
という厳しいビジネスモデルです。
だからこそ、
カフェを始める前に
本当に勝てる業態なのか
を考えることが重要です。
もしこのやり方を自分の店に落とし込みたい」と思ったら、全体設計はここにまとまっています。
