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「考えすぎ」や「ぐるぐる思考」は最強の武器だった。 | 内向型(I型)の生き方ラボ 039

こんにちは、井ノ部です。


今の会社を辞めて転職したい。
でも、環境を変えて失敗するのは怖い。

「思い切って挑戦すべきだ」
と自分に言い聞かせてみるものの、
「いや、今の会社も悪いところばかりじゃないし」 と、
すぐに打ち消してしまう。

それなら、
嫌だけどとりあえず今の会社に残るしかない。

でも、やっぱりモヤモヤする。
何とかしたい。

以下繰り返し。


こんな感じで、転職に限らず
悩みごとが頭の中を
ぐるぐる回り続けることってありませんか?

むしろ、内向型の私たちにとっては
日常茶飯事かもしれませんね。


本当に不思議なもので、
ぐるぐる考えている中には、
ちゃんと反対意見も出てきているんです。

「挑戦してみよう」という声も、
誰に言われるまでもなく、
自分の中から出てきている。


選択肢はすでに出揃っているのに、
それでもぐるぐる考えてしまう。

これって何故なんでしょうか。



どちらが勝っても、傷つくのは自分

この、ぐるぐる思考が止まらない原因。

それは、自分の中で
「本音」と「リスク回避」が激しく衝突している
からなのかもしれません。


「今の会社を辞めて転職したい」という欲求と、
「環境を変えて失敗したくない」という怖さ。

この矛盾する2つを同時に抱えると、
私たちは強いストレスを感じてしまいます。
心理学で「認知不協和」と呼ばれたりもします。


頭の中の議論で、
主張しているのも自分なら、
反論しているのも自分。

不快な矛盾をなんとか解消しようと、
心は安全な妥協点を探して
延々と思考を巡らせ続けてしまいます。

どちらを選んでも自分が傷つくような気がして、
思考の出口が見つからない。

これって、本当にエネルギーを
消耗しちゃいまいますよね。



反論に反論を重ねて、現状維持に落ち着く

だから心は、これ以上自分が傷つかない
「無難な選択」を守るために、
「反論への反論」を作り出してしまうのだと思います。

「思い切って環境を変えよう」という気持ちに対して、
「今の会社も悪いところばかりじゃない」
とブレーキをかける。


しかも、このブレーキってたいてい
「現状維持」へ向かいがちです。

「変える」には行動もリスクも伴いますが、
「変えない」ままでいれば
一時的な消耗は少なくて済みます。


だから、「環境を変えよう」
というリスクの大きな声を、
ぐるぐる思考の中で何度も打ち消して、
元の場所に留まろうとする。


行動経済学でいう「現状維持バイアス」では、
人は迷うと今のままを選びやすい傾向がある
そうです。

だから毎回、
「しんどいけれど、とりあえず今の会社にいよう」
というところに落ち着いてしまう。


もちろん、転職せずに
今の会社で頑張るという選択肢が
間違いだという事じゃありません。

ただ、迷った末の消極的な結論って、
「自分で決めた」という感覚が
薄くなっちゃうんですよね。

だからまた、同じ考えごとが
始まってしまうのかもしれません。


じゃあこのぐるぐる思考。
解決する方法って無いんでしょうか?



反対意見を、自分の外に置く

私が試してみてよかったのは、
「反対意見を自分の外に置いてみる」
というやり方でした。


誰かに相談するのも良いですが、
相手は人じゃなくても大丈夫です。

例えば、AIに
「忖度なしで反論してみて」とお願いするのも、
ひとつの手だと思います。

自分の中から出てきた反対意見は、
受け入れるのも、否定するのも、
少し心が痛みます。


でも、外から来た意見なら
否定しても自分は傷つきませんし、
受け入れても
「新しい視点をもらって考えが変わった」
とフラットに捉えられます。


相手がAIなら感情も乗っていないので、
人に相談するよりも少しだけ冷静に、
俯瞰して見つめられる気がしています。


同じ内容の反論でも、
出どころが自分の外にあるだけで、
落ち着いて眺められたりします。



ぐるぐる思考が強みになる

ただ、これには少しコツが必要でして。

会社の飲み会に行きたくないんです。
この意見に忖度なしで反対してほしい

と、悩みを伝えるだけだと
「周りの評価を気にしすぎなくていいんですよ」
といった、一般的な励ましが返ってきがちです。


でもそれって、私たちがすでに
頭の中で何度も打ち消した言葉ですよね。

こちらから渡す情報が少ないと、
どうしても浅い反応になってしまいます。


じゃあ、どう伝えると良いのか。


ここで、私たちがさんざん繰り返してきた
「ぐるぐる思考」の出番です。

自分の主張も、自分で出した反論も、
それを打ち消した理屈も、
思いつくまま全部AIに渡してみるんです。


さっきの例なら、こんな感じです。

会社の飲み会に行きたくない。
でも、行かないと協調性のない奴だと思われて、
社内の自分に対する評価が下がりそう。
そんなこと気にせず、自分が消耗しないために不参加にしたい。
でもやっぱり、協調性のない奴だと思われたくないから、
行かなきゃしょうがないのかなって悩んでる。
この考えに、忖度なしで反論してほしい

ここまで検討した中身を見せると、
AIも同じ場所の答えは返しにくくなります。


私たちがこれまで、
考えすぎて積み上がった思考の山って
決して無駄なものではなく、

状況を整理するための「宝の山」
だったんだと気づきました。



考えるための軸

私がこのやり方で一番助けられたのは、
会社を辞めるかどうか、
延々と考えていた時期です。


当時、AIにこんなふうに伝えてみました。

会社という組織に向いていないかもしれない。
でも、会社を辞めたら生活できないかもしれないから不安。
今やめて自分で稼げるかどうかわからないし、
とはいえ、このまま組織に属するのは
自分の幸せから逆行してしまう

すると、返ってきた言葉の中に
ハッとさせられる一文がありました。


「『組織への不適合』と『独立への適性』を
混同してはいけません」


正直にお話しすると、
この方法で「考えすぎ」や「ぐるぐる思考」が
完全に止まるわけではありません。

私は今でも、ぐるぐると
考えすぎてしまうことがあります。

でも、一つだけ確かな変化がありました。
ぐるぐる思考がただの悩みの種から、
自分の助けになってくれるものへと変わったんです。


ただ同じところを回る状態から、
回りながら少しずつ深いところへ
進んでいけるようになりました。

ループが、螺旋に変わったような感覚です。


もし、頭の中でぐるぐるが始まったら。
無理に止めようとせず、
主張も反論も最後まで書き出して、
「これに忖度なしで反論してみて」と
AIに渡してみませんか。


考えすぎる自分を否定せずに、
その「ひたすら考える力」を活かすことが、
思考を深めるヒントになれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた、次のnoteでお会いしましょう。

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