プレイングマネージャー必見!「第2領域(緊急でない・重要)」に時間を作る具体策
「今日も一日、自分の仕事にまったく手を付けられなかった……」
誰もいなくなった薄暗いオフィスで、ため息をつきながらPCに向かう。そんな夜を過ごしていませんか?
プレイングマネージャーの毎日は、まさに「戦場」です。
部下からの突然の相談、クレーム対応、上司からの急なデータ提出要請。
「プレイヤー」としての目標数字を追いかけながら、「マネージャー」としてチームのトラブルシューティングに駆け回る。
気づけば夕方で、そこからやっと自分の実務をこなし始める……。
これでは、心も体も持ちませんよね。本当にお疲れ様です。
私も同じように、毎日「火消し」ばかりで一日が終わることに絶望していた時期がありました。
そんな「時間がない」の呪縛から私たちリーダーを救ってくれるのが、名著『7つの習慣』で提唱されている「第2領域(緊急ではないが、重要なこと)」という考え方です。
今回は、プレイングマネージャーがこの「第2領域」に時間を作り出し、日々のプレッシャーから抜け出すための具体策をお伝えします。
あなたの時間は、何に奪われているのか?
『7つの習慣』では、私たちの活動を「緊急度」と「重要度」の2軸で4つの領域に分けています。

多くのプレイングマネージャーは、第1領域(クレーム対応、締切直前の仕事)と、第3領域(突然の電話、意味のない定例会議、アポなしの相談)に一日の9割を奪われています。
「緊急」という言葉は魔物です。目の前でアラートが鳴っていると、私たちは無意識にそれに飛びついてしまいます。
しかし、リーダーが本当に注力すべきは「第2領域(緊急ではないが、重要なこと)」です。
具体的には、部下との信頼関係構築(質の高い1on1)、業務フローの改善、中長期的な戦略立案、そして何より「リーダー自身の心身のケアと学び」です。
第2領域を後回しにする「恐ろしい代償」
「第2領域が大事なのはわかるけど、そんな暇はないんだよ!」という声が聞こえてきそうです。
痛いほどわかります。 しかし、第2領域を後回しにし続けると、どうなるでしょうか。
部下の育成(第2領域)を怠るから、部下がミスをしてクレーム(第1領域)が発生する。 業務の仕組み化(第2領域)を怠るから、毎回あなたが「自分でやった方が早い」と手を出して疲弊する(第1領域の増加)。

つまり、「第2領域に時間を使わないから、永遠に第1領域の仕事が減らない」のです。
この悪循環を断ち切るには、「時間ができたら第2領域をやろう」という発想を捨て、「強制的に第2領域の時間を作る」しかありません。
具体策1:朝一番の「15分間ブロック」を死守する
まとまった時間を確保しようとするから挫折します。
まずは1日たった「15分」で構いません。 おすすめは、メールを開く前、誰かから話しかけられる前の「朝一番の15分」です。

この15分で、今日やるべきことの中で「どれが第2領域か」を一つだけ決めます。
「今日はAさんの話を、作業の手を止めて5分だけしっかり聴く」「マニュアルの目次だけ作る」など、極小のタスクでOKです。
この15分は、社長に呼ばれても「予定が入っています」と断るくらいの覚悟でブロックしてください(心の中で、で大丈夫です)。
具体策2:第3領域を「仕組み」で弾き返す
第2領域を作るためには、何かを捨てなければなりません。
ターゲットは「第3領域(緊急だが重要でないこと)」です。
「これ、課長確認ってなってますけど、どうしますか?」といった、毎回発生する小さな判断や、探せばわかるはずの資料の場所を聞かれることなどです。

よくある質問はFAQとしてチャットのピン留めにまとめる。
一定の金額や条件までは、部下の裁量で決めて事後報告でOKとする。
「自分でやった方が早い」を手放すのは最初は怖いですが、それはコストではなく、チームを自走させるための「投資」です。
あなたの余裕が、チームの最大の武器になる
プレイングマネージャーは、責任感が強い人ほど「自分が頑張ればなんとかなる」と自己犠牲に走りがちです。
しかし、リーダーが疲弊し、いつもピリピリしている職場で、部下が心理的安全性を感じて主体的に動くことはありません。
あなたが「第2領域」の時間を持ち、少しの心の余白を持つこと。
それ自体が、チームの空気を良くし、結果的にパフォーマンスを最大化させる最高のマネジメントなのです。
今日から、たった15分。 自分のための、そしてチームの未来のための「第2領域」の時間を予約してみませんか?
あなたは一人ではありません。一緒に、少しずつ「余裕のあるリーダー」を目指していきましょう。
