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『PL改善のための“推しメニュー戦略”』― 売上に惑わされず、利益を確実に生み出す一皿を育てる。原価率と回転の最適解

◆ この記事で分かること
• 「売れているのに儲からない」メニューが店を苦しめる理由
• PL(損益計算書)から逆算して選ぶ“推すべき商品”の条件
• 数値と現場の声からつくる「3種の推しメニュー」設計
• 売上よりも“粗利・負荷・定着率”で戦うメニュー育成の考え方



◆ “人気メニューの罠”に気づいていますか?

あなたの店で一番売れているメニューは、
本当に利益を残していますか?
• 原価率が高い
• 調理負荷が重い
• 売上構成比が高く、現場が疲弊している

…こうした“売れているけど儲からない商品”が、PLをじわじわと蝕んでいきます。



◆ PL改善に効く“推しメニュー”とは?

「よく出る」よりも「よく残る」。
これが、“経営に効く推しメニュー”の本質です。

PL視点で推すべきメニューの3条件:
1. 原価率が30〜35%以下(粗利が高い)
2. 調理・提供の負荷が軽い(時短・少工程)
3. 売上構成比を20%以上に育てられる(貢献力あり)



◆ “3種の推しメニュー”を設計せよ

【1】“土台型”メニュー(利益を安定的に稼ぐ)
• 例:出汁巻き、サラダ、ドリンク、小鉢
• 特徴:低原価・低負荷・提供スピード速い
• 目的:注文率を上げ、粗利を底上げする



【2】“主軸型”メニュー(看板かつ利益源)
• 例:定食、どんぶり、人気セットメニュー
• 特徴:中原価・中負荷・高回転
• 目的:売上と利益のバランスを担う主力商品



【3】“魅せ型”メニュー(客単価と集客の牽引役)
• 例:数量限定、映え系、高単価プレート
• 特徴:原価や負荷は高めでも話題性・記憶性が強い
• 目的:ブランド力・SNS投稿・客単価引き上げ



◆ “育てる”ことで利益は残る

最初から完璧なメニューなどありません。
導入→検証→改善→定着という育成サイクルが必要です。

フェーズ  やること例
導入    テスト販売、限定提供、仮ネーミング
検証    売上構成比・粗利・提供時間・
      オペ効率を記録
改善    盛付・価格・調理手順の見直し
定着    メニュー昇格、SNS連携、セット化

◆ ケース:唐揚げ定食を“推し”に昇格させた方法

Before:
• 売価:850円
• 原価率:42%
• 提供時間:9分
• 売上構成比:22%

After(育成後):
• 売価:880円(+副菜)
• 原価率:34%
• 提供時間:6分(半仕込み化)
• 売上構成比:29%

→ 月間粗利:+5万円/スタッフの作業時間:−約15時間



◆ 最後に|PLを支えるのは、“育てた一皿”である

「人気だから」「前からあるから」で残しているメニューが、
経営の足を引っ張っていませんか?

数字を見て、オペレーションを見て、推す。
PLを変えるには、売れるメニューでなく“構造に強いメニュー”を増やすこと。



あなたの“推し”は、利益を生み出していますか?
それとも…疲弊を連れてきていませんか?

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