新卒営業マン時代に学んだ“上司に刺さる報告の仕方”
新卒で営業職に就いた僕は、最初の数ヶ月「報告の仕方」で何度も苦い思いをしました。
案件は取れているのに、上司の反応はいまいち。逆に失敗したときほど厳しい言葉が返ってくる。
正直、「なんで伝わらないんだろう」と悩んでいました。
そこで気づいたのは、報告は事実を伝えるだけでは足りない ということです。
例えば、こんなやりとりをしていた時期がありました。
僕「◯◯商事に訪問しました。提案は前向きに聞いていただけました」
上司「で、次はどうするんだ?」
これでは上司にとって情報が“未完成”なんですよね。
上司が知りたいのは「状況」ではなく 「その先のアクション」 だったんです。
営業現場で鍛えられたのは、報告の三点セット。
僕はこれを勝手に「S-A-Nの法則」と呼んでいました。
Situation(状況)
今どういう状態かを簡潔に。Action(行動)
自分がどんな動きをしたのか。Next(次の一手)
次にどう動くつもりか、または上司に判断を仰ぎたいのか。
この3つをセットで伝えると、上司は余計な質問をせずに済みます。
そして「よし、それで行こう」と背中を押してくれる。
この学びは、教育現場や部活動の指導にも直結しました。
生徒や選手が「今日の練習で○○をしました」で終わってしまうと、ただの報告でしかありません。
でも「○○をした結果、△△が課題だと分かりました。次は□□に取り組みます」と言えたらどうでしょう。
主体性が伝わり、こちらも建設的なフィードバックができるんです。
上司に刺さる報告とは、つまり 「未来に繋がる報告」。
ただ出来事を並べるのではなく、「次に何をするのか」まで含めて初めて意味を持ちます。
新卒の頃は怒られてばかりでしたが、あの経験が今の教育現場での指導に生きています。
報告は叱られるためのものではなく、未来を動かすためのもの。
それを理解してから、僕のコミュニケーションは大きく変わりました。
