S&P500よりもダウ平均の方が分散が効いているという皮肉
タイトルのとおりですよ。
S&P500と聞くと、「500銘柄に分散」してるように聞こえて、たった30銘柄のダウ工業平均よりも分散していそうなイメージがあるけれど、実際はほぼ「巨大IT企業インデックス」。名ばかり分散の、実質集中投資。
しかも組入れ上位10銘柄(NVIDIA、Microsoft、Apple、Google、Amazon、META、ブロードコム、テスラ、バークシャー・ハサウェイ)のうち、バークシャー以外はみんな「ハイテク+AI」テーマ。
市場が下がるときは一緒に下がり、上がるときも一緒に上がるから、分散効果が薄い。この上位10社で全体の4割近くを占めちゃっているモンだから!
AIの未来がアヤシイと市場に思われた瞬間にS&P500の時価の2割くらいはカンタンに吹き飛びそうな気がしますよ。
2割なんて大げさな、と思うかもしれませんが😎!
テクノロジーセクターがどんだけ重いか見ると、そんな大げさでもないのが分かると思いますよ。
ここのWebページにS&P500指数に採用されている503銘柄が載っているので!
S&P500って言ってるのに503銘柄あるんですよ、ってのはとりあえずおいといて。
業種別にどれくらいの重みがあるのか計算してみました。
それがこちら。
じゃーん!

2025年9月12日(金)の終値ベースで、電子テクノロジー(NVIDIA、Appleとか)とテクノロジーサービス(Microsoft、GoogleことAlphabet、Meta とか)で全体の47.2%!
めちゃテクノロジーサービスっぽい電子決済とかも含む金融まで合わせると、全体の61.7%もある!
もちろん電子テクノロジーにはボーイングとかレイセオンみたいなハイテク軍事企業も入ってはいますけど。
時価総額比率ではNVIDIAとかAppleみたいな、いわゆるみんなが注目してるキラキラしたのの割合が圧倒的に高くなっています。
AIバブルが崩壊するとNVIDIA、AMD、ブロードコムとかがいる電子テクノロジーが崩れ、Microsoft、Google、Meta、その他AIじゃAIじゃと騒いでいるソフトウェア企業がいるテクノロジーサービスが崩れ、株価が下がると金融が巻き込まれて崩れ。このあたりのセクターが3割下がればS&P500全体が2割くらい下がっちゃいます。
一方のダウ工業平均。
こんな感じ!

こっちもこっちで、電子テクノロジー+テクノロジーサービスが25%超、金融が25%超もありますが、電子テクノロジーの半分はボーイングとハネウェル・インターナショナル(製造業)だし。
S&P500よりはマシな感じ。
ちなみに内訳はこうなっております。
電子テクノロジー:AAPL、BA、CSCO、HON、NVDA
テクノロジーサービス:CRM、IBM、MSFT
金融:AXP、GS、JPM、TRV、V
小売業:AMZN、HD、WMT
ヘルステクノロジー:AMGN、JNJ、MRK
非耐久消費財:KO、NKE、PG
製造加工:CAT、MMM
消費者サービス:DIS、MCD
エネルギー鉱物:CVX
通信:VZ
素材産業:SHW
ヘルスサービス:UNH
で、S&P500はみんなが買いまくるモンだから、マグニフィセントセブンみたいな大きいのがさらに大きくなっちゃってアンバランスさが加速。
今、みんなウハウハ言ってるけど、これ逆回転し始めたら阿鼻叫喚になりますよ。
これは笑えない事実😎。
私はAIバブルにはコミットしたくないので😎!
バブルの影響が小さめのポートフォリオを組んでおります。
おうちもカラダもきれいにしましょう、生活必需品のユニリーバ。
製造現場を支える縁の下の力持ち、素材開発のスリーエム。
医薬品開発と医療機器の2本柱、ヘルスケアのジョンソン&ジョンソン。
この3社で欧米株ポートフォリオの1/4超を占める、ある意味ハイテクのS&P500とは逆方向に偏ったポートフォリオになっております😏!
まあ、AI銘柄じゃなくても株持ってる時点でバブルの影響はあるんですけどね。でもバブルのピークを取りに行くんじゃなくて総悲観の逆境で傷を最小にするのを指向したポートフォリオ。

この配分が吉と出るか凶と出るか・・・
もちろん私は吉と出ると思ってるんですけどね😆!
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