ウクライナ紛争の兵器シリーズー5 独ソ戦以来の強力な”骨董品”、14.5mm対戦車ライフル
◆アニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」で活躍した口径14.5mm対戦車ライフル
2014年にロシア系住民を圧迫し、殺害まで始めたウクライナの右派クーデター政権に反発してドンバス地方で「分離・独立派」が抵抗を始めて内戦化したのだウクライナ紛争の始まりだが、前にも述べたように政府軍側も抵抗する側も、地域の武器保管庫や博物館から古い武器を引っ張り出し、磨き直して戦いに投入してきた。日露戦争以来の兵器もあるんだから、当然、大量に生産された第二次世界大戦中のものが出てくるのも当然だろう。
ところでみなさん、ドンバスの戦場でアニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」で登場した次元大介の振り回す対戦車ライフルが実戦で使われているのを御存知だろうか?

次元大介が用いているのは、14.5mmシモノフ対戦車ライフル。5連発のセミオート発射式のものだが、同じ時期に開発された単発式の14.5mmデグチャレフ対戦車ライフル(PTRD-1941)もある。前者と同様に1941年から登場し、独ソ戦中はドイツ戦車相手に勇敢な射手たちの手で戦闘に投入されていた。そして、ドンバスの戦場でも再び、引っ張り出されて使われている。
「人間が肩撃ちする程度の口径の弾で、戦車を破壊することなどできるのか?」~そう、そんな考え方は当然、昔からあった。しかし、ではなんでこんな対戦車ライフルが開発されたのか?
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