準備が終わる日は、なぜやって来ないのか。|停止図鑑 #030
「もう少し落ち着いたら始めたいです。」
そう話す人がいました。
仕事が落ち着いたら。
貯金が増えたら。
家族の予定が決まったら。
自信がついたら。
どれも大切な条件でした。
でも、一つが整いかけると、別の条件が気になります。
忙しさが減った頃には、お金が不安になる。
貯金が増えた頃には、年齢が気になる。
条件がそろう日は、いつも少し先へ移っていきました。
私は、この停止状態を「条件待機」と呼んでいます。
慎重である、とも言えます。
ただ本当は、
あると望ましい条件まで必須条件へ引き上げ始められる時点を先へ送り続ける状態です。
この停止状態の特徴
・「もう少し落ち着いたら」が続く
・一つ整うと、別の不足が気になる
・自信や余裕まで開始条件にする
・条件がそろわないことを先送りの理由にする
なぜ止まるのか?
条件待機の人が避けているのは、行動ではありません。
動いたあとに困ることです。
生活を崩したくない。
途中で戻りたくない。
周りに迷惑をかけたくない。
だから、安全を確かめるための条件が増えていきます。
失敗しない、という入口ができるまで、
始めることができないのです。
でも、望ましい条件をすべて入口に置くと、門は少しずつ狭くなります。
整ってから始められることもあります。
一方で、始めることでしか整わないこともあります。
動き出すきっかけ
不安なまま、飛び込まなくてもいい。
条件を三つに分けてみます。
「開始に必須」
「あると助かる」
「始めてから整える」
すべての条件を外す必要はありません。
入口に置く条件だけを選び直します。
開始に本当に必要なものが一つ分かれば、今できる小さな試行が見えてきます。
全部そろう日ではなく、試せる日を始まりにしてもいいのです。
停止図鑑 #030
条件待機

あると望ましい条件まで必須条件へ引き上げ、始められる時点を先送りしている停止状態。
「落ち着いたら」
増え続ける開始条件
完全な安全
いつも少し先の始まり
動き出すヒント
「開始に必須」
「あると助かる」
「始めてから整える」
の三つに分けてみましょう。
人は一気に多くのことを
こなす事は難しいです。
まずは行動、というのが大切です。
みなさんが持っている必須条件は
本当に必須条件でしょうか?
