【ゲーム感想】「もし二人がずっと一緒に居られたら、今はどうなるだろう」――択愛
はじめに
こんばんは。
かぐやです。
今回は、アドベンチャーゲーム『択愛』がどのようなゲームなのか、また実際にプレイした感想を書いていきます。
どんなゲーム?
開発元:Akaba Studio
パブリッシャー:Akaba Studio
「愛するって、どうすればいいだろう?」という質問に、私たちはこのゲームで答えてみました。選択を真剣に考えて選ぶことで、プレイヤーは愛について考えるように設計されたアドベンチャーゲームです。
「択愛」(たくあい)は他のアドベンチャーゲームと同じ、「プレイヤーが選択をする」というのはメインの遊び方となっています。
一つ一つの選択とシーンに、プレイヤーに伝えたいことがあります。プレイによってそれを感じて頂けることにこだわってゲームのデザインをさせて頂きました。言い換えると、遊ぶというよりも感じるのが重要となっているゲームです。
ゲームの特徴:
・複数エンディングのあるストーリー
・可愛いアート
・オリジナルBGM(17曲)
・翻訳は全てメインデザイナの私かします。機械による翻訳ではありません。
・収集できるイラスト(全46種)
・驚きに満ち溢れたゲームです
LoveChoice Game Trailer(日本語版)
『択愛』(LoveChoice)は、2018年10月1日にSteamでリリースされたアドベンチャーゲーム。(※1)
翌年7月に”2nd Story”、9月に”3rd Story”の実装、加えて数回のアップデートを経て今の形となりました。
日本語対応もしています。
また、2021年9月にNintendo Switch版、12月にオリジナルストーリーが追加されたiOS、Android版がリリースされました。

マウスを使用して、各シーンの探索やミニゲームを行い、登場人物達の恋模様をよりよい方向へと導いていく、というのが大きな流れとなっています。
※1……Steamストアページのリリース日は2021年11月15日となっているが、リリースは上記の通り行われている。
プレイしてみて
※以下、『択愛』の一部ネタバレを含みます。
また、本感想はSteam版に準拠しています。
実際にプレイしてみて分かったことは、トレーラーを視聴して抱いた印象によっては、ゲームをプレイすると面食らうかもしれません。
しかし、各ストーリーを最後までプレイすれば、じんわりと心を温めてくれる作品だと私は思います。
ストーリーは「ラブ・ゲーム」「愛・距離」「愛・探偵」3つからなりますが、「愛・探偵」は「愛・距離」の1つの可能性の続きとなっています。
ゲームをプレイしている間は、柔らかなイラストと心が落ち着く音楽がプレイヤーを迎え入れてくれます。
その和やかな雰囲気の中、プレイヤーはあれこれと手を尽くし、2組の男女の心の距離感を縮めていくのですが、より良いエンディングを向かえるための「最適解」の導き方が面白く、また難しいと感じました。
ゲームの特徴を理解するまでは、「ラブ・ゲーム」を何度やってもベストを尽くすことはできないでしょう。
物語の全てを知りたい、つまり「攻略」を目的とするのなら、与えられる選択肢は、ほとんどがバッドエンドへの手招きである、選択肢は増やすものである、という2点を念頭に置いてプレイする必要があります。

ただし、いくら注意を払っていても、思うように進まないと感じる部分はいくつかあります。
二段構えであったり、時間が過ぎるのを見守るのが正解であったり、「またそのパターンか」と思いきやマウスを手放してはいけなかったり……。
様々な仕掛けでプレイヤーを翻弄します。
特にミニゲームは得意不得意が分かれそうな内容で、私の場合、2つ目のものに手間取ってしまいました。
単に短気なだけなのかもしれませんが、柔らかみのある、心地よい世界観に対して、プレイヤーが背負う謎解きの負担が大きいという「プレイする前に抱いていたイメージとの乖離」を引き起こしてしてしまったため、仕掛けの面白さを感じつつも、フラストレーションが頭をよぎることも何度かありました。

しかし、そういった不満や不快感は、ストーリーに夢中になっていくうちに、徐々に感じなくなります。
「2人が繋がる」といった平易な定義をし、それを反復するのではなく、「愛」というのが多面的に語られているからです。
「ラブ・ゲーム」では「愛のために最適解を出すことができるのか」。
「愛・距離」では「愛と理想のどちらを選ぶのか」。
「愛・探偵」では「選んだ愛で幸せになれているか」。
各ストーリーにおける登場人物とそれぞれの境遇、またゲームの難易度や複雑さがただ単に変化するのではなく、1つ1つに異なる「愛」をテーマ設定し、物語が構築されている。
それが、作品の一番の魅力だと思います。
個人的には、「愛・探偵」に至るまでのストーリーは寂しさが残るものであったので、そこに新たなテーマを加えつつ補完してくれたのが特に良いと思いました。
全実績解除をして、プレイ時間はおよそ100分。
スムーズに進めることができれば、1時間弱で一通りプレイすることができるでしょう。
日本語翻訳については、正直微妙です。
校正は行われていますが、機械翻訳から多少読みやすくなった程度。
私たちが日常的に使用する日本語としては違和感があります。
とはいえ、内容を理解する分には全く問題はありません。
ボリュームのあるストーリー、加えて定期的なアップデート。
それを200円弱で楽しむことができるのは、制作陣の方々の努力や作品への愛があってこそだと思います。
まとめ
『択愛』をプレイして感じたことは……
・3つのストーリーを通して「愛」について多面的に描かれているのが魅力。
・ゲームの雰囲気と難易度が不釣り合いだと感じるが、仕掛けそのものは多種多様で面白い。
・翻訳に違和感はあるが、総合的に見れば値段以上のクオリティ。
粗の目立つ部分もありますが、お手頃な値段で、雰囲気とストーリーを十分に楽しむことができます。
温かい飲み物を買う代わりにプレイしてみてはいかがでしょうか。
おわりに
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投稿:2026.2.21(メインアカウント)
最終更新・再投稿:2026.4.25(本アカウント)


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