【ゲーム感想】牛乳を買いに行こう!――Milk inside a bag of milk inside a bag of milk
※この記事には「ホラー」「精神的恐怖」に関するコンテンツが含まれています。苦手な方はご注意ください。
はじめに
こんばんは。
かぐやです。
今回はビジュアルノベルゲーム『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』がどのようなゲームなのか、またプレイした感想を書いていきます。
どんなゲーム?
開発元:Nikita Kryukov
パブリッシャー:Missing Calm
日常の些細な出来事がどんなに困難を伴うかを描いた短編小説。少女が牛乳を買うのを手伝い、彼女をがっかりさせない最初の人になりましょう。
このゲームは、ユーモラスな抽象表現と言葉遊び、あるいは胸を締め付けるような心理的エピソードを描いた、短編ビジュアルノベルです。歴史が実際の出来事に基づいているという主張はあまりにも具体的すぎるため、単なる抽象表現と言葉遊びの寄せ集めだと言い張る方が簡単です。
まず第一に、これは言葉と形式を用いた芸術的な操作であり、そしてその後にゲームとなるのです。
特徴:
短時間(10~15分)
ユニークなグラフィックスタイル
本物のオーディオソリューション
※日本語翻訳
ゲームは小規模なビジュアルノベルで、巧妙な言葉遊びか、痛々しい心理的エピソードが描かれています。ストーリーが実際の出来事に基づいているという主張は具体的になりすぎるので、抽象化と巧妙な言葉遊びの集合体であるかのように装う方が楽なのです。
まず、これは言葉や形を使った芸術的な表現があり、その上で初めてゲームとして成り立つのです。
(中略)
ゲームの特徴:
- 幻覚的な雰囲気の中、紡がれる言葉のピラミッド構造。
- 少女の歪んだ認知力で見た世界を反映したピクセルグラフィック。
- 多様なルート:ゲームの進め方は様々。ただし、たどり着くのが困難なセリフや画像、シーンがあるため、少女が隠している気持ちを全てさらけ出すには本当の意味で親密にならなければいけません。
- 切なくハラハラするサウンドトラック。
- ユニークなグラフィックスタイル
- 本格的な音声表現
『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』は、ある少女が牛乳を買いに行き、家に帰るまでを描いたビジュアルノベルゲーム。
プレイヤーは少女のイマジナリーフレンドという、メタ的な視点から選択肢を通じて干渉することができます。
2020年8月26日、Steamでリリース。
2022年7月18日に日本語対応しました。
また、続編に当たる『Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』が2021年12月16日にSteamでリリースされました。
Nintendo Switchでは、2作品をまとめた『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk and Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』が2022年11月11日に配信されました。

基本的に2~3択の選択肢を選んでいき、20分程度でクリア出来ます。
ただし、正しくない選択肢を何度か選んでしまうと、ゲームオーバーとなります。
余談ですが、タイトルを日本語に訳すと「牛乳の袋の中の牛乳の袋の中の牛乳」となります。
袋の中の牛乳………は「袋入り牛乳」ということでしょうか。
私達にとって、牛乳と言えば「紙パック」が主流ですが、検索してみたところ、実際に袋入りの牛乳はあるようです。
タイトルがループしている所ですが、これはゲーム内でも登場する、主人公の思考がループし続けている部分から来ているのだと思います。
プレイしてみて
※以下、『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』のネタバレを一部含みます。
また、本感想はSteam版に準拠しています。
私は「ホラー」や「精神的恐怖」ジャンルのゲームは得意ではありませんが、このゲームに関してはかろうじてできる程度でした。
ホラー要素については、「怖い! もう進めたくない!」というような恐怖が直に来るよりも、「この後はどうなってしまうのだろう……」とじわじわと恐怖感が募っていくような感じがしました。
赤紫色ドットで表現された世界、それにマッチした音楽、独特な表現をする主人公……これらが創り出す世界観に飲み込まれるような感覚。
それがこのゲームの魅力だと思います。

ジャンプスケア(突然大きな音や映像を流す演出)も何度かあり、背筋が凍るようなシーンもあります。
そして、プレイヤーが主人公のイマジナリーフレンドとして突きつける「選択肢」が冷淡、辛辣なものもあり、どちらを選んでも主人公を傷つけてしまうのでは? と感じるものも多く、メンタルに応えました。
ストーリーを一通りプレイしても、明かされる情報は十分とは言えません。
むしろ足りなすぎる。謎は深まるばかりです。
そして、プレイヤーは少女の視点から抜け出すことはできないため、そもそも主人公が語った情報が正しいのかすらも分かりません。
曖昧さ、謎を残したまま、私達は不気味な世界から解放されてしまいます。
そして、このゲームをクリアするためには、少女から「病気」「症状」ということから遠ざける選択をすることです。
しかし、どの選択をもってしても、プレイヤーは彼女の状態をどうすることはできません。
終盤のプレイヤーが干渉できる場面では、選択肢を主人公に突きつけるのではなく、主人公の問いかけに対して、自分で入力をする形式で答える必要があります。
そのときに、「私のこと、わかってくれるよね?」と問われます。
「私の心の奥底に触れる覚悟はあるの?それであなたは納得してくれるの?」というような、ただ「はい」と淡泊に答えるには重すぎるものを背負っているように感じました。

ストーリーも短く、値段も高くはありませんが、インスタントに消費できるゲームではないと思います。
遊び半分でプレイする、精神状態が不安定な時にプレイするのはお勧めできません。
まとめ
『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』をプレイして感じたことは……
・イラスト、言葉、音楽が織りなす不気味で独特な世界観を楽しむことができる。
・所々に散りばめられたジャンプスケアと、じわじわとした恐怖感が、不気味さをより色濃いものにしている。
・内容は不明な点が多く、謎が多いため、次回作のプレイまたは考察で作品を咀嚼する必要がある。
おわりに
『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』には、言葉では伝えきれない魅力があります。
もし興味を持ったら、是非一度プレイして、自分なりの考察や解釈を考えてみて欲しいです。
『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』の考察、また続編『Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』についても、後日投稿する予定ですので、そちらも見ていただけると嬉しいです。
最後まで記事を読んでださった皆さん、ありがとうございます。
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Steam版
Nintendo Switch版
投稿:2024.1.30
最終更新:2026.4.30(一部表現の見直し等)


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