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マンガ「犬が伝えたかったこと」を読んで。

犬のことがすきだ。

どれくらいといっても他の犬好きさんからいったらきっと大したことない程度だと思う。

散歩している犬を見ると犬の足並みと同じリズムを胸の内で刻みながら、ただ、にこにこと通り過ぎて行きすぎるまで眺めるといった程度である。

それでも犬のことがすきだ。

だからこのタイトルを見た時、買うと思った。
初めは電車の中吊りでマンガ版ではなく、書籍版が気になっていた。
今回の読書感想文でマンガ版が推薦図書にあがっており、購入を決めた。


今回は「STORY8 思い出のソファ ハル」について書こうと思う。

この話は、リサイクルショップに、古びたソファを売りにきたいかつい男性の登場シーンから始まる。
なんでも、一緒に住んでいた女性が、同居していたスピッツのハルを連れて出て行ってしまった。
懐いていない犬だったので一緒に使っていたソファをリサイクルに出し新しいソファを迎えるという話。
いかつい男性はソファを選びながら、「これだと犬の毛が目立たないかな。」など犬目線。
売りに出されたソファも高さや素材など犬を考え抜いた仕様のものだった。

憎まれ口を叩きながらやっぱり犬と暮らした日々は人にとってかけがえの無い思い出をもたらしたようだ。

男性が立ち去ったあと、ソファからぼろぼろになった男性のスリッパがでてきてナレーションが入る。

犬は自分にとって大切なものを隠すと聞いたことがあります。

マンガ「犬が伝えたかったこと」p92


私の部屋に大切に飾っていた、ライオンキングのぬいぐるみ。沢山飾っていたぬいぐるみの中で私が一等大事にしていたそれを、
うちに居た犬はいつもあやまたず咥えては持ち去っていくという遊びをしていた。

ふとした扉の隙間から、おっきな身体をすべりこませ、見事に毎度部屋まで侵入してみせるのだ。

犬はもう居ないけれど、
あの時の犬の得意そうな、どやっ。とした顔。
ふりふりと楽しげに揺れていた金色のしっぽ(ゴールデンでした)がいつまでも忘れられない。

これが獲物だ!

この本の表紙を、みたとき、少し泣いた。

メッセージに、

それでも犬は、
あなたといられてうれしかった。

マンガ「犬が伝えたかったこと」

と、書かれていたから。


マンガ「犬が伝えたかったこと」



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