ユカランラン タモギタケ6
ユカランランは読むだけでアイヌユカラの単語に親しめる学習法の試みだよ📚
カムイの幻術
「 kamuy (神) がいたので、 takne-tokkoni (マムシ神) がいたおかげで
aep-pirka (食べるのにいい物) を 私 は知りました。
食べた感じのいい、だしが良くて kamuy (神様) に 私 は感謝をし、
お礼を申し上げます」と 私 は言ってから,
「 mosir-kor-huci (火の神様)、 kamuy-utar (神様方)、聞いてください」
と言いながら、 kamuy-utar (神様たち) にも聞かせ,
私 が感謝していることを言いながら
cikisani-karus (タモギダケ) を食べた後に,
もう sironuman (晩) になって外に,
私 は料理をし終わってから外に出てみると例の chise (家) はありません。
本当に驚きました。
立派な大きい chise (家) があってそこで 私 は食事をしたのに,
どこへ chise (家) が行ってしまったのかと思いました。
意図的に kamuy-chise (神様の家) をつくり, chise (家) にいるみたいに,
ひょっとして 私 に見せていたのかと思いながら chise (家) に入りました。
「このようなわけです。 kamuy (神様) がいたために、良い食べ物を今まで 私 は知らないでいました。
食べることも知らない物を食べるように kamuy (神様) が 私 に教えたので、食べて kamuy-utar (神様たち) もおいしいことがわかったなら,
よい心を持ち,いつまでもよい心を持つように
huci-ape (火の神様)、伝言を伝えてください」
と言いながら食事をして,それから ekimne (山猟) に行きました。
「一人であなたがいても aynu (人) が少しずつやってきたら、泊めて,
いくつかの chise (家) を自分のまわりにつくって
kotan (村) をつくるよう心がけなさい」
などとその takne-tokkoni (マムシ神) が 私 に話し,
私 は承諾の返事をしながら帰ったのでしたが,
いつ 私 は aynu (人) に会うのだろうと思って, kewtumu (心のなか) で考えをめぐらしていました。
何日かしたある日、どこからか立派な nispa (紳士) が来て,
私 の chise (家) を通り過ぎそうなのを泊めました。
「 私 は一人で暮らしていて寂しいのです。
私 の nispa (旦那さん)、泊まってください」と言うと,
その旅をしていた nispa (紳士) がこう言いました。
「 私 も寂しくて
aynu-estan (人を探す), kotan-estan (村を探す) ために歩き回っていたのですが,
okkaypo-nispa (若旦那さん) の kewtumu (気立て) がいいので,
泊めてくれるというなら泊まります。
enewsar (よもやま話) することに感謝します」
とその nispa (紳士) が言いながら
chise (家) に入って、話を楽しみ,
あの karus (キノコ) をとってきて
「このようなわけなのですよ。 takne-tokkoni (マムシ神様) に onkami (拝礼) し感謝しながら食べてください」
と 私 が言うと,その nispa (紳士) は自分の鼻を押さえて驚きました。
「本当に驚いた。今まで食べたこともない cikisani-karus (タモギタケ) であったが,
その ruri (汁物) は keraan-pe (おいしい物) であった。
驚いた。 私 は感謝します。
takne-tokkoni (マムシ神) に感謝します」
と言いながら、食事をする前にその nispa (紳士) も何度も
onkami (拝礼) をして食べました。
人と話をして楽しんでいると,だんだんに aynu (人) が歩き回る、
nispa (紳士) が歩き回ると,
私 は自宅に泊めて、
同じところで暮らしました。
それから先に来た nispa (紳士) に別に chise (家) を 私 がつくって
そこで暮らさせ,その後から来た人に、
chise (家) を 私 がつくって
そこに住まわせて,人と話をして楽しむことをしました。
見どころ👀
人間が自力でタモギタケを採取・料理できることが目標なので、蛇のカムイはそこで消えるんだね。
主人公くらいでもオッカイ(男)ポ(子)ニシパと呼ばれてるから、幅広く青年くらいも含む?
村の作り方が面白い。
まず通りがかりの人を待つ。狩猟・交易目的の旅人? 単身で定住先を探すということもあるのかな?
そしておもてなし。よもやま話も大事、そしてキノコ汁をごちそうし泊めてあげる。
さらに家を作ってあげる。
また話を楽しむ。そんなキノコ村。
次回で最後です🏘️
