ユカランラン タモギタケ5
蛇との付き合い方
aynu-utar (人間たち) は食べたことがなく,
あなたの chise-soyke (家の外) にはたくさんあるのに,あなたは食べることもしないで,そのまま腐ってぬめっているのを 私 は見ました。
tokkoni (ヘビ) の同族はたくさんいますが,
いたずら者もいれば puri-pirka (いいこと) をする者もいます。
悪さをするものは aynu (人間) を追いかけることもし,かみつくこともするのです。
そうした悪さをするものは,これからは 私 が指導します。
悪さをする者はあなたが殺して罰してください。
近くを通っても,悪さをしない者は,決して叩いてはいけません。
それからこの cikisani-karus (タモギダケ) は,たくさん生えている物なのですよ。
sat-haruhu (干した保存食) をあなたが作って saranip (編み袋) に入れてお食べなさい。
mata (冬) になっても食べられる ohaw (汁物) においしい汁の具になるのですよ。
あなたはお食べなさい。
長い tokkoni (蛇) であっても短い蛇であっても, haruhu (食糧) を与えるために rikun-moshir (天の国) から降ろされた者であり,
aynu-utar (人間たちは) 今まで食べたことがないのですが,
あなたの kewtumu (気立て) に 私 は好意を持ちました。
『誰がそのように、一人で 私 の kotan (村) に一人きりで 私 はいるのに,
誰がそのように、 chise (家) が早くも建って、
そこから supuya (煙) が立っているのだろう。
何がこのように、人間なのか、神様なのか, 私 は行って見てみたい』
というあなたの kewtumu (気持ち) を 私 は見ていました。
今日, rakur (霧雨) も降って地面がぬかるんで ekimne (山猟) にあなたが外に出られないので,あなたをここへ来させ、
私 たちの haruhu (食糧) をあなたがとって食べるよう
私 が教えるためにわざとあなたをここへ呼んだのです」
ということを,その色の黒い okkaypo (少年) が言い,
私 はひどく驚き恐れました。
本当に驚きました。
takne-tokkoni (マムシ) と一緒に 私 は食事をし、料理を食べたと思い,
片方で恐れの気持ちを抱きながら
otu-wan (何度も) onkami (拝礼) を重ねて 私 は感謝しました。
「今まで aep (食べる物) であるのかわからず,
私 の kotan (村) じゅう、大きい ni (木) にびっしり生えている物であるのですが,何であるかわからない物であったのに,
思いがけずだしがいい、いい食べ物であったのに 私 は知らずにいて、
kamuy (神様) がいたおかげで食べ物だとわかったのです」
ということを 私 は言いながら onkami (何度も拝礼) をしました。
私 は外に出て、自分の chise (家) まで戻り,
chise-soy (家の外) まで 私 は来て,
chise-soy (家の外) でも大きな ni (木) の上を cikisani-karus (タモギタケ) であるのを知り,
私 はとって chise (家) に持ち帰りました。
そして yuk-piye (シカの脂身) と kamuy-piye (クマの脂身) を一緒に刻んで
su (鍋) のなかに入れて,その karus (キノコ) をちぎって細かくして
su (鍋) に入れると,何とまあおいしいだしがいいのでした。
見どころ👀
アイヌは蛇を恐れると聞いて意外でした。自然に詳しい人、じーちゃんばーちゃんは虫なんかでいちいち騒がず、放置したり殺したりするイメージだから。
熊も蛇を恐れるというし。
北海道の毒蛇はマムシだけらしいね。毒蛇がいるからには、予防的に全部警戒するのが生存には有益ということなのか?その中で蛇にも親しみを持つ話もあるんだね。
出たオハウ! ウポポイにオハウセットある。
キノコ=カルスが未分化ぷよぷよの植物組織 callus と同じだけど、これは偶然だよね。
キノコの真髄は本体以上にだし、すなわち旨味と昔から思われてたんだ。
もう少し続く🍄
