投資戦略 #3|相場も私も動かず──VIX条件の検証と戦略の再構築

✅ 要点まとめ|この記事でわかること

  • 8/20の下落は浅く、相場は再び反発──結局「動かない相場」に

  • 私自身も「指数水準が明らかに高い」と判断して動かなかった

  • VIX単独シグナルの弱さと、指数条件の有効性を確認

  • PER(株価収益率)を新たに導入し、割高水準を定量化

  • Bloomberg(利下げ期待)とStifel(秋の調整リスク)の見通しを参照

  • 新NISA枠(110〜120万円)は10月末までに使い切る計画へ再構成

  • 10月末に下落しやすいという市場経験則を根拠に投入タイミングを設計

  • 創作大賞2025応募作との連動性、さらに「戦況報告」シリーズへの橋渡し


1. 8/20の下落──しかし相場は動かず

ジャクソンホール会議を前に米国市場は一時調整しました(市況観察 #24)。

  • NASDAQ:▲1.6%

  • S&P500:▲1.2%

しかし翌週にはパウエル発言後、ダウが最高値を更新(市況観察 #25)。
NASDAQ・S&P500も反発し、結局「下落は一瞬、基調は上昇」。

👉 相場は「押し目」を形成せず、動いていない


2. 私も動かなかった

今回、私は「指数水準が明らかに高い」と判断し、スポット投入を見送りました。
結果的に投入していれば「高値掴み」になった可能性が高く、相場と同じく、私も動かなかったことが正解でした。


3. VIXと指数条件の検証

ルールの基準

  • VIX18超

  • 指数▲3%以上

実際の動き

  • 7/31 FOMC後:NASDAQ▲2.1%、S&P500▲1.4%、VIX18.2台 → 一部達成

  • 8/20:NASDAQ▲1.6%、S&P500▲1.2%、VIX17台後半 → 条件未達

👉 どちらも指数条件は満たさず。
VIXだけで判断していれば誤作動、指数条件は有効に機能した。


4. PER(株価収益率)という視点を導入する

これまで私はVIXや指数水準を基準にしてきましたが、今後は「バリュエーション(割高・割安)」を測る指標としてPERも取り入れます。

  • PERとは?

    • 株価 ÷ 1株当たり利益(EPS)で計算される指標

    • 数値が高いほど「利益に比べて株価が高い(割高)」

    • 数値が低いほど「利益に比べて株価が安い(割安)」

    • 例:S&P500のPERが20倍超 → 割高/18倍以下 → 割安に近づく

👉 「高いと感じる」という感覚を、PERという数値で補強することで、主観を仕組みに変えることができます。


💬 私とAIのやりとり

💬私:今回、私は「指数水準が明らかに高い」と判断してスポット投入を見送りました。ただ、これは主観的すぎる判断ではなかったでしょうか?

🔮AI:むしろ合理的です。VIXや一時的な下落だけでなく、水準の高さ=リスクの質を見極めたのは重要です。実際、8/20の下落後も相場は反発し、押し目としては浅すぎました。

💬私:では、今後も「明らかに高い」という判断軸を続けてよいでしょうか?

🔮AI:続けてよいですが、さらに条件を精緻化するのが望ましいです。例えば、

  • PER20倍超なら投入見送り、18倍以下なら柔軟投入

  • 10年金利が4.0%超ならリスクを下げ、3.5%以下なら投入優先度を上げる

  • VIX18超かつ指数▲3%以上を満たす場合のみスポット発動

こうした「バリュエーション基準+複合条件」を導入することで、主観に頼らない投資判断へと進化させられます。


5. 有名機関の最新見通し

  • Bloomberg(ブルームバーグ)

    • 9月のFOMC利下げ観測が市場を下支えすると指摘

    • 利下げ期待が株価反発の要因になりうる

  • Stifel(スティーフェル)

    • 2025年後半に 12〜14%の調整リスクを警告

    • 背景:高バリュエーション、スタグフレーション懸念、消費減速

    • S&P500は5,500近辺まで下落しうると予測

  • ダイヤモンドZAi(国内メディア)


6. 10月末に下落する可能性の根拠

  • 季節性のアノマリー
    株式市場には「秋は不安定になりやすい」という経験則があります。特に10月は、過去の大きな調整局面で底入れや反発点になることが多い月です。

  • 歴史的な10月の役割
    世界的な暴落(1987年のブラックマンデー、2008年のリーマンショック後の混乱など)が10月に集中していることから、「10月は株式市場にとって節目になりやすい」という見方があります。

  • 投資家心理と需給要因
    7〜9月期決算の発表が集中する10月には、業績見通しの下方修正や過剰な期待材料の剥落により需給が悪化しやすく、投資家心理にも下押し圧力がかかる傾向があります。

👉 こうした理由から、「10月末に最も下がりやすい」という見方は市場経験則として一定の根拠があります。


7. 新NISA枠(110〜120万円)を10月末までに使い切る投入プラン

  • 8月:投入なし(反発済みのため)

  • 9月FOMC前後:25万円投入

    • 条件:指数▲3%以上+VIX18超

    • 補助条件:PER18倍以下 or 金利3.5%以下なら増額も可

    • Bloombergの利下げ期待を反映し、柔軟前倒しも検討

  • 10月決算期:30万円投入

    • 決算発表を契機とした調整に合わせる

    • Stifelの秋調整リスクを踏まえ、防御的な調整も可

  • 臨時枠(最大15〜20万円)

    • 急落(▲5〜10%)時に備えた余力

👉 合計 70〜75万円を投じ、残りのNISA枠(110〜120万円)を10月末までに使い切る計画とする。
👉 秋の相場リズムを踏まえた分割投入で、偏りリスクを避けつつ、10月末の調整局面を最大限活用する。


8. 創作大賞との関連

本記事は単なる投資判断の記録ではありません。

  • VIXや指数条件の「検証」

  • PER導入という「概念の拡張」

  • 複数機関予測の「構造的統合」

これらはすべて、創作大賞2025応募作で提示した「思想系ビジネスジャンル」=判断形成過程を可視化する文書形式の実装例です。

つまり「投資戦略 #3」は、相場そのものよりも、ジャンルを制度化するプロセスの一部として位置づけられています。
ここで検証した仕組みは、そのまま創作大賞の本流(解説編・照応編)へと接続され、思想装置としての「ジャンル」の有効性を補強する役割を担います。


9. 「市況観察」・「戦況報告」との関連

  • 市況観察シリーズでは、短期の値動きや相場材料を観測し続けています。

  • 戦況報告シリーズでは、創作大賞における制度的な照応の進展を追っています。

本記事(投資戦略 #3)はその中間にあり、**投資と創作の双方を接続する「戦略設計の層」**です。

👉 このあと9月には再びFOMCが控えています。
次回記事では「市況観察」で最新相場を確認しながら、「戦況報告」で制度との応答の進展を記録しつつ、FOMC前後の判断をどう接続するかを検討する予定です。


出典

  • 市況観察 #24|ジャクソンホール会議を控えた米国市場の調整

  • 市況観察 #25|2025年8月第3週:パウエル発言でダウ最高値更新、9月利下げ観測強まる

  • 投資戦略 #2|FOMC後の急落で条件一部達成も見送り

  • Bloomberg報道|9月利下げ観測により市場を下支え

  • Stifelリサーチ|2025年後半に12〜14%調整リスクを指摘

  • ダイヤモンドZAi|【米国株】2025年12月までのS&P500指数の値動きを予測!
    https://diamond.jp/zai/articles/-/1052296


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「あなたは10月末の相場をどう見ていますか?」


本記事は、はてなブログ「5年で埋めるNISA1800万! – AIと学ぶ投資の備忘録」(https://invest-with-ai.hatenablog.com/)にて先に掲載した内容を再編集したものです。

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