「言葉」だけを訳しても、なぜ伝わらないのか― パラ言語とメラビアンの法則を、手話通訳の視点から本気で考える
手話通訳士のあらかわいおりです。
手話に関することを幅広く発信しています。
現在5冊の本を出版し、
2026年中に10冊の手話の本を出版するべく執筆中です。
手話通訳のような、ボランティア色の強い仕事をしている方々が、
noteを中心に副収入を得ることで、
より仕事に励むことができる。
そのロールモデルになるべく奮闘中です。
Googleで「手話 あらかわいおり」と検索していただくと、
私の活動がわかります。
今日は、健聴者が手話を表すときの「大きな弱点」「最大の欠点」について深堀したお話です。
ここを理解して実践することは「大きな壁を超えることになる」大事なことです。
どうしても理解してほしくて、有料部分が9000字を超えてしまいました。
「言葉は合っているはずなのに、なぜか伝わらない」
この感覚を、一度でも味わったことがある人は多いと思います。
手話学習者でも、手話通訳者でも、あるいは日常の会話の中でも、同じような壁にぶつかることがあります。
語彙は間違っていない。
文法も大きく外していない。
言っている内容も、たぶん合っている。
それなのに、相手の反応が鈍い。
あるいは、こちらが意図したものとは違う受け取られ方をしてしまう。
このとき、多くの人は「もっと語彙を覚えなければ」「もっと正確な表現を学ばなければ」と考えます。
もちろん、それも大切です。
けれど、実はそこだけでは足りません。
なぜなら、人は言葉そのものだけで意味を受け取っているわけではないからです。
ここで重要になるのが、パラ言語という視点です。
そして、この話をすると必ず登場するのが、いわゆるメラビアンの法則です。
ただし、この二つは非常によく知られている一方で、かなり雑に理解され、かなり雑に使われている概念でもあります。
とくに「人は見た目が9割」「言葉は7%しか伝わらない」などの乱暴なまとめ方は、現場感覚から見ても危険です。
この記事では、単なるコミュニケーション論としてではなく、
なぜ「言葉どおり」に訳しても伝わらないのか
なぜ表情や間や身体の使い方が、意味そのものを変えてしまうのか
なぜ手話では、パラ言語が“おまけ”ではなく“本体”に近いのか
そして、通訳者は何を聞き、何を見て、何を再現しなければならないのか
というところまで、かなり深く掘り下げていきます。
この記事は、単に知識を増やすためのものではありません。
むしろ目的は逆です。
「これまで自分が見落としていたものに気づくこと」
それが、この記事の一番大きな狙いです。
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!

