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U|君色文庫 様、推薦レビューありがとうございます

 TALESに投稿している「プラスティック・ラブ」に、U|君色文庫 様から推薦レビューをいただきました。

 推薦レビューに気づいた時、ただびっくりして、思わず「えっ」と声が出ました。
 作品を読んでいただけたことだけでも嬉しいのに、貴重なお時間をさいて、私の作品、主人公についてご考察いただいている。
 涙が出ました。


 「プラスティック・ラブ」を書き終えた後、
ある日バスに乗っていて、高校生らしき男の子たちに囲まれるように座られたことがありました。
(私が十代のガッキーなら彼らは近くに座ってこない。これが以前同僚が言っていた、私たちが『意識されない年代』ということなんだな)と思い、同時に、
(喫茶店で周囲のおしゃべりを聞いていたユーミンのように、彼らの生の声を聴けるチャンスだ)
 と私は耳を澄ませました。
 主に二人の男の子が話していて、自称モテ男と彼女ナシの男の子。
 彼らの顔は見ていないけれど、彼女ナシの男の子はその会話のテンポの早さや声の落ちついた様子から、本人が言っているほど女の子に縁がないわけではないのでは、と思いました。
 彼女がいることでその場でもてはやされて調子にのるモテ男。
 会話はえげつない方向に向かい、私は聞いていて具合が悪くなるほどでした。
 でも何も文句は言えない。盗み聞きしている私が悪い。
「もうやめろよ」
 そう静かに彼女ナシの男の子に言われて黙るモテ男。
 バスを降りて思ったのは、私が書いている物語はなんの現実味もない夢物語なのでは、と。
 実際の十代の男の子の正直な気持ちなんて描けるわけがない。
 弟が二人いて、わが子も絶賛思春期真っ只中の男の子で、なんとなく男の子の実態を知っているような気持ちになっていたけれど、何もわかってないんじゃないか、私は。
 これから書きたい物語があるのに、それはただの幻想で、女の子から見てこうあってほしい男の子の物語しか書けないのではないか。
 だけど、書くしかない。
 そんなふうに落ち込んだり、鼓舞したりしていた私に、推薦レビューが届いたのでした。

 U|君色文庫 さんの作品を読んだ時、思いがけない改行やスペースの使い方に、度肝を抜かれました。
 もともとの文章力に加えて、小説という媒体で発揮されている遊び心に「世の中にはこんなに面白い人がいる!」と心がわきたつ思いがしました。
 そんな U|君色文庫 さんに推薦レビューを書いていただけて、涙するほど幸せでした。

 U|君色文庫 様、ありがとうございました。

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