【総合評価○】競馬場探訪:英 ヘイドックパーク競馬場/Haydock Park Racecourse
緑緑緑。マイナスイオン満載の競馬場。パドック周辺の独創的な雰囲気は特におすすめ。
イギリスの競馬場を独自の視点で評価しています。総合評価は◎〇▲△の四段階。各評価ポイントは★×3が最高点。全ての競馬場の評価一覧は以下の記事をご覧ください(随時更新中)。訪問を検討されている方の参考になれば幸いです。
https://note.com/ippei_genuine/n/ne3ab24c12e85
ヘイドックパーク競馬場 / Haydock Park Racecourse 概要
所在地:イギリス Merseyside County
創設:1899年
開催競馬:平地競争、障害競走
馬場:芝(左回り)
主要なGIレース:以下のとおり
<9月>
- Sprint Cup スプリントカップ
出走条件:3歳以上、距離:6 furlong (1,207 m)
※この他に障害競走のGIが開催される。
・ 総合評価 ○
小規模の競馬場であり、レース観戦において新鮮味は感じないが、緑にあふれ落ち着いた雰囲気はイギリス国内随一。特に木々が生い茂るパドックの雰囲気は格別で、森の中にいるかのよう。イギリスの競馬場の中では古い部類には入らないが、パドックの背の高い木々の中で馬たちを見ていると、遠い昔、競馬はこのような環境で行われていたのではないかと思わず想像してしまう。
リバプールとマンチェスターの間に位置するため、どちらかの都市に宿を取って遅くまでゆっくり楽しむのがおすすめ。
・ ロンドンからのアクセスの良さ ☆☆☆
- London Euston駅→Liverpool Lime Street駅(Avanti West Coastの直通電車で約2時間15分)
- Liverpool Lime Street駅→St Helens Central駅(Northern Railの直通電車で約15分)
- St Helensバスターミナル→Haydock Parkバス停(バスで約30分)
- Haydock Parkバス停→Haydock Park競馬場(徒歩で約5分)
※リバプール経由ではなく、マンチェスターやウィガン経由でもアクセス可能。いずれも競馬場最寄り駅やバス停は異なるが、所要時間は同程度。
・ 公共交通機関のみでのアクセスの良さ ★☆☆
【電車+バス+徒歩】
時間を要するが公共交通機関のみでアクセス可能。ただし上記で紹介しているSt HelensバスターミナルとHaydock競馬場を結ぶバスの本数は少ないため要注意。
・ 場内の雰囲気 ★★★
全体的にコンパクトではあるが、スタンド内には観覧席、観戦エリアにはベンチが多く配置され、ゆっくりと快適にレースを楽しむことができる。また、パドックエリアをはじめ、競馬場全体が緑にあふれており、とても落ち着く。植栽や銅像も多く、散策していてとても楽しい競馬場。

・ レースの臨場感 ★☆☆
外側に障害用コース、内側に平地用コースという構造のため、平地競争については、観戦エリアからの臨場感はやや薄い。

・ 競馬場周辺の観光 ☆☆☆
乗り換え地となるSt Helenaは、市庁舎の建物等街並みは美しいがバスの待ち時間に街歩きする程度で十分か。ロンドンからの日帰りではもったいない距離にあるため、マンチェスターやリバプールの観光を組み合わせるのが良いのでは。
・ 参考情報(競馬場のHP、写真等)
ヘイドックパーク競馬場HP:
https://www.thejockeyclub.co.uk/haydock/
関連写真:以下のとおり。なお、これらの写真はいずれも重賞レースが実施されていない日に撮影。大きなレースが開催される際は、観客数や競馬場の雰囲気、入場可能なエリアに違いがあると思われるため、ご留意いただきたい。

↑ St Helens Central駅。駅から歩いて数分のところにバスターミナルが位置する。


↑ バス停から競馬場入り口までの一本道。基本的には車で訪れることを想定した競馬場のようであるが、歩道はきちんと整備されており、緑の中を歩く道中は清々しい。

↑ メインスタンド裏手にある競馬場入場口。突き出た時計塔がかわいらしい。

↑ スタンド裏手には、英ダービー9勝を含む通算4,493勝を挙げた名手、Lester Piggottを記念する像”Start to Finish” が置かれている。Piggott騎手のデビューと引退直前のレースがHaydock Park競馬場であったことが由来とのこと。

↑ 競馬場の全体図。パドックが第一コーナー付近に位置する個性的な配置。

↑ 観戦エリアの様子。小さなスタンドが横に長く連なっている。奥に見える木々の先がパドック。

↑ ゴール版付近から反対方向にスタンド群を眺める。

↑ スタンドからコースを望む


↑ コースの内側を平地競争、外側を障害競走が用いる構造のため、平地競争のレースは観戦エリアからやや遠い。


↑ パドックの遠景。高い木々が生い茂り、森の中にいるような気分に。

↑ 心なしかパドックを回る馬たちもリラックスしているように見える

↑ パドック奥のジョッキールームが入る建物も幻想的。

↑ パドック側のウイナーズサークルも森の中


↑ パドックは第一コーナー付近にあり、ここからレースの観戦も可能。このベンチは競馬場内で一番のお気に入りの場所。

↑ フォトジェニックなキオスク

↑ 場内はパドック以外にも植栽が多く緑豊か

↑ 移動の拠点となるSt Helensの市庁舎。観光都市ではないが、乗り換えのついでに一見の価値あり。
<以上>
