夏に飲みたい、そんな一本をご紹介。
Eughenès Nato Bene “Lucido”|Sibiliana Vini
シチリア西部、トラーパニ県ペトロジーノ。
太陽に照らされ、海に囲まれ、そして強い風が吹き抜けるこの土地で造られるワイン。
今回ご紹介するのは、Sibiliana Vini Eughenès “Nato Bene” Lucido
「Eughenès(エウゲネス)」とは、古代ギリシャ語で「生まれの良い」「高貴な生まれ」を意味する言葉。
そして“Nato Bene”はイタリア語で「良く生まれた」。
シチリアに古くから根付く文化や歴史を感じさせる名前です。
生産者|Sibiliana Vini
Sibiliana Viniの母体となるのは、Cantine Europa。
1962年、シチリア西部のペトロジーノで農家たちによって設立された農業協同組合です。
現在では約2,000名のブドウ栽培農家が参加し、
トラーパニ、アグリジェント、パレルモの3県を中心に、約6,000haものブドウ畑を抱えています。
大きな協同組合だからこそできるのは、
一つの畑だけではなく、シチリア西部の広い土地に存在する様々なブドウ畑から、土地や品種の個性を見極め、ワインとして表現していくこと。
そして2014年。
Cantine Europaが持つブドウとワインを、より高い品質で選別・ボトリングし、シチリアの魅力を発信するブランドとして誕生したのが、
「Sibiliana Vini」です。(Cantine Europa)
ブランド名の由来となっているのは、ペトロジーノの海岸に今も残るトッレ・シビリアーナ。
16世紀頃に建てられた海岸の見張り塔で、かつては海から迫る海賊やマグロの回遊を知らせる「灯台」のような役割を担っていました。
Sibiliana Viniもまた、
シチリアという土地の魅力を照らし、伝えていく存在でありたい。
そんな想いがブランド名に込められています。(Sibiliana Vini)
Lucido
このワインに使われるのは、
Catarratto Lucido
カタラット・ルチド 100%
シチリアを代表する白ブドウ品種、
カタラットの一系統です。
IGP Terre Siciliane。
アルコールは13%。
淡い麦わら色に、緑がかったニュアンス。
香りには白い花を思わせるフローラルな印象があり、公式テクニカルデータでは、シトロン、レモン、白い花などの香りが挙げられています。
味わいは軽快なだけではなく、しっかりとしたボディと構造を持ったタイプ。
海に近いシチリア西部らしい、爽やかさと果実感を楽しめる白ワインです。(Sibiliana Vini)
醸造についても、収穫したブドウを素早く醸造所へ運び、やさしく圧搾。
低温で温度管理をしながら発酵させ、その後ステンレスタンクで仕上げるスタイルが採用されています。(Stoppervini)
大きな協同組合だからこそできること。
そして、大きな生産者だからこそ、
シチリアの土地と固有品種をどう表現するのかという挑戦。
「大規模=画一的」ではなく、
広大なシチリアの土地と、そこでブドウを育てるたくさんの生産者の力を、一つのワインにまとめている。
そんな背景を知って飲むと、
いつものシチリアワインが少し違って感じられるかもしれません。
8〜10℃くらいに冷やして。
魚介料理はもちろん、
前菜、サラダ、フリット、パスタなど、日常の食卓にも合わせやすい一本です。
Portavinoでは、
こうした「その土地で、誰が、どんな想いで造っているのか」まで楽しめるイタリアワインを
少しずつご紹介していきます。
🍷 Sibiliana Vini
Eughenès “Nato Bene”
Lucido
IGP Terre Siciliane
Catarratto Lucido 100%
13% vol.
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