【映画感想】「ちいかわ」島二郎、ラッコ先生、くりまんじゅうから見る、大人の責務を果たすということ。
いぷしろです。
今日は、映画「ちいかわ 人魚の島のひみつ」を、おっさん1人で鑑賞してきました。
本当は、家族で見に行く予定だったのですが、ちょっとスケジュールが合わず、8月に入ってからになるだろな、と思いましたので。
小3と5歳児が見てもいい映画かな?の確認として、下見をした形になります。

まあ、結果として、ぜんぜん見れるな、と結論しました。
序盤が少し退屈だけど、セイレーンが登場してからは物語がどんどん動き出し、アクションも多く、テンポもいいですね。
驚かせるタイプの恐怖シーンもないし、ラストも……まあ、綺麗な島と海のシーンで終わるし、いいんじゃないですかね!!!!!
そして何より、子供たちにむしろ見せたいものが多く画面に映りました。
それは、こうあるべき大人の姿、模範となる大人の姿です。
この映画を見て、いつかこんな大人になりたいな、と子供たちが思ってくれるなら本当に嬉しいことです。
ぜひぜひ、たくさんの子供たちが、この夏にこの映画を家族で見てほしいな、と思います。
え?
どれ?
どれがこうあるべき大人の姿、模範となる大人の姿だよ、って?
そんなん、決まってるでしょ!!!
島二郎!
ラッコ先生!
くりまんじゅう!
でしょうが!!!
島二郎

島二郎、登場の時になんか、ガチャでSSRが出た時みたいな演出が入って笑ったじゃないですか。
でも実際、めちゃめちゃSSRだったし、島二郎がいなかった場合の勝ち筋が見えないよね。
島二郎、そもそも存在として訳がわからない。

どう見ても飲食店をやってるのに、島民から全く認知されていないから、誰相手に商売して生計を立てていたのかわからない。

なのに、めちゃめちゃ強くて頼りになる。
映画であらためて時間の流れを見て、えっ、島二郎、このバーッ!で、ちいかわたちが逃げてカレーを完成させるまでの時間、ずっと凌いでたの!?
ってヤバすぎる事実に気がつくよね。
水中フィールド、明らかにセイレーンの領域だけど、また、島二郎の領域でもあった、ってことなんだろうね。
なんなんだよ。
でも、俺が島二郎を評価してるのは、強さを他者の安心のために使うことなんだよね。

セイレーンが起きたことを察知し、自分が1人でそれを食い止める、って決めて、そこで出る言葉が
「俺はついでに貝を採ってくる」
なんだよ。
そんなわけないじゃん。
いくら島二郎とはいえ、そんな余裕があるわけがないじゃん。
でも、ちいかわたちが、躊躇なく自分を置いて逃げられるように、仮初めでも「安心」させられるように、さらりとそんな言葉を出せること。
これを、カッコいい大人と言わず何と言おうか。

そして、ずっと水中でセイレーンを食い止めた後、ボロボロの島二郎はそれでもまだ戦う。
「大事な客、そして、未来の客のため」
自分の身を省みず、未来を守るために戦う姿。
これこそ、大人が子供に見せたい姿じゃないか。

現実的な、不安が生じるかもしれない会話は、大人同士でやる。
ここも、効くよ、な!
ラッコ先生
ノーマークだった。
しかし、本当にかっこよかった。



とにかく、ラッコ先生は前向きなことしか言わない。
ほめる。ほめる。
とにかくほめて励ます。
彼もまた、自分の強さを他者のために使う、まさに「先生」というその呼び名の通り、尊敬すべき大人だった。
ちいかわたちを危険から遠ざけようとするわけではない。
だけど、いっしょに危険に飛び込んでくれる。
とにかくほめて伸ばして、生きていく強さを育てようとしてくれる!
本当にありがとう、ラッコ先生。
あなたと島二郎が揃った時の安心感、凄まじかったよ。
くりまんじゅう
最後に、くりまんじゅう。
いや、くりまんじゅうは何もしてねーだろ!!!!というツッコミが聞こえてくるようだけど。
彼はずっと、手の届く範囲を幸せにしてたよ。
目の前の1人だけを、ずっと幸せにしていたんだよ。


くりまんじゅうは、いっしょに来たシーサーと、ただただ穏やかな時間を過ごすことを選んだ。
そしてシーサーは、ずっと、ずーっと、その穏やかな時間の中で笑っていたよね。
この映画で、一番幸せだった2人かもしれない。
本当に、それでいいんだと思う。
島二郎やラッコ先生ほど強くない人でもさ。
身近な大切な人に、穏やかな幸せな時間をプレゼントすることはできると思わないか。
映画を見終わって、自分の家に帰ってさ。
家族を見て、この人たちが少し笑顔になるために、何か少し頑張っちゃおうかな、って思えるといいよね。
みんながそう思えれば、きっと世界は少し明るく楽しくなるよ。
だからどうしても、最後にくりまんじゅうのことを書いておきたかった。
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映画「ちいかわ」、決して悪趣味なだけでも、怖いだけの映画でもない。
やっぱり、子どもに見てほしい部分もたくさんある映画なんだ。
ぜひぜひ、この夏は家族でちいかわを見て、終わったあとにたくさんおしゃべりしてほしい。
わしからもたのむ。
