早く 今日の話を 俺は君に聞いてほしい|漫画『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』第6巻

(2025-03-12現在)
これまでの感想はこちら。
佐々木は迷っていた。
辞めかけていた部下が本部で表彰されるまで成長し、その晴れ舞台に同行を望んでいたが、佐々木の過去を気にして誘えずにいたことを知ったからだ。
「「本当は 一番世話になった お前がいいのに 馬鹿みてえに 我慢 してる」って 同僚が全部 教えてくれたよ」
佐々木は、過去の本部での大きな失敗の記憶があり、行くことを恐れていた。
「…お 俺は あんなに頑張った後輩の晴れ舞台に行ってあげたい ……行きたい
でもそれと同じくらい 俺はあの場所が今でもずっと怖くて嫌で仕方がない…」
それを聞いた田山は「誰もあたしたちに興味なんかない」と叫んだ。
「佐々木さんが何を…考えてどうなったって
世界は結果しか見てない
苦しんだり悩んだことなんてどうでもいい
そうやって決めたとしても何も知らないで佐々木さんを笑う奴は絶対いる」
それでも。田山は佐々木をずっと隣で見てた、と佐々木を励まし、背中を押す。
佐々木は、迷いながらも本部へ行く決意を固めたのだった。
一方、背中を押したものの、田山は佐々木を気にかけていたが、なかなか会う機会がない。約束のない関係に焦燥を覚える。
今日くらい誰か… 誰かがあのひとを褒めてあげていいんじゃないの
田山はいつもの場所へと走った。
スーパーの裏の、あの喫煙所へ。
約束はしてない。
会えないかもしれない。
でも。
誰も褒めたげないなら
あの時隣にいたあたしがやる
…あたしがいい
今でも、過去が怖い佐々木とかみー
話したいことが増えてきて。
偶然会うだけじゃ足りなくなってきて。
だんだん今の関係がもどかしくなってきた佐々木さんと田山さんがもう!もう!
ニヤニヤしながら読んだんですが。
印象的だったのは、佐々木さんと、かみーのエピソードかな。
2人はそれぞれ、以前の職場で大きな失敗をしていて。
一度、全てを台無しにしてしまったことがあるから。
今でも昔に怯えたままで。
また同じことが起きたらと何度も後ろばかり見て
前へは転んでばかりなんだよな
泣きたくなるよな うんざりだよな
申し訳なくて 悔しくて
辞めれるものなら何もかも
辞めちまいたいよな
上手くいかない自分を責めて泣く かみーを見つめながらの佐々木さんのこのモノローグがしみる。
ずっとじゃないしさ。
いつもでもないんだけどさ。
誰にでもあるんじゃないかな。
こういうことって。
この2人みたいに、ずっとしこりが残っている人もいれば、「あの時は絶望的に思えたけど、そうでもなかったわ」って人も様々だろうけど。
最終的な結論は様々でも、その時の苦しみって割と同じじゃん。
そして、この2人ともが励まされる田山さんの存在。
罪深いわね……
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